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E-No112 ミナが接続してきました。 | ミナ 「シクシクシクシクシクシクシクシク シクシクシクシクシクシクシクシク……」
部屋の隅っこで、体育座りになりながら少女が泣いている。 "商品"と呼ばれる薬が入った瓶が、虚しく地面を転がっていた。 |
E-No318 ねこが接続してきました。 | 「……?」
ミナさんの方にひょこひょこと寄ってきて、くんくんと瓶の匂いをかいでいる。 だいじょうぶかどうかすごく心配そう。
「……な……」
しばらく躊躇していたが、意を決して飲むことにしたらしい。 手を胸に当てて、上向き加減で口を少し開けながら目をぎゅっと閉じている。 |
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