No-20 FREE TRUCKS

「(アリクイさんは光の粒子となり消え去った　　　（予定っ）」

「これよりFREE TRUCKS（仮）は『星降る極座』攻略作戦を開始する！！

思えば最後まで（仮）は取れなかったわね。
でも、ここは確かに私達の家だし、帰るべき場所だった。
今こそ（仮）を取る日が来たのかもしれません。

そうです。私が――私達が『FREE TRUCKS』だ！！

この結束をもって最後まで戦い抜きましょう。
ソレイユさん、残っているアルコールを開けて！
お酒がなければ水杯よ！！

また皆で再会できる日を信じて！！」

「＞佐川さん
車検もないこの世界ではトラックも大変だよね。
騙し騙しになるけど、ここが一つの決戦――
あと少しだから、もう少し力を貸してね！！

＞バレンさん
パレードに混じっても、この私の魅力なら目立ってしまって周囲のダンサーに申し訳ないですよ！
なるほど、ミュージシャンが死んだらバレンさんも死ぬ。
骨は拾ってあげるから全力で戦ってね！
その魔眼も開放しちゃっていいわ！

＞カグラさん
武士は食わねど高楊枝よ！！
補給がないくらいで戦争できないなら旧軍は開戦しなかったわ！

私の銃ではダメなんですよ。
毛皮に傷をつけない様に撃つのが狩猟の鉄則なんです。
だから風穴空けたら猪さんに申し訳ない。
……そういう事情で格好いい大人のカグラさんにお願いしようとね。
乙女の柔肌に傷が付いたら大変だし！」

「＞アリクイさん
これで黒子さんを犠牲にする必要もなくなりますね。
この作戦が無事開始したら紅茶を飲みつついいましょう。
『あの極座は少し遠すぎたようだね？』

＞ソフィアさん
召喚師さんの護衛は宜しくお願いします。
本隊が壊滅しては攻略戦は、そこで終了ですからね。
それでも、ソフィアさんならソフィアさんならやってくれると信じています。

＞ハムさん
ハムさんはサポートを宜しくお願いします！
カモノハシになったハムさんを見れないのは残念だけど、それはこの後の楽しみにしましょうか」

「＞タケルさん
タケルさんって本当に無口ですよね。
最後くらいはちゃんと喋りましょうよ、ねぇ？
ドラマの撮影成功を祈ってますよ？
（もう最終回収録されてそうだけど）

＞ぽっぴーちゃん
ぽぴ子ちゃんやアリクイさんの装備回収がなければ、ここまで頑張れなかった。
そういう意味では最後まで頭が上がらないよ。
そんな、ぽぴ子ちゃんも今では軍師様だけど、孔明の罠で最後まで宜しくお願いするわ！！
108の宿星の命じるまま頑張りましょう！（三国志と水滸伝が混じってる）

＞天地
おどおどしてないで頑張るのよ！！
元の世界に戻ったら改造した連中をブッ潰すんでしょ？
男の子なら気合入れて頑張りなさい！！
――骨は拾ってあげるんだからね！！」

「＞ソレイユさん
収穫期なら派手にご馳走作っちゃいましょうよ、ねぇ♪
旬の野菜は旬に食べるのが一番だわ。何が食べれるのかなぁ。
私、この攻略戦が終わったらダイエットや自重を完全にやめて、たらふく食べるんだ。

魚の調理法には、しゃぶしゃぶとかお刺身って食べ方もあるのよ。
海に辿り着く前に停戦になっちゃうのは残念だけど、
お刺身は次の機会にレクチャーしましょうか。
我流だけど丸い魚の捌き方とか得意なの♪

