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魔王 「ほう、やってきたな! 我こそは『アンジニティ』の魔王! 貴様らがアンジニティから逃げ出すから、迎えに来てやったぞ」 |

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鳴 「来るというなら…手加減は出来ないよ」 |
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神の力 「行きましょう─── セカイ 貴方たちの日常を、奪わせはしません!」 |
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「さあ、はじめよう。今ここで。今再び。 世界は嘗て欺きの上に、俺の舌に、指先の下に。 夜の世界の託宣をーー聞かせてやるよ」 |

| 「どうも、『今まで会ったことのない連中』と会うようになっていると思わんか? 面白みってやつはあるのかも知れないが、 俺はもう少し楽がしたいんだよ」 |

| 燃えるような緑の目が見つめる。 瞬き――その頬をよぎる何がしかの表情、しかしその形の定まるより早く槍を構える。 |

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アルラウネ 「なんか怖いこと、する気ですか・・・?」 |

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カードがマタル・ユイの掌に載せられる。22枚、異なる意匠のその紙片が。 |
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男の口の端に笑みが浮かんだ。ーー指先が示すのは《獣》の紙片。 |
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そうして、男の唇から、何かを呼ぶ”音”がした |
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地獄を、この夢から溢れさせて 招いて 炎であるはずがない それが炎のかたちであるはずが 安寧を祈る呪いが 届かない手が 背中に迫る 閉じた錠の鍵は わたしの裡にある |
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「マタル・ユイの託宣を始めよう。ーー”騎士”を、此処に。 狂った旅路の果てに、いつか出会う愛の形を夢見て。さあ、お前を鳥籠に入れてしまおう。 そうして俺自身の心臓も、其処に。俺の忠誠を啄んで、赤く染まっておくれ」 |
「お前さんたち、アンジニティなんだろ? 見かけないこともないよ。向こうにつこうってやつはさ」 |
| 「ま、それぞれに信念なり、信仰なりもあるだろう。 べつだん全員仲がいい世界でもない。そいつはよくわかってる」 |
| 「ま、俺たちの慣れたやり方をするまでだよな。 暴力ってやつでさ」 |
熱気がうごめく。 |
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魔王 「ハーッハッハッハ!!! 神よ、貴様との決戦の時が来たようじゃな!!!!」 |
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魔王 「来るが良い! 貴様らはここで! この魔王が滅ぼしてくれる!」 |
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鳴 「……」 |
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鳴 「・・・例えこの身が何だろうと」 |
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鳴 「私はもう諦めない… 今度こそあの子も…私の大切な人達も護るッ!」 |
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鳴 「皆、行くよ…!」 |
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『――そして幻想の月は少女を照らす』 |

| 痛みがあった。 |
| 痛みがあった。 |
| 痛みがあった。 |
| 痛みがあった。 |


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「”首筋に甘噛みを 冷たい頬に口づけを”」 |
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「この夢の価値など、ーーお前たちにはわからないだろうよ」 |
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「”首筋に甘噛みを 冷たい頬に口づけを”」 |
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月影の、瞬き。 |
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「届かなかったものを、な。きっと。」 |
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「”裁かれたい、支配されたい、あなたに、正義そのものである、あなたに、 その声で、この首を、ねえ、どうか”」 |
| 周囲に紙が燃えるような香りが漂う。 |
「見逃してくれよ」 |
| 周囲に紙が燃えるような香りが漂う。 |
ペンがゆらめく。 |
火の粉が飛び散る。 |
| 神の力のカード発動! |
| 周囲に紙が燃えるような香りが漂う。 |
笑う。木片に何かの文字を書き入れてみせる――次の瞬間の爆発。 |

「よしとくんだな」 |

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鳴 「まずは落ち着こう…。」 |
| 槍を掴まぬ手が引き攣るように動く――ゆるやかに宙へ振り上げる、鎌首をもたげる蛇の首のようなしぐさで。 |

| 痛みがあった。 |
| 槍を掴まぬ手が引き攣るように動く――ゆるやかに宙へ振り上げる、鎌首をもたげる蛇の首のようなしぐさで。 |

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「何様のつもりだ?」 |
| 神の力のカード発動! |
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鳴 「・・・ありがとうございます。」 |
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鳴 「…ッ!」 |
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アルラウネ 「あわわわわ・・・・・」 |

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「届かなかったものを、な。きっと。」 |
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「独壇場、ってやつさ」 |
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「届かなかったものを、な。きっと。」 |
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「”この舌を切り落とされること 眼差しのこの世界に捨て置くこと 闘争 確かに更新される最前線の灯が似るもの”」 |

| 周囲に紙が燃えるような香りが漂う。 |
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鳴 「ふぅ…」 |
「すばしっこいな」 |
「俺はこっちだぜ」 |
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鳴 「力み過ぎたかな…?」 |
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魔王 「ふん、効かんな!」 |

