No-20 奪われたヒロインの座（仮）

「ヒロイン、コンテス、ト？
な、何やら場所を間違ったような気がするが……

そもそもコンテストならば何で優劣を決めるのだ。馬上槍か？」

「ユーティさんは何を言ってるのかな？ボクの生産された時期だと、NASDAはJAXAになってるﾖ。あと、ボクは22より23の方が好きなんだﾅ。あれ？なんのことだろう？」

「さーて、なんかどんどん人が増えるﾈ。トラックさん、トラックさん、キャタピラー 797って奴を持ってくればきっとみんなの寝床を確保できるﾖ。」

「ソフィアさん、いらっしゃいませ。
これは輜重兵の荷馬車の類で戦車じゃないです。
勿論、轢殺す事はできますが、
運転手の佐川さんが免停没収になっちゃう。

ミナさんもいらっしゃい。
初めましてですね、カオスの館へようこそ！
ここのギルドの名前が変わるのは毎日の事なので、
気にせず、ゆっくりしていってね！！
決まるまでギルド名は、絶賛募集中なのです

国を挙げての戦争に、SAN値が何だ。
SAN値の限界が何だ。馬鹿野郎！！
――いや、何となく言ってみたかっただけ。
限界の向こうは無限大なので、
アリクイさんも黒子さんも頑張ろうね。」

「佐川さん、今日は配送のお仕事お疲れ様です。
今日はうんとサービスしちゃいますね。
はい、『30分肩叩き券』三枚組になります。
黒子さんがちゃんと揉んでくれますよ？
人数が増えると私の私室が……
早く増築して貰わないとプライバシー崩壊しちゃう。

天地、随分とさっぱりしたわね。
それエステ帰り？ 今度、そのお店紹介してね！
戻る前の顔を見ると悪戯したくなるのさね。

バレンさん、それ間違ってる。
野球はバットか硬球で相手の頭蓋を叩き割った方の勝ちよ。試合中に死者が出るのも珍しくない。
日米で盛んなのは、かつてサムライの時代に開国を巡った親善試合が行われたからとか何とか」

「東洋人は醤油があれば何でも食べれるんじゃ？
ええとお酒、お酒……ジュースを医療用アルコールで割れば大丈夫かな？

ぽぴ子ちゃんは、本当に“いい”性格をしていて、お姉さん、とても感心していますよ〜♪
ご褒美に晩御飯は美味しい物を食べに行きましょう。
二枚の毛布もちゃんと二人で分けてあげる。
女の子の特権はよく分からないけど、
ぱぴ子ちゃんなら何でもOKよ。オーライ★


私、昔から言われるんです。
『ユーティちゃんは、とっても“イイ”性格をしてるね、って』
きっと学校の内申点は良かった筈！！

ヒノトさん、積荷にお酒があったので、
ガンガン飲んでしまいましょう！！
内需が増えれば、きっと景気も良くなりますよ。
お酒も飲まれた方が喜びます！」

「んあー、えらい古風な人が…。これはまあ、馬車みたいなもんだと思ってくれればいいんじゃねーのかな。基本的には輸送専門。人轢いちゃったら俺は明日からお飯の食い上げよ。」

「まあそういうわけでヒノトらの頑張りによってコンテナも拡張しました（プロフ参照）。ついに便所もつくったぜー。」

「男部屋の寒さはどうにかならんもんかね。俺このまま運転席住まいで良いかもしれん。今週はその辺の改善をだな…。」

「ぁっ…あのソフィアお姉さんも来てくれたっ♪

ええっとー…ボクの名前は天地、トレジャーハンターだよ？
と言う訳でー…ミナさん、ソフィアお姉さん、宜しくね？

…リンケージ名は、あんまり気にしちゃダメ…だと思うよ？」

「あれ、そんな生活してたんだ、ボク……。
そう言えば確かにそうだったような…ううーん。
」

「うんっ、ぽぴ子ちゃん、宜しくねっ♪
……えっ、軟派どころかカツアゲもされて、おまけに体育座りを強要？
…でもいいひと？

…ユーティお姉ちゃん？（ちょっと混乱しつつも、ジー、とすっごいジト目。）」

「ううん、名前…覚えられてるかなぁ…ええっとー…


(名前を挙げる毎に、指を折ったり広げたりしながら）

タケちゃん、トラックさん、ウォルターさん、バレンさん、ボク
…と、アリクイさん。

ソフィアお姉さん、ユーティお姉ちゃん、ミナお姉さん、ソレイユお姉ちゃん、ぽぴ子ちゃん…

うん、大丈夫…かな？

…うぅん、こう数えてみると、ユーティお姉ちゃんのHP（ヒロインポイント)があぶｎ……

って、ボク、何言ってるんだろう…今のナシでね？」

「それにしてもー…


新しいマップに来てから何だか糖分が切れたような、武器が重いような、物足りない気分……誰か、甘いものもって…ないよね。

ううん、戦う相手も変わるみたいだし、ちょっと怖いなぁー…。」

「ソフィアさんミナさんいらっしゃい。
どんどん人が増えていくなァ。トラックに全員入んのかコレ？

俺は呼ばれていないから仕事しなくていいんだな。じゃあペットでも捕獲してみるか
（カモノハシに餌を与えようとしている）」

「お、俺がメイド服好きということを何故知ってる？ヒノトも工房士ならメイド服ぐらい作れたりしないのかね。

Σあぁっ俺の枇杷がっ！
パピ子ちゃんは本当に女子小学生なのか・・・？俺に通ずるところがあるぞ」

「正統派：ソレイユさん
ツンデレ：ソフィアさん
噛ませ犬：ユーティ嬢
ゴス系：ミナさん
年齢詐称：パピ子ちゃん
マスコット：アリクイ
隠しキャラ：天地くん
これで一通りの需要には応えられるな」

「（ぽぴ子は髭をモフモフさせている……）

ソフィアさん、それからミナさんも、はじめまして。よろしくお願いしますね。」

「トラックさん、女の子のために自分の寝床を貸して下さってありがとうございます。なんという紳士さ。素敵です。

運転席と助手席をソレイユさんとわたしで……ですか。わかりました。ソレイユさんの身の安全は、私がしっかりとおまもりします！」

「正気度が限界なのは誰のせ　ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ」

「カップ麺いいじゃん。とりあえず腹は膨れるしさ。俺の食生活はトラックの運ちゃんと同じだと思うよ。肩書き無職でも毎日銀座に行くほど暇じゃねー」

「寝床作る手伝い？　おい佐川、どうして俺だけ手伝いなんだよ！　そこのハゲとか天地とかタケちゃんも駆り出せよ！
ぽぴ子ちゃんたーすーけーてー　その如才のなさは俺の中でヒロイン認定（びしっ）

…バタバタしててすまん。ソフィアさん、これ戦車じゃなくて住居だから。これからよろしく」

「失礼致します、此方お邪魔しても宜しいでしょうか…（中の人ﾋﾞｸﾋﾞｸ）」