作家のぶらり一人旅 PT

クロード・シャリエ「（うわ〜すっげぇ怪しい……）」

クロード・シャリエ「……あーっと、この本を必要としてるのは君でいいのかい？　そう聞いてるんだが。
読み終わったら返してくれたらいいさ。僕の方も借りることだしね。
本を読むのは早い方だから、待たせることはないはずだぜ。
じゃ、とりあえずそういうことでよろしく。」

クロード・シャリエ「相手の手が割れると対策も立て易いからね。十分参考になるさ。」

クロード・シャリエ「そりゃ良かった。可愛い顔して、実は非平和主義者だったらどうしようかと思ったよ。
（と、冗談めかして言ってみせた。）」

クロード・シャリエ「ああ、よろしく……マカイヘンキョウゴリラ？
えー……マカイ・ヘンキョウ・ゴリラ？　かい？
（ゴリラ……？　という顔をしている。）」

クロード・シャリエ「いや、すまん。文化の違いって奴だ。僕にとってはあまり聞き慣れない名前でね。
マカイヘンキョウゴリラちゃんと呼べばいいのかな。ちょいと長いかい？」