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イツ 「お前らは…… 少し前に会った?」 |
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「おかしいな、決闘ってここで合ってる? 合ってるよな。なんか見た目が違う気がするんスけど……」 端末で確かめていると、新着メッセージの着信音が鳴る。 「なんなんこんな時に、なんかメッセ来たな。 ってアレ?」 |
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イツ 「……そっちの女、おめーかよこれ。 何々? ちょっと意味がわからないっすね……」 |
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イツ 「そっちのにいちゃんは随分と雰囲気が変わったつーか…… おまけにその、何なんスか、そのさ」 |
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地面をちょろちょろしている何かを突こうとして。 「何コレ?」 つんつん 「え、マジこれ顎の人かよ。めっちゃ小さくなってね?」 |
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こめたそ 「ぎゅぴーーー!」 こめたそは顎の人を威嚇している。 |
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ジツ 「……??? 以前見かけたそこの顎の長い者、もっと大きな姿であったと思い、 気になって来てしまったが……」 |
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ジツ 「……どうやらイツの事を『魔界大帝』とやらと勘違いしているようだな」 *押し付けた* |
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ジツ 「もう片方も……以前はそのように瘦せていたか?」 |
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幼女 「おねーちゃんとおにーちゃんも、めろんたべるー?」 |

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ガズエット 「お久しぶりです。 ……あなた方が『魔界大帝アンジニティ』だったとは。 最後まで手を抜かず戦わせていただきますよ」 |

| ひかり 「ふふふ……私の作戦は完璧だったようですわね。 不特定多数にメッセージを送れば いるであろう魔界大帝アンジニティへ届く」 |
| ひかり 「……そうしてノコノコとやってきた訳ですわ! あなた達だったんですね!? アゴのやつに取り込まれていた時に見かけましたわ!」 |
| ひかり 「ガズエットさんはイメチェンしたみたいです。 ほら、髪は伸びたし、特殊メイクは上手くなったし」 そういう訳ではないと思う |
| ひかり 「……しかし、メロンの香りがしますわね。 魔界大帝アンジニティはメロン好きだったのかしら?」 |
| ひかり 「とにかく、あなた達はこの地で沈むが良いですわ! 海の見えるこの場所でスイカ割りならぬ 魔界大帝アンジニティ割りですわ!」 勝手にラスボスだと思い込んだ少女である |

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「ぴきゅー!」 |
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「アロハ〜」 |
| ゴウ 「なぜ我が出なければいけないのだ!?」 |
| ゴウ5号 「ふん、懲りぬ奴らめ。 くっくっく……変な毛玉もろとも、再び我の剣の錆にしてくれるわ」 |
| ゴウ5号 「小さくなったとて、我の戦闘力は変わらぬ。 見くびらぬことだな」 |
| ゴウ5号 「さぁ、吟遊詩人ガズエットに女、我の前に出るが良い。 高みの見物としよう」 |
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ジツ 「勘違いにせよ、向こうが本気で来る以上、 こちらも万全で備えなくてはな」 |
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ジツ 「しかしこちらの陣営に魔界大帝という者がいるのなら、気にはなるな。 思えばイバラシティの者と拳以外で語り合った事がない。 腹を割って話をしてみるか。 ─────この戦いが終われば」 |
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イツ 「魔界大帝ってそんなものになった覚えはないんだが…… うちのジツはちょっと世間知らずな所あるからさ そうやって変なこと吹き込まれると、面白いことになって困るっていうか」 |
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イツ 「大体どうみてもうちら一般人でしょ~が。 でもまぁ、前会った時から思ってたが…… お前らおもしれー奴だな」 |
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イツ 「ああ、そうそう。 多分これが最後の祭りだからさ この戦いのステージをキラキラに飾り付けしておいたんだ。 自動で花火が打ち上がったり、レーザーがでたりして派手に盛り上げていくぜ」 |
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イツ 「ただ、ちょっとやっつけ仕事すぎて たまに火花が飛んできたりするかも……」 |
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ビキビキと、茨の羽が伸びていく |

