［基本］OK.　［戦闘］OK.　

　血で汚れた手で顔を拭い、マキナは安堵のため息をついた。
全て終わった。自分は、成し遂げたのだと。
振り返り、来た道を辿る。暗く、赤く濡れた道だった。
　自身の行いを讃える者も、理解してくれる者も、もはやいない。
仲間と呼べる存在は既に遠い彼方に捨て去ってしまった。
それでも、自分はやり遂げた。
　いや、自分という存在を否定することを"成し遂げてしまったのだ"
これから何処へ行こうか、何処へ行けるというのか。
全て終わったというのに、視界の先は晴れない。
間違っていたと鑑みるにはもう遅い。
信じるしかない。自らの歩んできた道と、これらか先を。
　僅かに一歩を踏み出す。地面を踏みしめるよう、確かに、強く。
自らの行いを否定した自分は一体何者なのか。
答え無い問いを収める鞘を探して、マキナは歩き出した。

　かくして、物語は幕を閉じる。

特に何もしませんでした。