No-196 ヤクルト販売中

「ちょ　ばっ　何だよ急に!?
　おう、腹の方はばっちりっスよ!!
　っし、片付いたし花火だな花火。んじゃあたしはこいつで。」

「（手で持ってはいけません　と書いてある花火を手持ちで
　振り回してる。100連発とか安っぽい印字がちらっと見えた。
　両手持ちでダッシュ中。一応上空には向けてはいるけれど
　君は避けてもいいし当たってコゲてもいい。）」

「＞ミツフネ
　おー、あんがとよ!!（お冷や一気飲み）　
　ま、涼しいから酔いもすぐ抜けっけどな、はは。
　そっちも洗い物おつかれさーん。
　なんかこう、すげー似合うよなそーいうの……」

「あ、お気遣いありがとうございます。酔いは大丈夫です。その、急な話ですいませんけど・・・私はそろそろ自分の世界に帰ることにします。ここはとても楽しかったです、ありがとうございました。
その、私についてきてた小さい子が後は代わりに頑張るので戦場で見かけたらよろしくお願いしますね。」

「よっしゃ、ミッちゃんも手伝ってくれたし、片付けも終わったから、みんなで花火や！
ショウさん言うてるみたいに、心にずっと残る思い出作って、きっとまたココに戻ってこれるくらいの楽しい花火にしよ!!」

「ほいじゃ、レディ、ウチには線香花火ちょうだいな。
花火言うたら線香花火、線香花火言うたら初音ちゃんやんなぁ（ボソリ）。」

「あー、それからオイちゃん、なんか線香と閃光取り違えてるんちゃう？
線香花火言うのんはなぁ、コレや、見ててや…（そっと火を点けた）。」

「（瞬間、常闇の世界に太陽が昇ったかのように辺りは白い閃光に包まれた）。」

「目が、目がぁぁぁぁぁっ!!」

「って、こういうお約束の展開もありやんな、うん（目を押さえながら）。」

「もはや「同ネタ多数ゴメン」てのも一つの古き良き様式美やでっ！」

「オデンさんへ
ええ、ありがとうございます。花火はですね、この先端に火をつけると、火薬がくるまってるところまで火が来て綺麗に燃えるんですよ
いつも夜だから花火も似合うかなとおもいまして
線香花火は…そうですね。けなげさとかがすごいですわよ」

「…

（名残惜しそうに線香花火を眺めている）」

「ショウさんへ
うんうん、その意気よ！やあね、おばさんたら少ししんみりしちゃって…
ええ、そのためにも今の戦いをしっかり終わらせないとね。はい、ヤクルトどうぞー！」

「ハムさんへ
いえいえ、いいのよー。お弁当は、ごはんやおかずを入れ物にいれて持ち運べるようにしたものよ
バーベキューとはちょっとちがうわね、うふ
お弁当をつくって外で食べると気持ちのいいものよ！

はい、できたわよお弁当！中身は開けてのおたのしみね！」

「プラム小梅さんへ
え、カートのふたを開けた音だけれど、どうかしたかしら？
ええ、私も最後までヤクルトを売り続けて支援するわ。さぁさぁ花火で楽しんでちょうだい！
…うふふ、楽しかったわね。ハロウィン
（立派なマスク姿を思い出しているようだ）」

「ミツフネさんへ
ミッちゃんもありがとうね、おかげですぐ片づけが終わったわ！
ええ、また戦場で一緒に戦いたいものね！そうそう、最近重火器を手に入れてね。これでまたヤクルト販売が進むってものよ！」

「クレイブンさんへ
あ、ヤクルト販売は最後まで行うから安心して！驚かせちゃってごめんなさい
こればかりわねー…夫も娘もいるから、帰らないわけにはいかないのよ。悔しいけどね
え？じゃあ、ちょいシャイおやじでどう？

はい、じゃあお弁当とヤクルトねー！…なんだかごめんなさいね。ホント」

「む…確かにこれ以上太るのはいささか問題だな…
次の鍛錬をもう少しきつめにしよう。


手作り花火か…レディ殿が作ったのだろうか…だとしたらこんなものまで作れるのか。凄いものだ。

まあ試しに一本下され！」

「（火をつけた小さな花火を見つつ）

…いつ見ても花火は美しいな……」