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……『おかーさん』? |

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音ちゃん 「よろしくお願いします。」 |
| お母さん 「戦いっては男の仕事じゃないのかな?」 |
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過去なんてわからない。 どうしてこんなめにあっているのか、 そんな理由をかんがえるよゆうもなくて。 |

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未来なんてわからない。 生きててなにかいいことがあるのか、 そんな理屈をかんがえるよゆうもなくて。 |

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ただ、いしのうらのダンゴムシのように、 ひとめにつかぬうすぐらいところに、 身をまるめてちぢこまって、 みじめな現在を、ただ生きていた。 |

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ただ、 しぬまでのあいだのわずかなあいだ、 じかんつぶしをしていた。 多くのなかまが、そうであったように。 |

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そんなわたしたちのまえにあらわれたのが、 『おかーさん』だった。 |



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わたしは、『おかーさん』が、だいすきだった。 |

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あたたかいだんろがあって、 あたたかいいえがあって、 あたたかい『おかーさん』ができた。 |

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わたしは、『おかーさん』が、だいすきだった。 |

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やめて また ころすの? |
| お母さん 「私の愛が受け取れないっていうのかな?」 |
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なぜ やめて くるしいよ |
| お母さん 「私の愛が受け取れないっていうのかな?」 |
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なぜ やめて くるしいよ |
| お母さん 「私の愛が受け取れないっていうのかな?」 |
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やめて また ころすの? |
| お母さん 「私の愛が受け取れないっていうのかな?」 |
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こわい いたいよ しにたくない |

| ハイヤのカード発動! |
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桔梗 「動かんといてなぁ、ちょっち痛おすけど。 すぐ良くなりますよってなぁ。ひひ。」 |

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なんで でも しにたくないよ |
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音ちゃん 「汚染。」 |
| お母さん 「ちょっとおいたが過ぎるんじゃないかな」 |
| お母さん 「ちょっとおいたが過ぎるんじゃないかな」 |
| お母さん 「ちょっと、危ないじゃない」 |
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音ちゃん 「むむむ」 |
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音ちゃん 「回復するね」 |
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音ちゃん 「回復するね」 |

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わたしたちは、『おかーさん』にひきとられた。 あたたかいおふろにいれられ、 あたたかいごはんをつくってくれて、 あたたかいおふとんでいっしょにねた。 |

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──私の『物語』が終わった、あの瞬間までは。 |

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『おかーさん』がすき 『おかーさん』は あたたかくて やさしくて いいにおいがした |

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ああ そうだ ころさなきゃ…… |
| お母さん 「ちょっと、危ないじゃない」 |
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つらいよ そうじゃない やめて |
| お母さんのカード発動! |
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こわい だって かなしいの |
| お母さん 「私の愛が受け取れないっていうのかな?」 |
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音ちゃん 「省エネ。」 |
| お母さんのカード発動! |
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白銀の弾丸が撃ち放たれる。 |
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やめて また ころすの? |
| お母さん 「私の愛が受け取れないっていうのかな?」 |
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やめて また ころすの? |
| お母さん 「私の愛が受け取れないっていうのかな?」 |
| お母さん 「はいはい、後は若い人達で頑張ってねー」 |
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音ちゃん 「ちょっと休んでて」 |

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『おかーさん』がすき 『おかーさん』は あたたかくて やさしくて いいにおいがした |

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ああ そうだ ころさなきゃ…… |
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音ちゃん 「危ない危ない」 |
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だめ だって やめてよ |
| 音ちゃんのカード発動! |
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音ちゃん 「回復するね」 |
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音ちゃん 「回復するね」 |
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音ちゃん 「回復するね」 |
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音ちゃん 「回復するね」 |
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音ちゃん 「回復するね」 |
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『おかーさん』が嫌い 『おかーさん』は おにーちゃんを殺した ボーノを殺した みんないなくなった みんなかえってこない |

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ああ そうだ ころさなきゃ…… |
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『おかーさん』がすき 『おかーさん』は やさしいをくれた うれしいをくれた いばしょをくれた かえるばしょをくれた |

| 音ちゃんのカード発動! |
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ラプリナ 「さ、呼んだのは貴方かしら?・・・力抜いててね~~~♪」 |
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音ちゃん 「回復するね」 |
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音ちゃん 「強いー!」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
0 3 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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MtBT 「──はい、そこまで。」 |
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MtBT 「ああ、済まないね。 コッチの采配ミスだね。 …本当は、ココまでするつもりは無かったんだけどね、うん。」 |
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MtBT 「大丈夫。 君達は、悪くない。 …今回の“不幸な事故”の非は全て、コッチにあるんだよ。」 |
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MtBT 「あの娘は『お母さん』ってモノに、かなり複雑な想いを持っていてね。 だから、ちょっとばかりムシの居所が悪くなったんだよね。」 |
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MtBT 「そんな訳で、ごめんね。 そして、貴女の“六命”から続くその願いが、叶いますように。」 |

