No-223 死にフラグ

「猿の手は、世界平和とか消えてなくなることを願えば、ハッピーエンドになるとか。

…って、俺は何を言ってるんだ？」

「そうそう、マスクのだんなぁ！
やればできるんだよ！
うっかり頭の中で殺ればでkillというふうに変換しちまったけどなぁ！

…むしろ、俺の頭が死亡フラグじゃねーか、これ…。」

「ちくわ笛のテンポの外れた音色……つまり

　　「この動画(ロッド)は削除されました」

ということですネー」

「ミスターフェルト、その名を口走ると……」

「やあ。みんな、元気に死にフラグ立ててるかな？
さて、運営陣はカナデちゃんの加入でまた華やかになったよね
これまた美人さんで俺もドッキドキだよ。ははは。
でもそれ以上に、あふれるほどの死にフラグ搭載っぷりにほれぼれしちゃってね、うん。」

「…いや、最終回まで生き残ってくれるかホント心配。
ほら、絵師さんもサチ司書と同じ人だし…　いやいやまさか
なんて心配も吹っ飛ぶくらい、今夜も死に花咲かせちゃおっかね」

「はは。ショウくんはやっぱ苦労人だね。
でもま、ショウくんは『七法は地味』って言うけど、俺は案外そうでもないと思ってるよ？
ほら、七法修行じゃ下積み時代から派手に舞ってるよね
テンコ主任のしごきダメージが。」

「なんちゃってね。軽い冗句だよ。
…でもね、ちゃんとした師匠にちゃんとした稽古をつけて貰える、それはとても幸運な事だと思うんだ。
この常闇の戦いの中、いつ誰がどうなるかなんて判らない。
もしショウくんの未来に、テンコ主任と離れるような事が起こった時、それがどんな形であれ、あの地味な修行の中に込められた意味をわかってあげられるような拳士になって欲しいかな。」

「なんちゃってね。軽い冗句だよ。
（↑死にフラグ級の長セリフだが、大抵、途中までも聞かれていない。）」

「…いや、待ってくれ、マスクの旦那。
俺たちはとんでもない思い違いをしていたようだ。

まず『oomoji』はミスリードを誘うためのノイズ。
これを取り除くと“sho to kan m nai”になる。

そして意味不明の『m』だが…
これは地元のカモノハシが観光客相手のニセ外人を演じている事を考え、末尾に『UnNative Enemy』の略語『une』を加える。“mune”

するとできあがる言葉は…　“sho to kan mune nai”
つまり、『召喚士に胸は無い』

だが、俺たちの知ってる召喚士のお姫さんは『凹凸がはっきりしている抜群のスタイル』…
しかし、カモノハシの預言は絶対…。
これらの事実から導き出される結論はただひとつ！！」

「召喚士のお姫さんは乳パッドでサイズをごまかs

？　背後に人影が……　「ぐわぁーーっ！！」」

「ん。英雄カモノハシくんてば可愛いナリして漢らしいねえ
可愛さのあまり抱っこしてあげたくなっちゃうよ（ぎゅー）
なんちて、意地悪しちゃってごめんね。
お詫びにちくわポッキーゲームしたげるから（咥えたちくわの反対端をぷらぷらさせている）」

「ははは。流石、プロのエージェントは視点が違うね。
でも、剃髪は毎日のケアが大変だから勘弁してね、てへ☆
そのトェェェェイな遺影は大事するから、剃髪は勘弁してね
（↑この時、この遺影の額にロッドの写真が入る事になるなんて誰にも想像できなかったのです…）」

「ん。後腐れがない子が好みなら、えーかもくん（英雄カモノハシくん）もきっとムウくんを気に入ると思うよ？
なんたって、あの子、魔石の切れ目が縁の切れ目だから。
もうホント、ドライな関係で…　うぅぅ…
（↑大抵、片思いが逆恨みに変貌する）」

「みことちゃん、遅れ馳せながらはじめましてだね。
無意識に自ら立てていたフラグ、それはある種の願望の表出と言えるかもしれないね。
そして同時にカモノハシ化する運命への覚悟を成したとも
…つまり、俺が言いたい事は、その、ええと

　ようこそ！常春なるカモノハシの世界へ！」

「っと、ごめんね。フェルトくん。
つい毒見にぺろっとやったら青酸カリだったよ。はは。
ま、それはともかく、
殺伐とした世界の中でトラウマを何度も乗り越えていくことが俺たちの生き様なのかもしれないね。
『慣れてゆくのね、自分でもわかる…』」

「てなこて、今日も今日とてなんとやら。
祭祀殿攻略もいよいよヒートアップで目が離せないね。」

「倒れる前にはきっちりフラグを立てるロッドさんを見習わねばな。
(↑と言いつつ敗北するときは素直。有言不実行は避けがたいモノです)」

「>英雄カモノハシ
商売とフラグの話をしていたというのに、マーケット死亡フラグを見過ごしてしまったよ。全く、まだまだだよな。」