作家のぶらり一人旅 PT

マカイヘンキョウゴリラ「ふふふふふ……じゃあ言葉通り、受け取っておきますね！
(なおも満面に笑みを浮かべる)」

マカイヘンキョウゴリラ「家名？家名……この家名って、なんなんですかね？
名前とは、何が違うんですかね……？
家名……(ちょっと頭を抱える様子を見せる)」

マカイヘンキョウゴリラ「う〜ん……でも、私はマカイヘンキョウゴリラなので、マカイヘンキョウゴリラです！
それに、勿論マカと呼んでくださっても大丈夫ですよ！クロードさん！」

クロード・シャリエ「（キキトの表情を見て、はたと。やっちまった、というような顔。）
……ん、んん。いやいや、まあ、事実だ事実。君がそこまで気にすることじゃァない。
……いや、ある程度の配慮を学んだら今後の人生に役に立つんじゃなかろうか、とも思わんでもないが。
俺も大人げないね。お互い悪かったってことで、相子としよう。」

クロード・シャリエ「……いやでも、本、本なァ〜……小説の方がマッジで売れないの。ほんと。本だけに。……ごめん。
なァキキトくん、何でだと思う？
（そんなことを言うからでは？　しかし真顔である。）」

クロード・シャリエ「あァ、そうだな。勇者はそういうモンと聞いてる。
魔王を倒す以外で戦いを終わらせるのは、過去の例からしても難しい、とは聞くけど……」

クロード・シャリエ「（にか、と笑った。）
いや、俺も好いと思うぜ。そういうの。
難しいってのも、先人の思い込みやもしれんしな。
君みたいな若いのが、そうやって、色んな道を模索していくのがいいさ。がんばれよ。」

クロード・シャリエ「……っても、まず魔界まで行かなきゃならんしなァ。そこまでにはやっぱり、実力ってのはいる。
君の力を疑ってるわけじゃないんだが、あー、そうだな。協力してくれそうな人とかはいるのかい？（と、些か心配そうな。）」