No-228 この『世界』が、だいすきだよ

「上手く攻略できてしまえば、これで終わりも確定じゃの。
勝手に注目していたり、話のネタに使っていた人は多かったので、その辺りお騒がせしましたと言わざるを得ないの。
――少なくとも、毎回きっちりやることはやって、1度も後ろに下がることはなかったくらいには積極的かつ、好きじゃったぞ、とだけの！

……どうにも、人前で好きとか言う言葉は、直接対象が人でなくてもこそばゆいのー……。」

「……」」

「あれー、何これー？
なんだか妙に可愛いのがいる･･･とりあえず撫でとこ♪」

「…この世界も悪うないが…妾はお主らが好いておる。

最後まで供をしようぞ、我が同胞達よ。」

「常闇のこのカレイディアやけど、心にはいつでも明かりが灯ってるで！
過ぎ行く時間を大切に、そして再開を願って。」

「神様がもし本当におんねやったら、場所なんか関係ない思うで？
心からの祈りや願いはきっと世界や次元を超えるはずや！」

「はにゃー、出遅れました。でも、間に合ってよかったです。」

「この世界に来て、皆さんと出会えてよかったです。私の想いも糧にしてくださいねー！」

「終わり間近のこの時にも、まだ新しい人が寄り添ってくれる。
本当に、ありがとうね。
最後まで、一緒に行こうか。
」

「　」

「今日の戦いを勝ち抜けば、ひとときこの『世界』は休みに入るね。
負ければまだ続けられるという誘惑は振り切って、
ここはビシッと締めた方がカッコいいかな、『英雄』的にはね。」

「『たとえこの身は朽ちようと』というのはバッドだよ。
その身は依代、この『世界』の一部だからね。
そして魂…君自身もまた、大事なこの『世界』の有り様なんだよ。」

「そして、祈りはどこでも、何にでも構わないと思うよ。
大事なのは、祈る人の気持ちだから。
出来れば『お願い』よりは、『感謝』の祈りをしてあげてね。」

「『今日も一日事も無し』『お酒が美味しい』
『いい人たちに出逢えて良かった』
今この『世界』に居る喜びを、何よりもまず伝えたいかな、うん。」

「　」

「そして最後の選択は、みんな真剣に考えよう。
この『世界』を居場所と定め、とどまるのか。
この『世界』の想い出を胸に、元の『世界』に還るのか。」

「一度還って、再度出直すなんて選択肢もあるね。
それがどんな選択であったとしても、僕はそれを肯定するよ。
みんなが、この『光』を持ち続けている限りね。」

「今回の旅が終わったら、みんな一言ずつここに記して行こうか。
去る者の残す言葉、残る者の贈る言葉。『世界』への愛の言葉。
共に過ごした日々の証に、寄せ書きのようにね、うん。」

「（拙者の体はみんなのものでござるよ、ヨシツネどの）

（しかしヨシツネどのがそういうなら……別に何をされてもかまわないでござる（ぽっ）」

「皆の気持ちがひとつになっているな…

私も、また祈る…」

「もう、今日明日で帰らなきゃいけなくなっちゃうだろうから、もういちど。
私は、この世界が大好きっ！」