怪鳥平原-速贄の森道

「前回は召喚士さん達のPTがあっさり敵を撃退してくれて助かったわ…。

黒猫見ちゃったんですもの。」

「今日は少し実験ね」

「さーて、色々とあったみたいだけどひとまずは目の前の戦いに集中しよーぜー？
ぼやぼやしてっと後ろからグッサリやられっちまうぞー」

「貫けー！！」

「やっと連中のあしらい方にも慣れて気た気がするの。
しかし動物より鳥の方が強いとは聞いておったが、鳥よりも樹の方が強い気がするの。
何だこのヒエラルキー。」

「何だか丈夫になった気がしますよー」

「即効で逃げる、あとはよろしく頼むぜ」

「うむ。参るか。」

「さぁさ、参りましょう〜。」

「昨日は酷い目にあったぜ…今日こそは、あんなことはないようにしないとなぁ！」

「どこもかしこも木！木！木！
……というのは、流石に飽きてきたのお」

「気合入れてコンファインしたアル」

「♪いざ神兵のォ、勇まァしくゥ〜…」

「――百舌鳥でも出るのだろうか？」

「…ハヤニエか…。
自分が対象になるのかと思うと背がぞっとするな。」

「死に続ける生活も今日でおしまいデース！
ハヤニエの森ロードでクマさんに出会いますヨー！
レーーーーッド！（ーは4つ）」

「集中攻撃、ダメ、絶対。」

「いらっしゃいませ！緑あふれる森の中で飲むヤクルトはいかがですかー」

「うー。猫さんの呪いがー…。」

「……なんとも嫌な予感がする拠点です」

「献身も商売だぜ。そこんとこ勘違いしちゃならねえよ」

「（うつらうつらしている）」

「…魔石、か。
戦闘で稼ぐしかない。」

「ふむ。
　要するに猫がいないところに行けばいいわけだ。」

「噛まれた〜；」

「諸君、正義はここにいるぞ！」

「い、いきのこりたーい…（ぱたり）」

「情報検索サービスの代行を請け負うわ。
詳細はプロフィールから行けるリンク先でご確認を」

「どうやらこの身体は前の身体よりも能力が上のようだな…
当分はこれでいいとするか…ククク」

「≧ｪｪｴｴｴ＿ﾟ≦＜」

「いい感じで進行してみるみたい？やったね！
たとえあたしが5連続で戦闘不能になっていようとも…さ…。」

「こ、今度こそリベンジ…って最近死にすぎだよ俺…。」

「このちょうしなら、こんかいもいけるかなー」

「クカカ…めんどくさいなァ！」

「今回は簡単にやられないわよ！」

「快勝だな、この勢いを失わぬうちに進むぞ！」

「前回は比較的楽でしたが……さてはて今回はどうなる事でしょう」

「百舌の早贄。数多ある動物の習性の中でも特に深い謎を持つ物です。
あれについて分かっている事は全くないのです。
故に、神格化されたり忌み嫌われたり、曰く因縁の多い鳥なのですよ。　――豆知識でした。」

「…………（どきどき）」

「なぁに、死ぬまで生きてやるさ。」