えいがぶだぜ！

いよいよ今年最後の更新、1年間のお付き合いに感謝しつつもいつも通りまったりと始めよう

今回、劇場では『西遊記〜はじまりのはじまり』レンタルでは『カムバック！』『ザ・ホスト 美しき侵略者』の2本。

『西遊記〜はじまりのはじまり』
少林サッカーで一躍有名になったチャウ・シンチー監督の最新作。この監督らしいネタを随所にちりばめて「らしい」作品ではあるものの、全体的に大味……というか雑な印象。作品センス自体が『カンフーハッスル』あたりで止まってしまっている印象はぬぐえないかな。最後の大ネタは若い方には理解されづらいね。
なにより、一番の魅力であった監督本人の主演でなかったのが残念。監督チャウ・シンチーでなく役者チャウ・シンチーを自分は好きなのだなあとあらためて思ったよ。

『カムバック！』
ニック・フロスト主演の英国コメディ。こちらはヤドランカが楽しみにしていると思うので仔細は省くが、役者ニック・フロストとしての貫禄を感じさせてくれる1本。
サイモン・ペグの隣で彼の演技を見続けてきたのは伊達じゃない。サイモンの脇でサイモンを引き立てる裏役に徹してきた彼が見事に光っている。おどけと凛々しさが同居している彼の今後の活躍に期待したい。
ちなみにこれがハリウッドだったら同じ体型でジャック・ブラック主演で作ったんだろうなあという一品。年齢も体型も近いしね。

『ザ・ホスト 美しき侵略者』
大好きなアンドリュー・ニコル監督最新作。地元での公開がなかったのでレンタルを心待ちにしていた作品だったのだが、なんか違う。
体に侵入することによって宿主である人間を支配するエイリアン。主人公メラニーも囚われ、エイリアンに侵入、支配されてしまいワンダと名を変える。本来であれば支配された際に宿主の意識は失われるのだが、なぜかメラニーとワンダが一つの身体の中で共存してしまった！
……寄生獣じゃん。
後で調べたら監督オリジナルでなく原作付き、原作者は『トワイライト』の方だった……。
前作『TIME』の大コケでオリジナル作れなくなったのなら残念でならない。次作に期待！！

なんというか……自分の映画人生に多大な影響を与えた二大監督の最新作が残念なことになってしまった年末であり、万年脇役だった役者が一つ上の段階に進んだ瞬間が見れた年末でもありました。

雑草王女＞
『寄生獣』は丁寧に作られていてとても面白かった。公開まで続編（完結編）の話題が一切なかったので隠し玉で驚かせてくれたし

ヤドランカ＞
『カムバク！』観たかな？ニック好きの君が観たらまた違った感想が聞けるのではないかと楽しみにしているよ

サクロ＞
『ベイマックス』はピクサー時代のジョン・ラセターの手法として「予告と本編で180度印象を変え、かつ予告より面白いものを提供する」を徹底している印象。今週末の公開が待ちきれないよ。いよいよだね！
『寄生獣』は予告は失敗していると思うが本編は面白いよ。

燐音＞
どんまい！今月には京都大火編、来月には伝説の最後編がソフト化だからレンタルで観れるよ

ラー
『超高速！参勤交代』地上波放送、俺も終わった後で気が付いたよ……観ておけばよかった

体調悪かったり忙しかったりでなかなか劇場に足を運べず、観たい映画が積まれていく日々……。
今週末はいよいよディズニー『ベイマックス』公開。アナ雪効果でかなり混むだろうなあ。

ではみんな、来年も良い映画に出会えますよう！！