「更新が止まるかどうかってのはフィーグルさんのせいじゃないわよ。きっと世界の神がおでかけとか布団でぐでーとかしてて忙しいとかそんなんじゃないかしら？」

「まぁ、暇なコトなのは事実ね、部下にもそう言われたわよ。」

「どんな試練かって言われると、地下に膨大に広がる迷宮でいくつかのアイテムを探し出しながら部下を2名くらい相手にしがら、最奥の玉座の間に待ち受ける私自身とガチバトルを繰り広げる、そんな感じの試練よ。次世代を任せるくらいなんだからいろいろ優れていないとダメよねぇ？当然強くもないとダメな感じがするし。」

「確かにねー、圧倒的な力ほど残酷なモノはないわねぇ。
フィーグルさんの言うことはごもっともね。
小細工がいらないパワァーってのはイイモノだと思うわね、まぁ、世の中には小細工とか小手先でちまちまとやるのが好きなやつもいるのかもーって思うところはあるけれど。」

「人々にそう思われるからこそ、魔王と呼ばれるかもしれない、わけね。　実際に魔王って魔力に秀でた王とも解釈できるし、あるいは魔族的な王なのかもしれないけど、ね。

神とか魔王というのはフィーグルさんの言うようにヒトが恐れる存在だということ、というのは同意は出来ると思うわよ。」

「あら、私でも20歳未満で通用するのかしらねぇ？　確かに若く見られることはあるのだけど。
長命な存在というのは数えるのが面倒とかいう理由で自身の年齢を気にしなくなるヤツもいるらしいけど、私なんて長い時の流れで暇だからこそ自分の年齢を数えていたような気がするわね、・・・まぁ、自分の正確な年齢なんて実のところ全く覚えていないのだけど・・・ね、私ってば何歳だったかしら？」

……私も似た夢は見た事あるわ。
骸骨が高笑いしながら地面から生えた船に乗っている夢。
何なのかしら、あのカオスな夢……