

![]() |
ミハル 「こんにちは、お嬢さん。ふふ。なんだか愛らしいお仲間さんが いっぱいいらっしゃるようですねえ? 困るなあ。オレは一人だから、総攻撃とか仕掛けられたら 骨が折れることになりそう……」 |
![]() |
ミハル 「──とはいえ、敵同士。 きもちよく戦わせてやらないよう努力するのがオレの立場。 お前のように愛らしいお嬢さんであれば、 白馬に乗った王子さまとか、助けに来てくれるといいですね?」 |

![]() |
萌子 「がんばるぞい!」 |
![]() |
萌子 「ワンツースリー! ウェルカムトゥようこそ、じんめんパークへ!」 |
![]() |
悲劇を呪え。不幸を恨め。敵を憎め。絶望を孕め。 |
![]() |
平穏を尊べ。幸福を望め。隣人を愛せ。希望を抱け。 |

![]() |
戦え。愛しき者どもよ。 抗え。愛しき者どもよ。 |
![]() |
愛しきその心を以て、運命を跪かせろ。 |

![]() |
其れこそ、わたしが世界に仇成す理由である。 |



![]() |
ミハル 「──おいたは、ダーメ」 |
![]() |
今日もこうして、わたしは誰かの面を被る。 ──それが、いったいだれの面だったのかも、わからないまま。 |

![]() |
胎内から滑り落ちた泥が隆起し、肉のような腕を模す。 肉のような山を模す。ばけもののようなヒトを模す。 |
![]() |
そいつ世界は、ばけものに満ちていた。 |

![]() |
今日もこうして、わたしは誰かの面を被る。 ──それが、いったいだれの面だったのかも、わからないまま。 |

![]() |
忘れて、忘れて、忘れてしまって、 やがて己の姿を見失っても、それでも生き続ける。 |
![]() |
この物語の終焉は、幸福に満ちている。 |

![]() |
戦ってくれ。抗ってくれ。憤ってくれ。憎んでくれ。 逃れてくれ。苦しんでくれ。恐れてくれ。嘆いてくれ。 お前たちを愛している。 |

![]() |
ミハル 「お兄さんもいいところ見せないとねえ」 |
![]() |
ミハル 「……ん? この場合は悪いところかな?」 |
![]() |
アナタの声も。アナタの顔も。アナタと過ごした時間も。 ぜんぶ、ぜんぶ、雨にとけてしまったんだ。 |
![]() |
萌子 「あ、ちょっとヤバい…でも、こんなときこそコレ! とっておきのカード!」 |
| 萌子のカード発動! |
![]() |
めぐみ 「あなたを救うのが私の役目。あの時も、私はずっとそうしてきました!」 |
![]() |
萌子 「あ”~自分でもきんもちいぃ~」 |
![]() |
萌子 「あ”~自分でもきんもちいぃ~」 |
![]() |
萌子 「あ”~自分でもきんもちいぃ~」 |
![]() |
萌子 「あ”~自分でもきんもちいぃ~」 |
![]() |
萌子 「あ”~自分でもきんもちいぃ~」 |
![]() |
萌子 「奇跡の大逆転ー! …に、なって欲しいけど…正直無理っぽい?」 |
| 萌子のカード発動! |
![]() |
萌子 「あ”~自分でもきんもちいぃ~」 |
![]() |
萌子 「あ”~自分でもきんもちいぃ~」 |

![]() |
萌子 「召喚が間に合わない?! こ、コレでも食らえー!(スクールバッグで殴り掛かる)」 |
![]() |
空っぽのわたしは、誰かの皮を借りなければ生きられない。 |

![]() |
"──吐き気がするだろう、息苦しいだろう。 さあ、早く死ね。" |

![]() |
どうして、この頬は濡れているのだろう。 |
![]() |
愛さなければ。愛さなければ。愛さなければ。 愛さなければ! |

![]() |
"──吐き気がするだろう、息苦しいだろう。 さあ、早く死ね。" |

![]() |
指先から、わたしの温度が消えていく。 否。これはアナタの温度だった。 わたしにはなにもない。 わたしに温度があるのだと、わたしは、錯覚を、どうして、 |
![]() |
愛さなければ。愛さなければ。愛さなければ。 愛さなければ! |

![]() |
ミハル 「う、……。……」 |
![]() |
どれがだれで、だれがどれだかわからない。 |

![]() |
ミハル 「ムリしちゃダメですよ」 |
![]() |
萌子 「うう……最後はイケメンに甘やかされたかった……」 |
| 0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 5 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 2 0 0 1 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
||||||||
| ||||||||||||||
![]() |
ミハル 「残念でした、オレの勝ち」 |
![]() |
ミハル 「……オレでよければ、甘やかして差し上げたほうが良いですか?」 |

