Data:
赤髪赤眼の魔術師。炎を主に扱うが、近接戦闘も行う。
その実力は、かつて活動していた大陸では五指に入るレベル。
　(※もちろん設定上の強さと実際の強さは一致するわけでｈ


〇経歴

・彼女の存在は、千年皇国時代から確認されている。
　突如として戦場に現れては、味方した勢力に圧倒的な戦果をもたらすことから、
　『紅の英雄』と呼ばれていたのも束の間。

・千年皇国が分裂し、国家間の紛争が本格的なものになると共に、
　彼女は魔物相手の戦争のみならず、国家同士の戦争にも出没し始める。
　友軍への被害を気にする様子もなく、一個大隊を軽々と蹂躙して行くことから
　兵士を始め、前線の将兵たちからは『戦場の悪魔』と大仰な二つ名で怖れられた。

・また、近年帝国が起こした獣人への侵略戦争においては、
　あろうことか獣人側について戦い、潰滅的な戦禍を齎したことから、
　帝国の人々からは、人に仇成す者として忌み嫌われている。

・現在はその理不尽な暴力性は鳴りを潜め、一人の傭兵として活動しているが、
　今なお『人類の敵』としての印象を強く持つ人々も多く、忌み嫌われ、畏れられる存在である。

・魔術師協会に所属しておらず、度重なる勧誘も退けて単独で魔術の研究を進めている。
　非協力的な態度は、研究魔術師ではなく戦闘魔術師としては珍しくないが、
　彼女のように、利益さえも享受しないような事例はほとんど類を見ない。
　ただし彼女の側からの技術提供は稀に行っており、またその成果が鋭いものであることも多く、
　一概に悪い関係とは言えない模様。

・どうしてトスナ大陸なんかにやってきたんだろうね（丸投げ）


〇性格
常に高圧的な態度だが、悪意はない。
ただし善意はもっとない。

その過去、行動原理など、不透明な部分が多い存在だが、探られることを酷く嫌う。

また、一部の暴力的な民衆・冒険者たちが彼女の後援会を名乗り、『パンデモニウム』という集団名で活動しているが、
これに関して彼女はあまり歓迎していない様子である。

情動に乏しく、人を殺める時にも眉一つ動かさないが
一定の条件下に於いては烈火のごとき激情を見せる。


〇戦闘関連

圧倒的な火力の炎属精魔術と、鍛え上げられた体術・鎚術を扱う。

案外に小柄で、体格だけなら十代の子供と同じくらいだが、
呪法と呼ばれる異国の暗示術で腕力を強化している。

怪力から放たれる速度十分な一撃は、下手な前衛を超える破壊力を持つ。

彼女の扱う魔術式は独特の改良・調整を加えてあり、
特に火属性第一階位「火球<fireball>」に関しては基本的な第一階位の魔術とは思えないほどの破壊力・魔力効率を誇り、彼女の代名詞ともなっている。

唯一の弱点である打たれ弱さは、鍛え上げられた体術や呪法からなる敏捷性でカバーしている。


〇戦闘技術
属精魔術(Ｓ)…元素魔術を古代印術と融合させ、昇華した最先端の魔術。
　　　　　　　彼女が協会から得た数少ない援助の一つでもある。
鎚術(Ｓ)…皇国、帝国を始めとする人類国家の間では見られない、しかし洗練された流派。
　　　　　獣人の技術ではないかと噂する者もいるが、真相は定かではない。
呪法(Ａ)…原理・出自、共に不明。鎚術と同様に、本人の口からその詳細が語られることはない。
体術(Ａ)…『原始の法則』を完全に無視した動きは、その矮躯に圧倒的な機動力を与える。
　　　　　おそらく彼女の独自魔術によりサポートされている、とはとある帝国魔導騎士の言。


〇演出メモ
・呪法「羅刹招来」
・呪法「痛覚遮断」
・呪法「畏怖セヨ」
・呪法「輩ヲ食ラエ」
・頭砕衝
・壊炎撃
・火５「熊猫式火球<PandaFlareBlast>」
・火４「猛炎烙壁<flamewall>」
・火４「炎上領域<zoneofflame>」
・火６「緋緋焼滅獄炎<H.F.crimson>」