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マオ 「好きにせい」 |
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鳴 「紡いできた力を…」 |
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鳴 ガンヘイル フューサレイド 『雹弾・一斉射撃!』 |

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「何様のつもりだ?」 |
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鳴 「力み過ぎたかな…?」 |
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「何様のつもりだ?」 |
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鳴 「力み過ぎたかな…?」 |
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風が巻き上がる。 |
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鳴 「力み過ぎたかな…?」 |
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鳴 「ふぅ…」 |
目が追う。 |

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「届かなかったものを、な。きっと。」 |
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月影の、瞬き。 |
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男の影が、豹の姿を象って立ち上る |
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「”裁かれたい、支配されたい、あなたに、正義そのものである、あなたに、 その声で、この首を、ねえ、どうか”」 |
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男の影が、豹の姿を象って立ち上る |
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「独壇場、ってやつさ」 |
| 周囲に紙が燃えるような香りが漂う。 |
「あまり何度もできる芸じゃあないんだがね」 |

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鳴 「ふぅ…」 |
「すばしっこいな」 |
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鳴 「ふぅ…」 |
「すばしっこいな」 |
| 「もう少し近くに来いよ」 |
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鳴 「力み過ぎたかな…?」 |
火の粉が飛び散る。 |
| 鳴のカード発動! |
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らじちゃん 「ちょっくらお手伝い!」 |

| 周囲に紙が燃えるような香りが漂う。 |
「粘ると苦しむだけだぜ」 |
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鳴 「ふぅ…」 |
「すばしっこいな」 |
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魔王 「少し遊んでやる」 |
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「何様のつもりだ?」 |
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魔王 「ほう、面白い動きをする」 |
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鳴 「・・・ありがとうございます。」 |
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鳴 「・・・ありがとうございます。」 |
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鳴 「さてさてー・・っと!」 |
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「何様のつもりだ?」 |
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鳴 「力み過ぎたかな…?」 |
| 槍を掴まぬ手が引き攣るように動く――ゆるやかに宙へ振り上げる、鎌首をもたげる蛇の首のようなしぐさで。 |

| 槍を掴まぬ手が引き攣るように動く――ゆるやかに宙へ振り上げる、鎌首をもたげる蛇の首のようなしぐさで。 |

| 槍を掴まぬ手が引き攣るように動く――ゆるやかに宙へ振り上げる、鎌首をもたげる蛇の首のようなしぐさで。 |

| 鳴のカード発動! |
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「何様のつもりだ?」 |
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鳴 「力み過ぎたかな…?」 |
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鳴 「そん、な…! ・・・ごめん…ごめんね…。」 |
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『やれやれ…無理するねぇ…』 |
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アルラウネ 「あわわわわ・・・・・」 |

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「届かなかったものを、な。きっと。」 |
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「独壇場、ってやつさ」 |
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「届かなかったものを、な。きっと。」 |
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「”裁かれたい、支配されたい、あなたに、正義そのものである、あなたに、 その声で、この首を、ねえ、どうか”」 |
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「届かなかったものを、な。きっと。」 |
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「”裁かれたい、支配されたい、あなたに、正義そのものである、あなたに、 その声で、この首を、ねえ、どうか”」 |
| 周囲に紙が燃えるような香りが漂う。 |
「さて、どうだい」 |
火の粉が飛び散る。 |
「ぼちぼち楽しくなってきたかい」 |
| 魔王のカード発動! |
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狸 「ふぅー↑↑」 |
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魔王 「少し遊んでやる」 |
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風が巻き上がる。 |
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魔王 「ほう、面白い動きをする」 |
| 槍を掴まぬ手が引き攣るように動く――ゆるやかに宙へ振り上げる、鎌首をもたげる蛇の首のようなしぐさで。 |

| 槍を掴まぬ手が引き攣るように動く――ゆるやかに宙へ振り上げる、鎌首をもたげる蛇の首のようなしぐさで。 |

| おおん、と空のたわむ音ひとつ。 |

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これは百戦の。 |
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痛みがあった。 |
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痛みがあった。 |
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痛みがあった。 |
| 痛みがあった。 |
| 魔王のカード発動! |
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魔王 「ハーッハッハッハァー! よかろう、貴様らの努力に免じ、此度は引いてやる! 貴様らが否定の世界に帰るのは変わらぬ。せいぜい足掻くがいい!」 |
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アルラウネ 「やっぱり怖い人だー!!!!」 |
| 0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 4 2 1 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 2 0 1 0 1 |
2 0 0 0 1 0 |
0 0 0 1 0 2 |
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「ごちそーさん。またいつでも会いに来いよ」 |

| 「お前さんたちがあの牢獄にいたがるのは勝手だがね。 出る手段があるんなら使ってみたいじゃあないか。 奪って面白いものを奪うってのは、 アンジニティじゃ日常茶飯事だっただろ?」 |

息にもならないため息。 |

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これは百戦の。 |