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ビキビキと、ガラスが割れていく |


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はるか過去の光景がガラスに映る |



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スモークだ! |
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ジツ 「厄介な力は、先に封じさせて貰う」 |

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「おまえらおもしれーからさ、気が向いたら俺のコミュニティに来いよ。 肉やてんぷらやフルーツが食えてVRだが味がちゃんとするし 今はキャンプファイアーして花火してる」 唐突な誘い。 相手が拍子抜けして気が緩めば、武器にいたずらでも仕掛けるつもりだ。 「あ、遊びに来てほしいのはホントっす! それはそうと、うしゃオラアアア」 |


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ジツ 「……追い込まれたか」 |

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大量のロケット花火が降り注ぐ! |
| ひかり 「ふぅ……危ない所ですわ。」 |
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ガズエット 「大丈夫です。ノンアルですよ」 |

| ガズエットのカード発動! |
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蛇 「ヒヒヒッ!お呼びとあらば即参上!仲よくしようぜェ?兄弟ィ!」 |
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黒くうねる邪悪の蛇から放つオーラが、生命力を呼び覚ます! |
| ひかり 「私の出番ですわ!」 |
| ひかり 「ここはお任せあれ!」 |
| ひかり 「ケガは大丈夫ですの?」 |
| ひかり 「私の出番ですわ!」 |





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大量のねずみ花火が走り回る! |
| ひかりは後ろに引いた。 |
| ひかり 「見当違いですわね。」 |
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ジツ 「悪いが、此方の血の気は多くてな」 |
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ジツ 「魔界大帝の強さを見せつけてやれ」 |



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そこらかしこから花火が吹き上がる! |
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ジツ 「この武器の重さでは、加減できないぞ」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |






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大量のねずみ花火が走り回る! |
| ひかり 「見当違いですわね。」 |
| ひかりは後ろに引いた。 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
| ひかり 「見当違いですわね。」 |
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ジツ 「何度も使われる訳には行かないからな」 |

| ひかり 「ここはお任せあれ!」 |
| ひかり 「ケガは大丈夫ですの?」 |
| ひかり 「私の出番ですわ!」 |
| ひかり 「私の出番ですわ!」 |




| ゴウ5号 「この程度の力で十分だ」 |

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そこらかしこから花火が吹き上がる! |
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ジツ 「火花を飛ばし過ぎてはいないか?」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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こめたそが、すごい勢いで回転する! |
| ひかり 「見当違いですわね。」 |
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きらきらが飛び交った |





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大量のねずみ花火が走り回る! |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
| ひかりは後ろに引いた。 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「先は長いからな」 |
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ジツ 「…………」 |
| ひかり 「そんな攻撃当たりませんわ。」 |
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イツ 「これはアスクレじゃないかって? 俺がシャイニングフォースだと信じればこれはシャイニングフォースなんだよ」 |
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イツ 「それにシャイニングフォースのがかっこよくね? ちょっとパワーメタルのバンド名ぽいし…… ガズエットさんは音楽やるんすよね?メタルは興味ないっすか?」 |
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イツ 「んじゃ、いくぞ……」 |
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イツ 「輝け、Eternal glory, for our victory!」 |
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イツ 「シャイニングフォォーーース!!」 |
| ひかり 「見当違いですわね。」 |
| イツのカード発動! |
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ウル 「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン♪助っ人こゃーん参上☆」 |
| ガズエットのカード発動! |
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紫の魔力が宿る |
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ジツ 「……どうした? 何処を狙っている?」 |
| ひかりのカード発動! |
| ひかり 「私の出番ですわ!」 |
| ひかり 「ケガは大丈夫ですの?」 |
| ひかり 「ここはお任せあれ!」 |
| ひかり 「ここはお任せあれ!」 |






