No-142 マスクマンの集い

「6人になってしまったから誰か博士役が必要ね。
私が引き受けるわ。
こんな事もあろうかと考えていてよかったわ。

レーーーーッド（ーは4つ）」

「なんだかんだで二人ほど「六人なのにファイブ」に反応したので
負けとみなしマース！
レーーーーッド！（ーは4つ）」

「ハコ代官、あんまりミーをジロジロ見ないで下サーイ！
ミーは矢ガモではありまセーン！」

「落ち着きなさい、ニートガール！
全く文字がsmallになっていませんヨー！」

「ＮＩＮＪＡは漢のロマンなので許可しマース！
大抵ＮＩＮＪＡって覆面してるし。」

「素直に6人でばば抜きとかじゃダメですか！
レーーーーッド！（ーは4つ）」

「いやぁぁぁーー！足跡めっちゃ見られてるぅぅーー！
これも全てダチョウのせいだぁぁーー！！」

「…メカと言われるのは心外だなあ。
これは、マスク…略して覆面、さ。

だが、どうあれ挑まれた勝負からは退かないのがボク。
6人打ちドンジャラ…受けて起とうじゃないか。」

「そして、その初撃は甘んじて受けよう。
フリテンからのロンコンボ、なかなかの美技じゃないか。

……よっこいせ、と。」

「よし、これ以上は負けないぞ、と。

…どうしたんだい、みんな？
“負けたからには脱ぐ”のは、麻雀の常識だろう？



おっとオリヴィア君、それロン。」

「先週はボス達にやられて倒れた私の目の前を、マスクさんが颯爽と走り抜けていった気がします。本当にかっこよかったですね」

「でも結局やられちゃいましたね。レーーーーッド装備が地面に落ちてました。ですが私には分かります」

「これは計算通りなのですね。拾った人に甚大なるショックを与え、レーーーーッドの名が知れ渡らせることが目論見なのは私にお見通しです。マスクさんの視野の広さ宣伝熱心さには頭が下がります」