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―― Cross+Roseに映し出される。

 

 

 

白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。

エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。



白南海
「貴方は、何処に居たいですか? ・・・ねぇ。」

エディアン
「早くお家に帰りたいです私は。貴方は違うんですか?」

白南海
「俺はそうですがね。そうでない奴もいるだろうな、とね。」


 

ヴゥ・・・ン・・・・・

チャット画面に何かが新たに映し出される。

 


エディアン
「今度は何です・・・?」


 

 

 

   『次のワールドスワップのロスト候補者は[LO]名。

    ――必要数を達成。次の発動が決定されました。』

 

 

 


白南海
「・・・なんだこりゃ。」


 

少女
深緑色の髪に赤い瞳。
赤い服を着た小さな女の子。



少女
「決まっちゃいましたね。」


少女が現れる。

 


エディアン
「え、アダムス・・・!?」

少女
「はい。a・d・a・r・n・s、一部繋げて・・・アダムスという名称になっています。」

白南海
「おいおい・・・・・待て待て、わけわかんねぇぞ。」


 


少女
「おふたりとも、ご案内役ありがとうございました。
 ワールドスワップの都合いる必要はあるようですが恐らくこの先、最後まで案内は要りません。」

エディアン
「あら、そうなんですか?」

白南海
「やっと解雇かよ。」


 


少女
「そして、私の試作・・・・・ いえ、マッドスマイルさん。」

少女
「ありがとう。でも今回はもう無理、次のワールドスワップで会えたら嬉しい。
 そのときこそ、私を壊してほしい。無くしてほしい。」

少女
「私も・・・伝え方を他に考えたい。
 次こそは巻き込まれる人が少ないといいわね。そうでないと・・・私の希望もないわ。」


 


少女
「そして今見ている皆さん。私の意思ではないけれど・・・巻き込んでごめんなさい。
 ・・・・・とても言い訳にはならないけれど。」


 


少女
「それでは、さようなら。
 せめてこの果てに少しでも多くの幸せがありますように・・・」


 

 

 

チャットから消えるアダムス。

 

 

 


エディアン
「行ってしまいましたね・・・・・」


 


エディアン
「さて・・・・・どうしましょうねぇ。」

白南海
「解雇だろ?もう自由にやらせてもらいますよ。」

白南海
「よっしゃ!団子でも食ってくるかー。」


白南海もチャットから消える。

 


エディアン
「・・・・・ふっしぜんな笑顔だこと。」


 

 

 

チャットが閉じられる――





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