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ぱちぱち花火が降ってきた! |
| ひかり 「そんな攻撃当たりませんわ。」 |
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イツ 「やったか!?」 |
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ジツ 「火花を飛ばし過ぎてはいないか?」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「……速さが必要だな」 |

| 現実のカード発動! |
| ひかり 「ふぅ……危ない所ですわ。」 |
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ジツ 「…………」 |
| ひかり 「見当違いですわね。」 |
| ひかり 「ふぅ……危ない所ですわ。」 |

| ゴウ5号 「この程度の力で十分だ」 |


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レーザー光線だ! |
| ひかり 「ふぅ……危ない所ですわ。」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
| ひかり 「見当違いですわね。」 |
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ジツ 「…………」 |
| ひかり 「ふぅ……危ない所ですわ。」 |
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こめたそが、すごい勢いで回転する! |
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イツ 「さよならだ」 |
| ひかり 「ここはお任せあれ!」 |
| ゴウ5号 「おおっ、天の恵みか?」 |
| ひかり 「私の出番ですわ!」 |
| ゴウ5号 「くくっ……癒されていく、癒されていくぞぉ!!」 |

| 体当たり!! |

| 体当たり!! |



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ぱちぱち花火が降ってきた! |
| ひかり 「ふぅ……危ない所ですわ。」 |
| ひかり 「見当違いですわね。」 |
| ひかり 「見当違いですわね。」 |
| ひかり 「ふぅ……危ない所ですわ。」 |
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イツ 「頼むから起きてこないでくれ」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………!」 |
| ひかりは後ろに引いた。 |
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ジツ 「…………」 |
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今幾千もの 闇と光打ち滅ぼしても The gods don’t decide who to redeem from the evil 命果てるまで (4/4) |
| ひかり 「ふぅ……危ない所ですわ。」 |
| ひかり 「ふぅ……危ない所ですわ。」 |
| ひかり 「ふぅ……危ない所ですわ。」 |
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神々は去り 見捨てられた時代 果てしないこの 吹き荒ぶ地で 探し求めた (1/4) |
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イツ 「頼むから起きてこないでくれ」 |
| ひかり 「私の出番ですわ!」 |


| ひかり 「ありがとうございますわ!」 |
| ひかり 「感謝しますわ。」 |
| ひかり 「ありがとうございますわ!」 |
| ひかり 「ありがとうございますわ!」 |
| ひかり 「また戦えますわね?」 |
| ひかり 「また戦えますわね?」 |
| ひかり 「ありがとうございますわ!」 |

| ゴウ5号 「この程度の力で十分だ」 |


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そこらかしこから花火が吹き上がる! |
| ひかりは後ろに引いた。 |
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イツ 「さよならだ」 |
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イツ 「やったか!?」 |
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ジツ 「火花を飛ばし過ぎてはいないか?」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
| ひかり 「そんな攻撃当たりませんわ。」 |
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ジツ 「…………」 |
| ひかりは後ろに引いた。 |
| ひかりは後ろに引いた。 |
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今幾千もの 闇と光打ち滅ぼしても The gods don’t decide who to redeem from the evil 命果てるまで (4/4) |
| ひかりは後ろに引いた。 |
| ひかり 「そんな攻撃当たりませんわ。」 |
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針は刻んでゆく 世界が変わらなくとも 赤く染まったこの 淀んだ空に 叫び誓った (2/4) |
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イツ 「やったか!?」 |
| ひかり 「ふぅ……危ない所ですわ。」 |
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ジツ 「……どうした? 何処を狙っている?」 |
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ジツ 「……どうした? 何処を狙っている?」 |


| ゴウ5号 「我の助けを借りるのか?」 |



| ゴウ5号 「我の力を見よ!」 |
| ひかり 「感謝しますわ。」 |
| ひかり 「ありがとうございますわ!」 |
| ゴウ5号 「我の助けを借りるのか?」 |


