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土を巻き上げながら地を褐色の根が割り、 空を覆いながら幹が伸び、そこは見る間に森となる。 |
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《一目で街ならぬとわかるものの次は、 まったくその真逆といったところか》 |
| 顔色が悪い。 |






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《どれほど常なるものと見えたとて。 このハザマの最奥にあるならばその腕はもはや知れたものよな》 |
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《それに。 あの街でもひときわやるものに、 それらしい見てくれのあるなどとは限らんことは知っているとも》 |
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《退屈のない時間を過ごしたいものだな、 先からいささか、このハザマは静かすぎる》 |
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《ハザマのものどもも、もはや手ごたえもない。 あの街のほかに。 真にこの手に掴みたいものの、そうできる道筋もない》 |
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《となれば。 気が晴れることなど、もはやこの場程度ゆえということもわかろう?》 |


| キバ 「……」 |

| キバ 「……」 |

| キバ 「やられて……たまるかよ……」 |

| キバ 「……」 |
| キバ 「……」 |

| キバ 「……来るなら来い」 |

| キバ 「邪魔しないでくれ」 |
| キバ 「……」 |

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矢継ぎ早に浴びせられる冷や水。 |
| 森のカード発動! |
| キバのカード発動! |
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モロバ 「運命は今! お前のものだ!」 |

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《ほんの小手調べだとも、これしきはな》 |
| 森のカード発動! |
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遠く聞こえる風切り音は一瞬のうちに距離を詰め、 見上げた空に、五本杭! |
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《ざまを見るのはどちらかな》 |
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《己の力量を悟るがいい!》 |
| キバのカード発動! |
| キバ 「落ち着け。俺は大丈夫、大丈夫だ」 |
| キバ 「落ち着け。俺は大丈夫、大丈夫だ」 |
| キバ 「落ち着け。俺は大丈夫、大丈夫だ」 |
| キバ 「落ち着け。俺は大丈夫、大丈夫だ」 |
| キバ 「落ち着け。俺は大丈夫、大丈夫だ」 |
| キバ 「ひっ、ひいっ……やめろ!!やめろぉ!!!!!」 |
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0 1 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
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《はははは。これほど怯えるものなど、この期に及んで初めてだ。 おれが何をすると思った? 心配せずとも、殺しなどしないとも。つい十刻ほど前なら考えたろうがな》 |
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《いまとなっては…… いいや。詮も無いことよ。忘れてどこへなり、尻尾を巻いて逃げるがいい》 |
