（分割世界辞典 http://cetus.s366.xrea.com/etc/shu1_note/shu1_note/　内のの項目と同じもの）
メルンテーゼ内の半島状の地形の場所にある、光る霧と雨に包まれた海辺の街。
島外からの視界を遮るようにエンブリオ『ウィミノイ』が島外周を群れて飛んでいる。

ウィミノイのカーテンの中で独特の文化を築いており、もっとも特徴的な文化は
『エンブリオと契約して居る者は人間』『エンブリオと契約して居ない者は人畜』
として分類されていること。

ペットや労働力として、人畜の売り買いが盛んに行われている。



■□■観光者向けの記述■□■（※メルンテーゼでの世間的な評判）
旅行者を狙った犯罪があとを絶ちません。旅に馴れていない方の観光はおすすめされません。
入街の際ゲートでエンブリオを提示し人間証明文書を作成する事が出来ますが、安全を確約するものではありません。
もしもの際に備え、知り合いなどにウィミノイウェーブへいくことと
滞在期間などを伝えてから行くと良いでしょう。


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土地

半島状の地形。
島の中央に巨大な木があり、
霧のエンブリオ・ウィミノイ（図中左上）の繁殖地となっている。
ウィミノイの降らせる雨や霧がほんのり光っていて、いつもほの明るい。

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住人
人工を超える量のウィミノイが繁殖している。
その為（ネクターのある時代は）契約は容易で、現地人は大抵親から物心着く前に契約を結ぶ手はずを整えられている。

『エンブリオと契約して居る者は人間』『エンブリオと契約して居ない者は人畜』として分類さる。

住民の外見は様々だが、エンブリオと契約しているものは『人間』であり、人外等の認識はない。

信仰心浅く、各地の神話や伝承が引き合いに出される程度で無宗教に近い。拝金主義的な風土。
ネクター不足による被支配階級の増加という問題を抱える。


・ウィミノイ
霧のエンブリオ。人によく慣れる。
契約に要する『認められること』なども簡単にしてしまう。

・ウィミノイウェーブ出身の著名人
政治家…トライドント/ウィミノイウェーブのドン。多数の才能ある芸術家を愛人に抱え、愛人（芸術家達）の為に街並を開放。
学者　…Dr.バズ/半島付近の独自の潮の満引き、波の動きの全てを式に表した数学者。
芸術家…シャマルード/海土材をつかって作る独創的な家を作る建築家。意匠のテーマはモザイク。
賞金首…ペットショップ/獣人を扱う奴隷商。奴隷を洗脳して犯罪行為を起した。
などなど

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【図1】タジン
鍋やスープ、蒸し料理が多い。粗く切った具財を何でもかんでも入れて大量のスパイスと共に煮る。
スープに限らず、食べ物はなんでも10種類くらいスパイスをいれる味付けが多い。
オートミール粥やクスクスも食べる。

【図2】ウーウーンフルーツ串
海で繁殖し、海と海岸を行き来するウーウーンという家畜の肉串。やっぱりスパイシー。
ウィミノイウェーブで好まれている肉で、味は牛肉に近い。
ウーウーンの肉は野菜と果物と一緒に調理する事が多い。

【図3】ミストティー
食事の時に飲まれるちょっとスースーする飲み物。
ミスト草とよばれる香草を一束入れてある。
何故か一緒に食べることが好まれ、料理店などで頼むとセットでナッツクリームがついてくる。
好まれている酒は琥珀色のウィスキー。ナッツクリームはお酒のアテとしても好まれる。

【図4】スレーバークッキー
奴隷商人が人畜を商品として扱う際、契約の意味で奴隷に与えるクッキー。
普通のクッキーではあるが『食べることで身も心も奴隷になるという意思表示』という穢れのものなので、
お店で売っていたりはしない。クッキー表面には商人の家紋や記章が押されている。


【図5】衣装
服装はローブ系が多い。布は軽く薄めで、霧で重くならない素材で出来ている。
フードつきで全身を覆う服が民族衣装として知られている。
町並みに合わせ、色は白、水色、紺などの青色系統が好まれる傾向にある。

【図6】ミストオイル
霧のような使い心地のボディオイル。
ウィミノイウェーブ中央のウィミノイの樹の木面に湧く、フジツボのような実から抽出される
ナッツ油を基本としている。

【図7】キリモ
ウィミノイが吐き出す毛玉のようなもの。
微弱な電気を帯びており、水や酒に溶かすと炭酸のような味わいを持たせられる。
キリモ同士が瓶の中でぶつかると、時々オーロラ色の火花を発する。
その他嗜好品に霧煙草などある。


・交易品について

第一位【図8】香辛料　古今東西に需要がある。
　二位【図9】海土材（建築素材）　白の発色が好評。タイルなども輸出。
　三位【図10】美術品・工芸品　土産物として好まれる。
　四位　奴隷　ペットや労働力として、人畜奴隷の売り買いが盛んに行われている。
　五位【図11】革製品　ウーウーンや海獣の皮の加工に長ける。


【図12】ミストシップ
霧に浮かぶ船。ウィミノイウェーブでは空を飛ぶように（霧に浮いている）船が行く。
個人の船、公的移動機関としての船のほかにも、お店としての船や
ミストシップの海賊船もある。お祭りの日には出店の船が空を埋め尽くしたりする。

【図13】日曜競売会
通常の人畜売買以外に、安息日に行われる異世界人競売というのがあり異世界人マニアの聖地となっている。
ウィミノイウェーブの人間にとってまだエンブリオと契約していない異世界人は人畜であり、商品である。
異世界人意外にも、獣人や奇形など、少し珍しい見た目をしていればウィミノイウェーブでは歓迎される。
ともかくいろんな人畜を競りにかけている。

【図14】光雨、光霧、光嵐
ウィミノイの降らせる雨や霧はほんのり光っていて、いつもほの明るい。
ウィミノイの霧の中にはしばしば駆け回る子供や子供の笑い声や幻覚が映る。
光嵐という激しいスコールは、地面を打ち付ける際歌うような音を発する。
ウィミノイの光る霧雨に隠れて人攫いが多発している。
（その為エンブリオと契約していても街で自由に遊ぶ子供と言うのは少ない）