ソレイユさんが来てからご飯は美味しくなったし、
佐川さんが鼻の下を伸ばす機会も増えた。
吹き飛んだりしたけど、色々あって楽しかった。

『星降る極座』の攻略も頑張りましょう！！」

「＞ドジョウさん
運び屋としての能力に期待してお呼びしたのに、お仕事があんまりなくてごめんね。
ご飯は皆で食べる方が美味しいのだけが救いだったわ。
戦い抜くのか、元の世界に戻るのか分からないけど、どっちにしろ武闘派のやる事に大差はないわよね？

……体は資本だから無理しないように。

＞堅護さん
娘さん捜索の手助け、役立たずでごめんなさいね。
密室行方不明事件が解決しないなんて恐ろしすぎるけど、
そもそも、このトラック密室じゃないしね。

どこかで再会できる事があれば、パパさんが探していた、と伝えておくわ。
龍造院って珍しい苗字だから、私の鳥頭でも忘れない。
では、そろそろ出撃の時間かな？」

「初戦で堕とせる極座とは思わないけど、お別れの挨拶をして敗北は悲しすぎる。
最上階に待ってるのが教皇だか双子座だか知らないけど、正義は必ず勝つ事を証明しましょう！！

私は――さよならを言わない。
皆で笑えば一人じゃない、って実感できる！
また逢えるかもってドキドキもワクワクもできる。

また逢いましょう――GOOD LUCK！！」

「果たしてこのままアッサリ決着がつくのか…。あー喉いてぇ

＞ユーティ
デバッグとか裏事情話しちゃダメだから、なっ？
信○といっても男やら女やら魔王やら色々いるからなァ。
表現の自由って素晴らしい。

破戒僧なら喜んで。


＞カグラ
お前…それやってて悲しくならないか…？（冷たい視線で
低次元化の法か。やれないでもないが、一つの世界（ゲーム）に入ったらそれまでの上に、お前さんが入ったところで操作する人がいないと何にもならないぞ。


＞ソレイユ嬢
ふーむ、降ろしたやつを制御するだけの力がないと難しいものなのか。
となると幻獣種を呼ぶとなると…（ぶつぶつ

クソッ、みみかきは、みみかきはどこだーッ！！
カグラ、てめぇ隠したろ、てめぇが隠したんだろォ居場所吐けやコラァー！」

「いけない。そうなると民間のカモノハシが犠牲になっちゃいます。」

「ただでさえ増えすぎてて社会問題になってそうですから、本当に時間の問題かもしれません。
本当に種族間戦争にならないといいんですけれど。」

「猫、いいですね。猫……」

「……。」

「そういえば、猫にも魂を抜かれたりして、散々な目に遭わされました。
動物からは嫌われているのかも。」

「紙が潤沢にある…っていうのもすごいです。元いた場所に持って帰ったらみんな喜ぶかな。」

「確か、私の住んでいた国のはるか東のほうでは、剣や雲に乗って飛んだり、生身で飛んだりしていたみたいですよ。
雲といえば……ちょうど、グラハムさんのような感じで。」

「ドッペルゲンガーが化けると、バレンさんなのか虚像なのかミュージシャンなのかわからなくなってしまいそうです。
最近、虚像の死が実体に影響する光景をよく目にしますから、勘違い以外にも注意が……」

「ただ、あればかりは注意してどうにかなるものでもないのが悲しいところです。」

「ここが、私達にとっては異世界そのものですから。
使役される側に回るなんてことは想像もしてませんでしたけれど。」

「お茶の用意でしたら、いつでも。
ただ、これが最後になってしまうかもしれないと思うと……やっぱり寂しいです。」

「出来る事なら、最後までこうしてご一緒したかったのですけれど…。
元の世界に戻れるのを喜べばいいのか、悲しめばいいのか…。」

「挨拶って凄く大事ですものね。形も、その中の気持ちも、どちらが欠けても通じませんから。」

「それにしても…随分と厳しいご家庭にいらっしゃったのですね。
叱られてるお話ばかりを耳にしているような……。」

「他にも、有名な所ではカルーアやベイリーズなんかもありましたね。
意外と、甘いお酒にも需要はあるのかもしれません。」