| 自分からスコーンを受け取って口にした少女を見て、満足そうに頷き。 「ん、一杯食べる、大きくなる。良い事」 ぽむぽむと頭に手を置いてから紅茶を一口飲み。
「ん?名前?」 どこかで見たような少年の首の傾げ方とそっくりな仕草をして、しばし長考。 「…ぁー、そっか、うん」 一人で何か納得しているかのように頷く。 真っ直ぐとジュリエッタのほうを見つめてから。 「名前、フィー。改めて、よろしく?」 先ほどと逆方向へ首を傾げてから、右手を差し出す。
ぺこりとジュリエッタへと頭を下げてから、アイスとスコーンと桜餅をむぐむぐと頬張り、飲みこむ。 「お菓子作り得意、うん、良い事。ケーキとかも、作れる?」 |