「好戦度を上げれば得られるものも多いが、負けてしまっては元も子もないからのう…
偶然一度だけ、というならしっかり手を回せばリカバリも効くじゃろうが、二度三度と敗北を繰り返せば
長い目で見た時に好戦度を最低にまで引き下げて挑んでいた方が総合的にはプラスになっていた、という事もあるじゃろう。
成長する事も大事じゃが、自分達の力量を見定めるのも同じくらいに重要なんじゃろうな」

「本命というならば、やはり城内を進むべきだとは思うが…
廊下から調理場や礼拝堂に逸れ、他の重要そうな場所への道は見つからないほどだ。
この入り組みようでは王道に見える三階の廊下の先でさえも本殿に通じているか怪しいな」

「王城最奥部で威風堂々と待ってるんじゃなくて
どこかの離れでひっそりと余生を過ごしてたりしてｗｗｗｗ」

「絶対に無いとは言い切れんから困る」

「…思えば、大分前に道が拓けたものの、まだ"最深部"に到達していない…
つまり探索しきれていないエリアも割と残っておるんじゃな。
もしかしたら未開の場所にまだ何かが隠されているかもしれん。
…新たな発見の第一人者になる事を目指すのであれば、そういう所にも目を光らせておくべきじゃろうかのう」

「そうは言っても、皆新しい事柄に目がいきがちだから
中々そういう"明らかに何もなさそうな場所"には行きたがらないって印象を受けるわね。
一部の物好きさんが頑張ってる感じかしら…彼女の言う通り、逆にチャンスでもあるんですけどね」

エンブリオって　ふつうの　いきものと　ぜんぜん　べつもの　なのかな？
ふつうの　どうぶつと　にたような　しゅぞくも　おおいし　もと　にんげんっぽい　かんじのも　いるし…

…ふつうの　いきものも　なにかの　きっかけで　エンブリオに　なる？

かぜが　ふいても　ぐらつかないし　くうきの　ながれとかも　かんけい　ないのかなあ…
いっそ　ゆうれいか　なにかなら　わかるんだけど　そういうのじゃ　ないんだよね

ぼくたちの　しゅぞくは　ふだん　やまで　くらしてて　むらびととの　けいやくで　むらに　おりるから…
ネクターが　ないと　たぶん　むらに　あたらしい　なかまが　ふえなくなって　しょうらい　まずいかも