「一揆衆とは別行動を取っていた第三勢力の組織が荒野に現れたそうじゃな。
特に一揆衆と敵対する事もなく、同行していた者と何か話をしてまたすぐ離れたそうじゃが…
…それにしてもあやつら一体何処を通ってきたんじゃろうか…抜け道があるなら教えて欲しいものじゃな」

「何が、とは言ったが…先に待ち構えているのは件の魔女でまず間違いはないだろう。
まぁ、別の何かが加わるかもしれないが…全く、話のスケールが大きすぎてついていけないな」

「民衆達からすればただ生活を取り戻したいだけですし
外界救援者にもただの一揆騒動という話で協力を要請していたと聞いているわ。
それがいつの間にか世界がどうこうなんて言われても、困っちゃうわよね」

「もう完全に他人事じゃなくなってるのがまた腹立つな…
人間同士の小競り合いなら人間同士でカタ付けろよ、ネクターどころの話じゃねーぞもう」

「その名を聞くのも懐かしいのう…回避能力が高すぎて能力次第では
撃退するのに大変な苦労を要したとかいうハーピーじゃったか。そういえばあの頃"理"にも
少し変化があったような話を聞いた記憶があるようなないような…」

「一揆衆以外のものが同行する戦闘は序盤からそんな感じじゃったのう。
居ても居なくても変わらないどころか、邪魔くさくて行動が阻害されたりもあったようじゃし…
味方を犠牲に自身を強化・回復する技術を持つエンブリオが出てきてからは
全力で叩き込んで真っ先に退場してもらうというとんでもない仕打ちを受けていたそうじゃな」

「いきなり出てきて無双して去っていくってのも面白そうではあるんだけどねー。
もっとこう、置物みたいな扱いじゃなくて共闘してる感が欲しいってのはたまーに聞くよ」

「そういう類のものがあったとして、この付近に売っているものだろうか…
王城から少し離れると森林山岳田畑果樹園でお世辞にも栄えているとは言えないしなこの辺は。
城下町もこの騒動で物品も不足しているだろうし…」

「人間の生活にはあまり詳しくはないが、一揆による経済への影響は
まず間違いなく発生しているじゃろうな。ネクターの供給が断たれた事によって様々な弊害が
出ておるのではないか？民衆は知らぬとはいえ正直それどころではないんじゃが…」

ほかの　せかいの　ひとに　きいても　エンブリオと　にんげん　みたいな　かんけいの　はなしは　きかないね
もっと　べんりな　ほうほうが　あるのかも　しれないけど　やっぱり　しらない　やりかたは　ふあん　かも

せっかく　けいやく　しても　しごとも　ないし　ちからも　もらえないしじゃ　いやだなあ
…まあ　えものと　して　かられる　よりは　いきてる　ぶんだけ　ましかも　しれないけど…

はんこうてきって　いうけど　そうやって　けんか　しても　けっきょく　ころしあい　とかには　ならないよね
しぜんに　くらしてると　たべる　たべられるの　かんけいでも　おかしく　なかったり　するのに　ふしぎ