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―― Cross+Roseに映し出される。

 

 

 


白南海
「ん・・・・・」

エディアン
「これは・・・・・」


 

エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。

白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。


チャット画面にふたりの姿が映る。

 


エディアン
「なんでしょうこれ!変な情報が映し出されてますねぇ。」

白南海
「・・・つーか何でまた一緒の部屋入ってるんですかね。」

エディアン
「いいじゃないですかぁ!案外ヒマじゃないですか?案内役。」

白南海
「私はひとりがいいんです、が、ね。」

エディアン
「くッッらいですねぇ・・・・・クール気取りですか一匹狼気取りですか、まったく。」

白南海
「うっせーオンナが嫌いなだけです。」

エディアン
「・・・そういう発言、嫌われますよぉ?」

白南海
「貴方も、ね。」


 

 

 


エディアン
「――さて、まぁいいとしてこのログ?は何なんですかねぇ。」

白南海
「・・・・・仕方ねぇですね。・・・おーい、クソ妖精ー。」

ノウレット
ショートの金髪に橙色の瞳の少女。
ボクシンググローブを付け、カンガルー風の仮装をしている。やたらと動き、やたらと騒ぐ。



ノウレット
「はぁい!ノウレットはいつでも貴方の背後から―――ッ!!」


 


エディアン
「あぁなるほどノウレットちゃん!」

エディアン
「・・・っていうかクソ妖精って――」

ノウレット
「あだ名をいただいちゃいました☆」

白南海
「――ほれ、Cross+Roseに変な情報出てんぞ説明しろ。」

ノウレット
「うおおぉぉぉ頼られてます!?もしかして頼られてますッ!!?」


ノウレットから遠く離れる白南海。


ノウレット
「どうして離れていくんですッ!!!?」


 

 

 


ノウレット
「これはですねぇ!チェックポイント開放者数の情報ですっ!!」

エディアン
「えぇえぇ、それはまぁそうかなーとは。右側の1000って数字はなんでしょう?
 もしかして開放できる人数が限られてる・・・とか?」

ノウレット
「いえいえー!開放は皆さんできますよーっ!!
 これはハザマにいる全員に新たな力を与えるという情報です!!」

エディアン
「新たな力・・・?」

ノウレット
「そうでぇっす!!各チェックポイントの開放者数が増えるほど、対応する力が強く与えられます!
 1000というのは1000人より上は1000人として扱うってことです!!」

エディアン
「なるほどなるほど。これ・・・・・敵も味方も、ですか?」

ノウレット
「はぁい!全部が全部、ハザマの全員でーす!!」

エディアン
「具体的に、どんな力が与えられるんです?」

ノウレット
「ごめんなさい!私はCross+Roseの妖精なのでハザマのことはよくわかりません!!
 Cross+Roseに送られた情報を伝えることしか・・・・・」

エディアン
「・・・はーい、大丈夫ですよー。」

エディアン
「これは言葉からイメージして実感してみるしかないですかね。
 出てくる敵にも力が・・・・・気をつけないといけませんね。」

エディアン
「・・・・・白南海さーん!聞きましたよー。」


遠く離れた白南海を手招く。

 

 

 


白南海
「――まぁ聞こえていたわけですが。離れても音量変わらなかったわけですが。」

エディアン
「・・・ノウレットちゃんの音量調整できますよ?コンフィグで。」

白南海
「・・・・・ぁー、よくわかんねぇめんどくせぇ。」

エディアン
「まったく、こういうのダメな人ですか。右上のここから・・・ほら、音量設定。あるでしょ。
 それから・・・・・あぁ違いますって!それだとチャッ――」


 

 

 

チャットが閉じられる――





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