No-223 死にフラグ

「冗談じゃない、こんな英雄モドキだらけの世界にいられるか！
俺は帰るぞ！」

「……ってのでいいんだよな？　な？
よくわかんねーけど、適当によろしくなー！」

「ネクラ男、いい加減に無駄な抵抗はやめなサーイ！
メイドのギフトに教えてあげまショー！

↑大抵、冥土に送れない」

「無事に元の世界に戻れたらパワードイクサーに乗るんだ…」

「あちゃー　死にフラグ回避できずだよ
　まいったね、こりゃ。　は　は。」

「そんなわけで、
　約束どおり、今回は召喚士護衛に志願しておくよ
　足手まといしちゃったらごめんね。」

「しっかし、死にフラグってのは連鎖するもんだね
　もしひょっこり護衛隊に入れちゃったら
　ホントに死にかねないねー　俺。」

「ま、もし護衛で一山当てられたら
コレを機会にマトモに働いてみよっかね。はは。
ん、今回の死にフラグはコレだね（…）」

「あ、そうそう。
　ムラサメちゃんいらっしゃい。歓迎するよ。
　英雄どもの死に様をゆっくり見てってな」