鉈ずきんちゃん「……だね。まっちゃんの言う通り、私達が前に出てあの子達を守っていかないとね。後方ならまだしも、前に出るのはまだ早いし……。 ……ん。まっちゃんは恨まれるのも、責められるのももしかしたら慣れてるのかもしれないけど……それでも子どもが夫を恨むのを、責めるのをただ見過ごすのはそれはそれで親失格だと思うから……。それに、まっちゃんだけに背負わせたりしないから。……昔と違って今はもう夫婦で、家族なんだから、一緒に背負わせてほしい。……気持ちは凄く嬉しかったけどね? (気持ちよさそうに撫でられながらも、まっちゃんの方を見て)」
エミリア「お兄ちゃんが私のこと大切に思ってくれるのは凄く、すっごく嬉しいけど……一緒に戦うって決めたのは私だから。みんなが帰ってくるのをずっと待ち続けるのは寂しかったし、戦ってる時に何もできないのは辛かったから。だから、お母さんたちを責めたりはしちゃダメだよ?
……それに、私はもう子どもじゃないから!回復魔法だけならお兄ちゃんよりも上だしね!
(これ以上続けるのはお互いのためじゃないと思ったのか、勝ち誇った笑みをしながら、ない胸をえへん、と張って冗談半分に言う)」
エミリア「ん……えへへ。赤くなってるお兄ちゃん可愛い」
(ギュッと抱きしめられると、嬉しそうにして)
エミリア「ん♪……良かったぁ。
(ホッと息を吐く。実は少し不安だったエミリアである)
でも、察した上で言ってるんだよ?昔は良かったことでも嫌になっちゃうってこともあるだろうし……お兄ちゃんには嫌われたくないもん。でも、そんなことないみたいでよかった……えへへ。……それじゃぁ、改めて、いつものお願いしていい?
(笑顔でヨハンの方を見て)」