「どのエンブリオに生命エネルギーを集中させるかは
我らのギフトをどれだけ発動できるかにも関わっておるし
多くのものにとって悩みのタネになっているらしいのう。
…大抵はこれと決めたものに注ぎ込んでいるようじゃが
より己に適性のあるエンブリオが出てきた時に頭を抱えるものもおると聞く。
日が経つにつれ、今まで見た事の無いエンブリオも続々と現れておるから
そんな事を言っておってはキリが無いがの」

「一揆参加者を装って正規参加者の侵攻を妨害しようとするものには
我らも遭遇した事があるが、そこらの連中なぞ比較にならぬ程強かったのう。
他の連中のように一箇所に留まらず遊撃隊のような動きをしておるから厄介この上ない…」

「…なるほど、そういう事ね。それならボクも…
と思ったけどそもそもボク蛇がベースだし丸呑みするから味とかあんまし分かんないｗｗｗｗｗ」

「蛇にも一応味覚はあるんだがな…
舌は主に嗅覚補助として用いられているから味がどうこうというのは確かに分かり難いだろう。
…味はともかく、満腹感となるとまた別なのか？生命エネルギーの方が強く作用しそうだが」

「ふむ…嗜好品、となれば何も食に限ったものではないからの。
道中の余暇を効果的に使える小道具類があるとないとでは違ってくるじゃろうな。
そういう意味では人型のものは特に勝手が利きそうじゃのう、我らもやりようはあるがな」

「あやつはいつも居心地悪そうな顔しておるがのう…
だからといって不機嫌なわけではなさそうなんじゃが…中々心情が読めぬ奴じゃよ。
契約して日が浅いし、まだ気を許しておらぬのかもしれん」

「その感じじゃと随分と溜め込んでおるようじゃの。
道具の数は多いほど…と言っても限度はあるが、少ないよりはいいじゃろう。
…我の契約主は、順次使わなくなった古い装備同士を組み合わせておるようじゃ。
懐に優しくないと思ったが…折角持ち込んだモノを捨てるのは勿体無い、などと言っておったのう」

「うーむ、分かりづらいか…？
空を飛ぶ、か…気流…風の流れに乗る…などならどうじゃろうか…？
追い風を捉える事が出来れば、飛行の助けになるようにの」

そうびが　できれば　たしかに　けっこう　ちがいそう　だけど…
ぼくみたいな　もとが　かるい　しゅぞくは　へたに　そうびを　つけると　おもくて　たいへんそう

ぶきに　ついては　あいぼうの　けんを　ひとつ　かりて　いっしょに　こうげきする　こととか　あるけど…
ぼうぐも　つけるとか　いいだすと　ぼくより　ぼうぐの　ほうが　おもいかも　しれない

なんか　ひつじの　あたまの　エンブリオが　もってる…　ロックフォーゲル　だっけ？
あれが　そうなってる　みたいで　つかいにくいって　なかまが　いってた

へたに　エンブリオを　よんで　かばったり　すると　いくら　がんじょうでも　かんたんに　ふっとぶって…
さいきんは　ほじょとして　エンブリオを　よぶ　なかまも　いるから　つかってない　みたい

うん　だいたい　ちいさい　どうぶつとか　とりとかを　とって　たべてる
かぜを　つかう　ちからの　ほかは　あんまり　ふつうの　とりと　ちがわない　みたい

ただ　あいぼうが　りょうりを　やるから　いつのまにか　したが　ぜいたくに　なっちゃって…
こうぶつで　なければ　なまで　たべるより　りょうりした　ほうが　すきかも？