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コドー 「ぁア゛……頭――われ――る、痛――……」 人間性を溶かす様に据わる瞳が、何かの到来を予感させる |
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コドー「あ―ぁア、ア”――」 艶消しを施された様な光の無い瞳がゆっくりと据わって行く |
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コドー 「フ―ぅ゛―あッ――ぐゥ!!」 メキメキと云う音と共に、 幾何学に全身を走る赤光の線が、血管が浮き出る様に太く成る |
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コドー「後ろ無し、場所も無しー彼処は…オレの…―」 少年の影から伸びる無数の黒き腕は、彼を守るかの如しに蠢き散って行く |
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少年の体を幾何学に走る赤光が輝きを増した |


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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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オモワク 「――さて、的確に屠って行こうか」 ニコリ、と、微笑むと、姿が虚空へ溶けて消え、 代わりに、コドーの持つバットに漆黒の棘が現れた |
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コドー「――っ」 ただ無表情にバットを何度も何度も何度も振り下ろす! |
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コドー 「え……っと……」 ふと表情に人間味が戻ったが、又直ぐに虚ろな顔に戻った |
| コドーのカード発動! |
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――穴の向こうに主が御座す。 |
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コドー 「……」 相手の何かを覗き込む様な瞳が、ユラリ―と揺れた気がした |

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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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オモワク 「――さて、的確に屠って行こうか」 ニコリ、と、微笑むと、姿が虚空へ溶けて消え、 代わりに、コドーの持つバットに漆黒の棘が現れた |
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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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オモワク「はいはーい、おれのお出ましだーひかえおろー。 君が倒れると、”アイツ” が拗ねて面倒臭いんだよねェ 」 如何にも軽率で、何処か爛れる様に掠れた笑い声が聞こえる コドー「…オ、モワク?、おまぇ…居た―ンだっ、け……」 |
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影から滲み出た触手だった筈の物は、 ざわめく繊毛と別れ優しくコドーを包み癒やしていく |

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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |

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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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コドー「―粘るんぢゃネェぞ?」 虚ろな目に狂気が宿る。徐々に見開かれて行く瞳は、その瞬間をただ焼き付ける |
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火 水 風 地 光 闇 |
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コドー 「………」 据わり切った目のまま、ただ虚空を見上げ、 数分が過ぎると、何処かへと去っていった |
