No-245 魔王神社（仮）

「これはいいかぼちゃですねっ！全校生徒？むしろさらけだせばいいのよ！きっと一目置かれると思いますっ」

「
（すごく…いつもの、飴です……）
「おかしごうだつ、ふぁいと、おー！」」

「Trick or treat！

･･･お菓子は差上げますから、いちご様に悪戯させて下さいませっ！
(カボチャと洋ナシのパイを差出したかと思うと、素早くいちご嬢を確保して抱き締めた！)」

「こがね様はこんなに華奢で愛らしいのに･･･。
人は見た目では分からない、と言う事でしょうか･･･？(じーっと見つめて)」

「は、はぁ･･･。
すみません･･･。

･･･こがね様が気にしないと言って下さるのは嬉しいのですが･･･。
その、わたくしが恥ずかしいです･･･。(真っ赤になったまま、もじもじと白猫の尻尾を毟っている/←)」

「(生姜湯を頂きつつ)
有難うございます、いちご様。
美味しいです･･･体が温まりますわ･･･。(ほふ)

･･･思うに。
今のいちご様の体の中には、水分やお菓子の類を吸収してしまうブラックボックスがあるのでは、ないでしょうか？(生姜湯飲みながら、割と真面目に言った！)」

「(体を動かす様子をほのぼのと眺めた)

根性、ですか･･･！？
そ、それは･･･何か一言で片付けてしまいそうな不思議な言葉！
根性で括ってしまうと、それはやはり･･･いちご様がお茶を飲んだりお菓子を食べたりしたいと言う根性から、縫いぐるみの体で飲食を可能にしているのでは･･･？
そう考えれば説明が付きます。

･･･多分。(肉球をふにふにしつつ、重々しく頷いた！)」

「･･････。(ふにふにふにふに。まだ肉球モフってる)」

「ふふふ、このままぐっすりと眠っちゃいそう・・・、・・・・・・。
（ロザは眠ってしまったようだ！
緩みきった表情がいい夢を見ていることが手に取るように分かるくらいである）」