ヘロドの一週間

Diary

日記というものをつけはじめはしたが、元々そう筆まめな方でもない。遠からず三日坊主に終わりそうな気はする。そもそも、日記なんて残して何を期待してるのか。おれの死後に誰かが拾って英雄の足跡と呼ぶことを? 微妙な矜持だ。

一日を計るのに慣れない肉体の感覚はあてにならない。時計を鳴らして日の終わりに眠り、根過ごさないよう浅いまま起きる。それを繰り返し、今日で二週間目に入る。常闇のカレイディアのリズムだ。

肉体を出たり入ったりするのは初めての体験だが、慣れれば難しくはない。魂というやつは元来が肉体とセットで動くようにできてるんだろう、依代に収まるというのは落ち着きをもたらす。国土が闇に包まれたと思ったら、いきなり百人単位でやってきた英雄とやらに身を乗っ取られることになるんだから、難儀な土地だ。こんなところにだけは生まれたくない。

魂の中にはおれのように脛に傷持つ者もいるだろう。おれが罪人といえ二十五過ぎまではまっとうに人生を過ごしてきたことを思えば、おれ以上の悪党だって、まあ探せばいるはずだ。ただ利害の一致のために国を守るやつだって。戦争に参加する者たちには動機や来歴の不一致はめずらしいことじゃあないだろうが、それらを丸ごとひっくるめて英雄と呼ぶのは乱暴な気もする。そう呼んで社会的な地位を与えておかないと、体を貸そうというカレイディアンに不自由するというのはわからないじゃないが。気に食わない乱暴さだ。

戦争は今週も続く。混沌の神殿へ攻め入る手はずになっている。今のところ英雄に死者はいないようだ。借り物の肉体で死んだら魂はどこへ行くのか? 気にならないわけじゃないが、自分の体で実験する気は起きない。もちろん他人の体で試すほどの外道でもない。

今回の滞在

戦場アナ
「今回の攻略拠点は「召喚の御座-混沌の神殿」ですね」
召喚士
「時間になったら集まるのよ」
  • 召喚の御座-召喚の魔方陣に滞在します。

メッセージ(パーソナル)

取引メイ
「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」
取引メイ
「……14件のメールが届いております」
E-No117 棺桶と少女からメッセージが届きました。
棺桶と少女
「じーーーーーー」
棺の陰に隠れて一人の少女が君の事を焦点の合わぬ瞳で見つめている。汚泥に満ちた底無し沼を思わせる二対の黒色は片時たりとも君の姿を捉えて離さない。少女は常に一定の距離を保つことを心掛けているらしく、君が一歩踏み出すごとに棺桶がズズ、と音を立てる。棺桶から覗く少女の姿からは生の気配を微塵も感じ取れないが代わりに暗く籠った熱情が君の背中にひしひしと注がれている。正直怖い。
棺桶と少女
「………………」
やがて少女は何事かを決心したのか棺の陰から現れて君の元へ向かっていく。その病的なまでに白く、血の気が失せた手にはノートサイズの丈夫な紙が握られている。また魚拓―――もとい顔拓でも取るつもりなのだろうか……?
棺桶と少女
「はじめまして、ヘロドさん。ご存知、地獄帰りのアンシャーリーです」
そう言って少女は君に深々と頭を下げる。何故、はじめましてと挨拶するのにご存知と言うのか……などということは気にしてはいけない。この少女に人間的な感性と整合性の取れた会話を期待するのは猫にシェイクスピアを執筆させるに等しい。少女が好む言葉で表すのならば馬の耳に念仏といったところだろうか。多少、用法は異なるが大まかなニュアンスは伝わる筈だ。或いは一分も会話すれば否応なしに理解出来るだろう。要するに何を言っても無駄ということだ。
棺桶と少女
「お米をあげましょう」
……意思疎通を求めてはいけない。理解もせず、ただそういう存在だと納得することが人が人であるための掟だ。彼の狂人が語る通り、深淵を覘く者もまた怪物となってしまうものなのだ。
棺桶と少女
「燻製や丸焼けになった犯罪者さんは沢山見てきましたが生の犯罪者さんを会うのは初めてです。
折角の機会ですし、此処にサインと血判をお願いします」
極太の筆と共に少女が差し出した紙は悪魔のように黒く、地獄のように熱い。特殊な比喩でもなければ冗談でもない。どうして発火しないのか不思議になる温度なのだ。だが、気にしてはいけない。気にしたら負けなのだ。其の闇に囚われたが最後、君の魂は白痴の狂神が幽閉されし奈落へと飲まれるであろう。
棺桶と少女
「……食べてもいいですか?」
少女は上目遣いに君の目を覗き込みながらにじり寄って来る。底無しの虚無が宿る瞳には姿写しの君が溺れている。少女の言葉に偽りはない。少女は紛れもなく君に食欲を覚えている。どのような手段を行使するかは定かではないがこの要求を了承すれば少女は君を捕食するだろう。君は少女の問いに頷いてもいいし、逆に少女の身体を貪ってもいい。背を向けて撤退することも一つの選択であり、相撲技を駆使して立ち向かうことも自由だ。真摯な愛を以って説得すれば或いは少女の心を動かせるかもしれない。決断の末、どのような結果になるかは全て君の行動次第だ。ただ私個人としては丸めて粗大ゴミに出した方がいいと思うのだが。
……おっと、まだ私が何者なのか名乗っていなかったな。聞こえているかどうか知らんが私の名前はアウグストゥス。少女が寝床にしている棺桶、それが私だ。
E-No126 石楠花からメッセージが届きました。
石楠花
「おはよう、英雄の君。私は石楠花と云う。
戦に共に臨んでくれる益荒男とは君のことだね。
素性が何であれ剣に熟れた相棒の存在は喜ばしい。
お互いいつ果てるとも分からない身だが、宜しく頼むよ」
石楠花
「ところで英雄の君、少し時間はあるかな。
こうして誰かと面を合わせて話すのは初めてなものでね。
良ければ暫し雑談に付き合っては貰えないだろうか」

