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チキ カチャ カチン ――音が響く。翅と体内からただ響く。 |

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チヨ子 「抵抗しないでいて欲しいな!」 |

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神父くん 「彼らの邪魔をしないでくださいよ。」 |

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海里 「はいは〜い、よろしゅうお願いな〜!」 |

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神父くん 「―――胸焼けするほど甘い匂いが戦場を包み込む…」 |
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すべてはまぼろし? すべてはげんじつ? |
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綴られた赤い燕が同じ色の空を飛ぶ。 |
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最期の頁に夕陽が差す。 |
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望んだ終を作る為に、自分は筆を執ったのだ。 |
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おいで、 おいで、 此方に、 おいで。 |

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夜闇に 紛れて 息を 潜めて。 |

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声、 視線、 吐息、 物音、 嗚咽、 闇、 光、 “なにもない”。 |
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――それでも。 |

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@<l3>──この祈りは、届くのだろうか。</l3> |


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目の奥で夕焼けがチカチカと光っている。 |
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チヨ子 「お願いね、任せたからね……!」 |
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――ペンデュラムが煌めいた。 |



| 0 0 0 1 0 1 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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カチ カチ カチ 時計の音がリズムを刻む。秒針の音が速くなる。 |
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神父くん 「「深呼吸をして。ゆっくり吸って……」 ――――空気の流れに乗って宙を舞う綿菓子が貴方の体に入り込む」 |

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お星様のあかりは、きらきらしながら揺れている。 |
| 独りぼっちの神父のカード発動! |
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頑張るあなたに、優しい口付けを。 |



| 0 0 0 1 1 1 |
0 0 0 0 2 0 |
0 0 0 0 1 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 0 0 1 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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生きるオトを合わせていこう。 |

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神父くん 「「綺麗な紙には折り目をつけないと。」 ――――誰かの辛い過去が貴方を捕えて離さない。」 |

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ペンを走らせる音。 |
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チヨ子 「チヨ子から、流星をあなたに!」 |



| 0 0 0 2 2 1 |
0 0 0 0 2 0 |
0 0 0 0 2 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 0 0 2 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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神父くん 「「綺麗な紙には折り目をつけないと。」 ――――誰かの辛い過去が貴方を捕えて離さない。」 |

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神父くん 「懺悔はいつでもお聞きしますよ。」 |
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海里 「ほら、ぶち当ててやっから縦だか横だかに並べ!」 |

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* 「さよならやんなぁ?」 |
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チヨ子 「わるいこ だ~れだ?」 |



| 0 0 0 3 2 1 |
0 0 0 0 3 0 |
0 0 0 0 2 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 0 0 3 1 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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ペンを走らせる音。 |
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海里 「今日は筆の調子がいいからなぁ!」 |

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* 「さよならやんなぁ?」 |
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指でなぞれば、其処から煌めきが溢れ出す。 |



| 0 0 0 4 2 1 |
0 0 0 0 4 0 |
0 0 0 0 2 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 0 0 3 2 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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神父くん 「「傷ついた過去が洗い流されることはない。」 ――――苦痛の記憶を内包して、空から水飴が降り注ぎ貴方の体を汚していく。」 |
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「次はお前だな」 |
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掌から、甘美な流星が生まれ落ちる。 |
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チヨ子 「チョコ食べて、休憩しよー?」 |
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海里 「ええタイミングやな!」 |


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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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神父くん 「「幸せな者に不幸を、不幸な者に平穏を」 ――――足元に現れた天秤が二人を乗せる。上にいる者は下に。下にいる者は上に」 |
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神父くん 「懺悔はいつでもお聞きしますよ。」 |
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海里 「それじゃあ、ここでとっておきやっときますか?」 |
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チヨ子 「当たってくれるとありがたいな~!」 |


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***** 「<B2> カチンッ ――時計の針が、戻る。」 |
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チヨ子 「これでまだ戦える……!」 |
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***** 「<B2> カチンッ ――時計の針が、戻る。」 |
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チヨ子 「元気いっぱいになったよ!」 |
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ペンの先はそちらを指した。 |
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海里 「ほら、ぶち当ててやっから縦だか横だかに並べ!」 |

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不安も恐怖も、全て包み込んで愛しましょう。 |

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神父くん 「「綺麗な紙には折り目をつけないと。」 ――――誰かの辛い過去が貴方を捕えて離さない。」 |

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「次はお前だな」 |
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チヨ子 「当たってくれるとありがたいな~!」 |
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スピカの光が、きっと背中を押してくれるから。 |
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海里 「ええタイミングやな!」 |


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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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海里 「大人しく焼かれてくれよ。な?」 |

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小鷹 「煙草の煙が漂っている。」 |
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チヨ子 「わるいこ だ~れだ?」 |
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海里 「ええタイミングやな!」 |
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チヨ子 「わ!えへへ、嬉しい!ありがとうね!」 |

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生きるオトを合わせていこう。 |

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生きるオトを合わせていこう。 |

| *****のカード発動! |
| ――光り輝く白い鳥の群れが飛んでいく。 かれらは飛び去った先で衝撃を撒き散らしながら弾けて消える。 |
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神父くん 「「綺麗な紙には折り目をつけないと。」 ――――誰かの辛い過去が貴方を捕えて離さない。」 |

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神父くん 「懺悔はいつでもお聞きしますよ。」 |
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ペンの先はそちらを指した。 |
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チヨ子 「私の毒、貴方にはどれくらいの痛みになるかな?」 |
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チヨ子 「どうせチヨ子の攻撃なんて当たっても掠り傷なのにな~」 |


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生きるオトを合わせていこう。 |

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神父くん 「「綺麗な紙には折り目をつけないと。」 ――――誰かの辛い過去が貴方を捕えて離さない。」 |

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神父くん 「懺悔はいつでもお聞きしますよ。」 |
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海里 「思考回路焼き切ってやろうか!」 |
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海里 「えっ、今の当たったことに……だめか?」 |
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「次はお前だな」 |
| 『有心海里』のカード発動! |
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椿 「椿はぽとりと地に落ちた」 |
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チヨ子 「どんどん痛がって欲しいな!」 |
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チヨ子 「どうせチヨ子の攻撃なんて当たっても掠り傷なのにな~」 |

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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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***** 「――こてん、と首を傾げた。」 |
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生きるオトを合わせていこう。 |

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神父くん 「懺悔はいつでもお聞きしますよ。」 |
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海里 「何も考えられなくなるくらい綺麗だろ?」 |
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チヨ子 「当たってくれるとありがたいな~!」 |
| チヨ子のカード発動! |
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鴉が集う。それは肉の壁による迷宮だ。 |
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海里 「どうもー!」 |
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海里 「さんきゅー!」 |
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海里 「どうもー!」 |
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チヨ子 「当たってくれるとありがたいな~!」 |

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生きるオトを合わせていこう。 |

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神父くん 「懺悔はいつでもお聞きしますよ。」 |
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ペンを走らせる音。 |
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チヨ子 「わるいこ だ~れだ?」 |
| 0 0 0 5 0 1 |
0 0 0 0 5 0 |
0 0 0 0 5 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 1 0 2 2 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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カチン ――翅が鳴る。ゆらりゆらり、と周囲を舞った。 |

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チヨ子 「お疲れ~!今回もチヨ子達の大勝利ってとこだね!」 |

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神父くん 「貴方が末永く生き続けられますように。」 |
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海里 「あ〜よかった!すっきりしたなあ〜〜!!」 |
