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チキ カチャ カチン ――音が響く。翅と体内からただ響く。 |

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チヨ子 「抵抗しないでいて欲しいな!」 |

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あなたも、 わたしも、 愛の内。 逢ったが、 最後、 哀の内。 |

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振り子は 正しい道を 星の中から 探し出す。 |

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「あはは」「うふふ」「わあわあ」「ぐすん」 |

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@<l3>──この祈りは、届くのだろうか。</l3> |


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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
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奪って渡す。此れが得意なこと。 |
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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
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チヨ子 「ワルツを踊るように、くるくるってね」 |
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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
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ペンデュラムを揺らしては、くすくす くすくす 笑っている。 |
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チヨ子 「ワルツを踊るように、くるくるってね」 |
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チヨ子 「ワルツを踊るように、くるくるってね」 |
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チヨ子 「ワルツを踊るように、くるくるってね」 |
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チヨ子 「お願いね、任せたからね……!」 |
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――ペンデュラムが煌めいた。 |

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ペンデュラムを揺らしては、くすくす くすくす 笑っている。 |
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カチ カチ カチ 時計の音がリズムを刻む。秒針の音が速くなる。 |
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チヨ子 「あはは、大事なドレスが汚れたら困っちゃうからね」 |
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ペンデュラムを揺らしては、くすくす くすくす 笑っている。 |
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チヨ子 「どんどん痛がって欲しいな!」 |

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奪って渡す。此れが得意なこと。 |
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チヨ子 「あはは、大事なドレスが汚れたら困っちゃうからね」 |
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チヨ子 「ちょっと痛いだけだから~」 |

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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
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奪って渡す。此れが得意なこと。 |
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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
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チヨ子 「ちょっと痛いだけだから~」 |
| チヨ子のカード発動! |
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おや、私の出番かな? |
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ならば本気を出させてもらおう! |
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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |

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奪って渡す。此れが得意なこと。 |
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奪って渡す。此れが得意なこと。 |
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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
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チヨ子 「当たってくれるとありがたいな~!」 |


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奪って渡す。此れが得意なこと。 |
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チヨ子 「きっと私達なら大丈夫だから!」 |
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***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |



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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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チヨ子 「どうせちくっとするだけだよ?」 |
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チヨ子 「どうせチヨ子の攻撃なんて当たっても掠り傷なのにな~」 |
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チヨ子 「これでまだ戦える……!」 |
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チヨ子 「これでまだ戦える……!」 |
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チヨ子 「これでまだ戦える……!」 |
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チヨ子 「これでまだ戦える……!」 |
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***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
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チヨ子 「わ!えへへ、嬉しい!ありがとうね!」 |
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***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
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チヨ子 「わ!えへへ、嬉しい!ありがとうね!」 |
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***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |

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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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***** 「――こてん、と首を傾げた。」 |
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チヨ子 「ねえ、チヨ子の事もっと怖がって!!」 |
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チヨ子 「優しくするからじっとしてて欲しいな」 |

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チヨ子 「どうせちくっとするだけだよ?」 |


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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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チヨ子 「どんどん痛がって欲しいな!」 |


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チヨ子 「当たってくれるとありがたいな~!」 |

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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
| *****のカード発動! |
| ――光り輝く白い鳥の群れが飛んでいく。 かれらは飛び去った先で衝撃を撒き散らしながら弾けて消える。 |
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チヨ子 「チョコ食べて、休憩しよー?」 |
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笑顔のままで向き直った。 |

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掌から、甘美な流星が生まれ落ちる。 |
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夜空色のペンデュラムを、縋るように握っている。 |

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生きるオトを合わせていこう。 |

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ペンデュラムを揺らしては、くすくす くすくす 笑っている。 |
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チヨ子 「当たってくれるとありがたいな~!」 |
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チヨ子 「どうせチヨ子の攻撃なんて当たっても掠り傷なのにな~」 |
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チヨ子 「当たってくれるとありがたいな~!」 |
| チヨ子のカード発動! |
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鴉が集う。それは肉の壁による迷宮だ。 |
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夜空色のペンデュラムを、縋るように握っている。 |
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肉体が修復されていく。 |



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生きるオトを合わせていこう。 |

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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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***** 「――こてん、と首を傾げた。」 |
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チヨ子 「当たってくれるとありがたいな~!」 |
| 0 0 0 1 0 1 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 2 0 0 2 |
火 水 風 地 光 闇 |
2 1 0 5 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 2 3 2 0 2 |
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カチン ――翅が鳴る。ゆらりゆらり、と周囲を舞った。 |

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チヨ子 「お疲れ~!今回もチヨ子達の大勝利ってとこだね!」 |