メッセージ(リンケージ)

コンファイン

  • コンファインしたい季節です。召喚士のところに赴きました。
    召喚士
    「あら。その身体は飽きたのかしら」
    召喚士
    「いいわよ。好きな依代を希望しなさい」
    召喚士
    戦士の依代が希望なのね、ふうん……」
    召喚士
    「……だめね。その依代にコンファインするには、の魔石がもっと必要よ」

マーケット

  • マーケットに参加しませんでした。

スキルセッティング

  • 牽制スキル「近接武器で斬る」の準備、問題ありません。
  • 本命スキル「近接武器で斬る」の準備、問題ありません。
  • 必殺スキル「近接武器で斬る」の準備、問題ありません。

アビリティセッティング

  • No3にアビリティ近接スキル修練を獲得しました。
  • No1のアビリティ「近接スキル修練」は使用がONになっています。
  • No2のアビリティ「DEFゲイン」は使用がONになっています。
  • No3のアビリティ「近接スキル修練」は使用がONになっています。

アイテムセッティング

  • アイテムを送品します。担当者を呼んでみました。
    取引メイ
    「……こんばんは。宅配支援サービスです」
    取引メイ
    「……送品を希望ですねわかりました」
    アイテムを宅配します。
    取引メイ
    「アイテムを預かります。はい、アイテムNo5木綿のローブですね」
    取引メイ
    「送り先はレディ・ヤクルト(E-No.121)ですね」
  • 主力装備アイテム「ショートソード」の準備、問題ありません。
  • 補助装備アイテム「バックラー」の準備、問題ありません。
  • 身体装備アイテム「レザーアーマー」の準備、問題ありません。
  • 装飾装備アイテム「麦つぶのお守り」の準備、問題ありません。

スケジュール

  • 1日目はトレーニングです。
    • HP487437に!
    • EXP7595に!
  • 2日目はトレーニングです。
    • HP437387に!
    • EXP95115に!
  • 3日目はトレーニングです。
    • HP387337に!
    • EXP115135に!
  • 4日目はトレーニングです。
    • HP337287に!
    • EXP135155に!
  • 5日目はトレーニングです。
    • HP287237に!
    • EXP155175に!
  • 6日目は休憩です。
    • HP237487に回復しました。
    • EXP175180に!
  • レベルアップ! 12になりました。
    • 基礎HP20アップ!
    • 基礎ATK11アップ!
    • 基礎DEF8アップ!
    • 基礎INT0アップ!
    • 基礎RES4アップ!
    • 基礎HIT11アップ!
    • 基礎SPD10アップ!
    • 基礎LUK6アップ!

攻略の時間になりました!!

召喚士
「そろそろ時間よ。集まりなさい」
戦場アナ
「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ!!」
召喚士
「……落ち着きなさい」