Diary
ここは不思議の世界カレイディア。
その日、いつものように高級車のエンブレムをパキ折って
持ち帰りコレクションしていたこの俺、ボイジャーワンは
ひょんなことからこの世界に呼び出されてしまったのだ。
俺が行き着いた先には召喚士って名前の召喚士がぽつねん。
俺の身体はありませんってさ! ひどいな!
好みのものを聞かれたけど、特に思いつかなかったもんだから
たまらずこう答えてしまったのだ。
「車とか、好きッスキ!」
すると、たちまち俺のココロは人間半分リヤカー半分の
人間リヤカー……リヤカー人間に入れられてしまったのだ。
俺っていったいどうなっちゃうのぉぉぉ――――ッ!?
よし、あらすじ終わった!
実は思いのほか居心地がよくて気に入っちゃったんだ。
俺、身体もろとも心を入れ替えて働くよ。
だって取引メイさんマジ惚れたんだよ! これがゾッコンか!
こうなりゃ今度お荷物運ぶの大変そうなときに手伝って……
……いや、荷物運ぶ仕事作ったらいいのか。 電流走る!
こうして俺は、荷物の辻宅配のあて先を頼み込んで探し出し、
これから取引メイさんと荷物運びのお手伝いランデブーを
楽しみに楽しむことになったのさ。
あ、取引メイさーん! 行きましょ行き ま し
ぶえええええええええええええええええぇぇぇぇ