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ぱちぱち花火が降ってきた! |
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イツ 「さよならだ」 |
| ひかりは後ろに引いた。 |
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イツ 「さよならだ」 |
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イツ 「さよならだ」 |
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ジツ 「この武器の重さでは、加減できないぞ」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
| ひかり 「見当違いですわね。」 |
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ジツ 「…………」 |
| ひかり 「そんな攻撃当たりませんわ。」 |
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ジツ 「…………」 |
| ひかり 「そんな攻撃当たりませんわ。」 |
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今幾度もの 剣と剣を重ねたとしても The gods don’t decide who to give judgment to 戦い続ける (3/4) |
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イツ 「頼むから起きてこないでくれ」 |
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今幾度もの 剣と剣を重ねたとしても The gods don’t decide who to give judgment to 戦い続ける (3/4) |
| ひかり 「ふぅ……危ない所ですわ。」 |
| イツのカード発動! |
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ウル 「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン♪助っ人こゃーん参上☆」 |
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ジツ 「……どうした? 何処を狙っている?」 |
| ガズエットのカード発動! |
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紫の魔力が宿る |
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ジツ 「……どうした? 何処を狙っている?」 |
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ジツ 「……どうした? 何処を狙っている?」 |
| ゴウ5号 「くっくっく……」 |


| ゴウ5号 「補給こそ戦闘の肝!」 |
| ガズエットのカード発動! |
| ゴウ5号 「おおっ、天の恵みか?」 |
| ひかりのカード発動! |
| 爆発四散! |
| ゴウ5号 「こら! 我を置いていくな!」 |

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スモークだ! |
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イツ 「寝ててくれ〜、マジお願いします」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「……速さが必要だな」 |

| 現実のカード発動! |
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ジツ 「…………!」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ 「…………」 |
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ジツ (自分の手を握ったり開いたりしている) |
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ジツ 「…………」 |
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今幾度もの 剣と剣を重ねたとしても The gods don’t decide who to give judgment to 戦い続ける (3/4) |
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今幾千もの 闇と光打ち滅ぼしても The gods don’t decide who to redeem from the evil 命果てるまで (4/4) |
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ジツ 「……どうした? 何処を狙っている?」 |
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ジツ 「……どうした? 何処を狙っている?」 |


| ゴウ5号 「補給こそ戦闘の肝!」 |
| ゴウ5号 「我の助けを借りるのか?」 |
| ゴウ5号 「補給こそ戦闘の肝!」 |
| ゴウ5号 「我の力を見よ!」 |
| ゴウ5号 「我の助けを借りるのか?」 |
| ゴウ5号 「我の助けを借りるのか?」 |
| ゴウ5号 「補給こそ戦闘の肝!」 |
| ゴウ5号 「補給こそ戦闘の肝!」 |



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ガズエット 「ご、ごめんなさい。 後は頼みます……」 |
| ゴウ5号 「ふん……今回はおまえらに任せて我は引こう」 |
| 0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 6 2 0 1 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 1 1 1 4 1 |
0 0 0 3 4 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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イツ 「っしゃ、ぉらー! 俺たちは、強い! ほら、ジツ、いつものだ」 |
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腕を上げて手のひらを向けて、ジツが打ち合うのを待っている。 |
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シュワアアアア |
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花火が止まらず打ち上がり、しばらくして漸く静かになった。 |
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イツ 「ふっ、ははは、やっべ。 おもしれーー! めっちゃおもしろかった!」 |
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イツ 「ありがとうな。 魔界大帝ってのはしらねぇけど!」 |
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ジツ 「これは毎回やる必要があるものなのか?」 (疑問を口にしつつも前回と同じように手を打ち合わせた) |
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ジツ 「一応誤解を解いておくが、こちらは『魔界大帝』とやらではないぞ。 いや。イツが実際どうなのかは知らないが」 |
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幼女 「おつかれさまー! いっしょにはなびしよー!」 |
