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『召喚士』からのひとこと(第10回)
アビリティについて(アクション編)
戦場アナ
「
今回のお題も『アビリティ』についてですね
」
召喚士
「
そうね。でも私は喉が痛いから、別にお願いしようかしら
」
戦場アナ
「
えっ
」
召喚士
「
メイ。いるかしら?
」
取引メイ
「
お呼びですかお嬢様
」
エプロンドレスを来た少女がカートを引っ張ってきました。
戦場アナ
「
で、出たなッ、無表情宅配女!
」
戦場アナ
「
出番は渡しません、来なさいオラぁっ、ボッコボッコにしてやんよ(シャドーボクシング)
」
取引メイ
「
……
」
いつのまにか、そこにはもぬけのカートが。
戦場アナ
「
あれ
」
取引メイ
「
……
」
戦場アナが気がつくと、背後に立つ取引メイに頭をなでられていました。
取引メイ
「
……
」
戦場アナ
「
ごめんなさいゆるしてください
」
召喚士
「
そのへんでいいかしら……?
」
取引メイ
「
はい
」
召喚士
「
メイ、行動系アビリティの解説をお願いできるかしら
」
取引メイ
「
かしこまりました
」
取引メイ
「
行動系アビリティ。これは別名
『アクションアビリティ』
とも呼ばれています。発動の際にアクション(バトルフェイズ中のキャラクターの動作のこと)を起こすことが語源です。見分け方はステータス画面などで
行動に○がついているもの
です
」
取引メイ
「
アクションアビリティは発動の際、技名を喋ることが可能です。スキルとよく似ていますね。もちろんお好みの名前にカスタマイズすることも可能です
」
取引メイ
「
スキルは3種類の装備箇所にセットすることで『いつでも』使用可能なことに対し、アクションアビリティは発動条件が決められています。
」
召喚士
「
この発動条件を専門用語で
『トリガー』
と呼ぶのよね
」
取引メイ
「
そうですね。たとえば『ディフレクト』のトリガーは『相手の攻撃がヒットした際』、『ライフスティール』のトリガーは『相手にダメージを与えたとき』です
」
取引メイ
「
トリガーの条件を満たさない限り、アクションアビリティは発動しません
」
取引メイ
「
また、トリガーを満たした状態でも発動するとは限りません
」
召喚士
「
発動には別の条件も必要なのかしら
」
取引メイ
「
いいえ。単純に『確率』の問題です。たとえばディフレクトの発動確率が10%であれば、10度攻撃を受ければ平均的に1度は発動するといったところです
」
取引メイ
「
この確率は、アビリティの熟練度×定数で決められています。熟練度は0%を最低として最大が100%で、これに定数を掛け合わせます
」
取引メイ
「
たとえば定数が30%のアビリティであれば、0〜30%の確率で発動します
」
召喚士
「
熟練度が低いうちはあまり発動しないわけね
」
取引メイ
「
そうです。最初は存在価値のないものが大半でしょうが、熟練度が高まるにつれて存在感を増していくでしょう。場合によっては戦闘方法がガラリと変わるアビリティが存在する可能性もあります
」
召喚士
「
他にもたしか、定数が100%を超えているものもあったような気がするわ
」
取引メイ
「
はい。このようなアビリティは必ずしも熟練度を100%まで上げる必要がなくなるわけです。別系統の依代へ移動する時には便利ですね
」
取引メイ
「
個々の定数に関しては、当方から申し上げることは出来ませんが、情報検索サービスにより確認することも出来る……との予定でしたが
」
取引メイ
「
残念ながら厳密な定数値については非公開とさせていただきます。このゲームは定期更新型RPGという性質上、細やかな修正が頻繁であることが理由です。ただ、おおまかな感じや傾向については、情報検索サービスのメッセージが参考になるでしょう
」
召喚士
「
あら。その都度、検索してもらえばいいんじゃないかしら?
」
取引メイ
「
情報検索サービスが使用できるのは1更新に1回、つまりは回数に制限があるのです。それを参加者に求めるのは酷でしょう
」
取引メイ
「
それに結局は運ですから
」
取引メイ
「
重ね重ね申し上げますが、定数はバランス調整により変動することがあります。あしからずご了承ください
」
召喚士
「
仕方ないわね
」
取引メイ
「
他にも、アビリティ発生をトリガーとするアクションアビリティも存在します。『居合抜き』や『ポゼッショントランス』がそれに該当します
」
取引メイ
「
これらは発動条件が厳しい反面、一度発動すれば致命的な威力を持ちます。アビリティ版の必殺技と言えるでしょう
」
取引メイ
「
アクションアビリティは発動の確率が低い序盤では活躍の機会に恵まれないでしょうが、ゲーム中盤以降は無くてはならない要素になるはずです
」
取引メイ
「
できれば情報検索サービスを利用し、はやめに傾向をつかむこと、自分のキャラクターが得意とする分野を見つけることが重要です
」
取引メイ
「
アビリティの獲得はコンファインが絡むこと、コンファインはあまり頻繁に実行できるシステムではないため、アビリティは実地では試行錯誤しにくい傾向があります。机上でシミュレートするしかありませんね
」
召喚士
「
そう? コンファインはいつでも歓迎するけど
」
取引メイ
「
使用に魔石が必要なこと、あまり魔石を消費しなければ能力が成長しないキャラクターになってしまうことを考えれば自然とそうなります
」
取引メイ
「
アビリティ自体も、育成期間が必要ですから
」
召喚士
「
ふうん。ゲーム中盤以降は魔石の獲得量も増えるって聞くけど
」
取引メイ
「
それはずっと先の話です
」
取引メイ
「
たとえば反撃重視のキャラクターなら『カウンターアタック』『居合抜き』、防御重視なら『DEFゲイン』『ディフレクト』と言った感じです。連鎖して発動する、いわゆる『コンボ』の組み合わせを探すことで、アビリティの潜在能力を発揮することができます
」
取引メイ
「
……なお、一部のアビリティは『ロマン系』と呼ばれる、ゲームバランス無視のアビリティです。これは『バランスを破壊するほど強い』ではなく『それを持っているとクリアできない』類です。開発者の趣味で作っているようなものなので、笑って忘却してください
」
取引メイ
「
ロマン系であるかどうかは、情報検索サービスのメッセージを読めば見当が付きます。NPC・サチ司書がノリノリで話しているものは大半が危険アビリティでしょう
」
取引メイ
「
ただし使い方によって『化ける』アビリティがあるため注意は必要です。サチ司書自身も支援系のキャラクターのため、運用がかなり偏っているという問題もあります。言っていることは正しいはずなのですが、『逆に考えれば』ということを省いているのですね。教育マニアなので、わざとやっているのかもしれませんけど
」
取引メイ
「
以上です
」
召喚士
「
ご苦労様。下がっていいわ
」
戦場アナ
「
出番が……ッ(;;)
」
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