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陽葉 「さ、それじゃ暴れようじゃないか!」 |
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はらぺこ蒼羽 「うん、がんばり、ますっ。」 |
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まどか 「よく、わかんないけど……負けてられないよね」 |
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何処か人形めいた表情の少年が拉げたバットを手に姿を現した |
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ふらふら浮かぶ風呂敷包みの下から、蜻蛉を模った根付が飛び出してくる。 |
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はらぺこ蒼羽 「きっと、この光が私たちを助けてくれる…」 |
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はらぺこ蒼羽 「さあ、張り切って参りましょうっ(もぐもぐ)」 |
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はらぺこ蒼羽 「私の大切なものを守って…」 |
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コドー「あ―ぁア、ア”――」 艶消しを施された様な光の無い瞳がゆっくりと据わって行く |
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コドー 「フ―ぅ゛―あッ――ぐゥ!!」 メキメキと云う音と共に、 幾何学に全身を走る赤光の線が、血管が浮き出る様に太く成る |
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コドー「後ろ無し、場所も無しー彼処は…オレの…―」 少年の影から伸びる無数の黒き腕は、彼を守るかの如しに蠢き散って姿を隠す |
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コドー 「―グ―ぁ…――じぃ…ちゃ…?」 少年の体を幾何学に走る赤光が輝きを増した |
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陽葉 「私が前、いいよね?」 |
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葉月 「うん、援護する…気をつけてね。」 |
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(心の奥より何かが目覚める) |


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はらぺこ蒼羽 「ホントはもっと食べていたい~…(もぐもぐ)」 |
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はらぺこ蒼羽 「光の矢ー!…とか言ったらかっこいいかな…えへへ。」 |
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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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コドー 「――ソコ…」 相手の得物に向かってバットを振り下ろした |
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コドー「――っ」 眉一つ動かさず、無表情にバットを何度も何度も何度も振り下ろす! |
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葉月 「これなら問題ない。」 |
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コドー 「……」 相手の何かを覗き込む様な瞳が、ユラリ―と揺れた気がした |
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筧姉妹 「カードは……好きじゃないけど仕方がない。」 |
| 筧姉妹のカード発動! |
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葉月 「一瞬でも、休める時は休む…。」 |
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陽葉 「今のうちに呼吸を整える…。」 |
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陽葉 「今のうちに呼吸を整える…。」 |
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葉月 「一瞬でも、休める時は休む…。」 |
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陽葉 「今のうちに呼吸を整える…。」 |
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葉月 「深く深く、隅々にまで……t力を行き渡らせる。」 |
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???「其れは…させられないナ……」 虚空から滲み出した、 切り絵の様な植物のツルが相手へ絡みつこうとする! |
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葉月 「これなら問題ない。」 |
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まどか 「せーふっ」 |

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はらぺこ蒼羽 「ホントはもっと食べていたい~…(もぐもぐ)」 |
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はらぺこ蒼羽 「やあっ」 |
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コドー 「ぁ……」 さざめく第六感の成るままに体を動かした |
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はらぺこ蒼羽 「うまくいかないなぁー…。」 |
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様子を探るように浮いている。 |
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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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コドー 「――ソコ…」 相手の得物に向かってバットを振り下ろした |
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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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オモワク 「今日のオキャクサマにご挨拶を――」 爛れ掠れた声音が少年の直ぐ側から聞こえるが姿は無し、 代わりとばかりに、彼の持つバットに漆黒の棘が現れた |
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葉月 「良く狙って……打つ。」 |
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まどか 「奥の手、ですっ」 |
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葉月 「ありがとう。」 |
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陽葉 「ありがとう、助かったよ!」 |

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はらぺこ蒼羽 「ホントはもっと食べていたい~…(もぐもぐ)」 |
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はらぺこ蒼羽 「こんな事しかできないけど……私は…!」 |
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様子を探るように浮いている。 |
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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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コドー「………」 バットを握り込んだ手元から尋常ならざる軋みが悲鳴の様に響いてくる |
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コドー「――っ」 眉一つ動かさず、無表情にバットを何度も何度も何度も振り下ろす! |
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陽葉 「運も実力のうちってね。」 |
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コドー 「……」 相手の何かを覗き込む様な瞳が、ユラリ―と揺れた気がした |
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陽葉 「真っ直ぐいって…ぶっ飛ばす!」 |
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葉月 「これなら問題ない。」 |
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まどか 「奥の手、ですっ」 |
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陽葉 「ありがとう、助かったよ!」 |
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葉月 「ありがとう。」 |
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筧姉妹 「さて、最後の悪あがきだ、歯ぁ食いしばりやがれ。」 |
| 筧姉妹のカード発動! |
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コドー 「ぁ……」 さざめく第六感の成るままに体を動かした |
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葉月 「…次は頑張る。」 |
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コドー 「ぁ……」 さざめく第六感の成るままに体を動かした |
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陽葉 「当たってくれてもいいじゃないか。」 |
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葉月 「……ごめん、ね?」 |
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はらぺこ蒼羽 「あっ、あっ、大丈夫っ!?」 |

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はらぺこ蒼羽 「ホントはもっと食べていたい~…(もぐもぐ)」 |
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はらぺこ蒼羽 「こんな事しかできないけど……私は…!」 |
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はらぺこ蒼羽 「まずは準備運動…ならぬ、準備食ですね(もぐもぐ)」 |
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はらぺこ蒼羽 「ホントはもっと食べていたい~…(もぐもぐ)」 |
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はらぺこ蒼羽 「これが、私のできる精一杯…!」 |
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コドー 「ぁ……」 さざめく第六感の成るままに体を動かした |
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はらぺこ蒼羽 「うまくいかないなぁー…。」 |
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様子を探るように浮いている。 |
| まどかのカード発動! |
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コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
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コドー 「ああ…ァ―あ ああアアあ゛!!!」 濁った瞳の奥で”ナニカ”が蠢き、 その瞬間、静かに気配が揺れ、 ――プツリと何処かで切れる音がした。 体を覆う赤光の模様が溢れる様に輝けば、 無数の腕と具現する |
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コドー「ぁ―――あぁ…――ゥ?」 |
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はらぺこ蒼羽 「お願い……助けて、ください…!」 |
| はらぺこ蒼羽のカード発動! |
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はらぺこ蒼羽 「これを使うなら…今しかない!」 |
| はらぺこ蒼羽のカード発動! |
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まどか 「まだまだ…っ」 |
| まどかのカード発動! |
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はらぺこ蒼羽 「いつもありがとうっ!」 |
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はらぺこ蒼羽 「おなかがすいて力が出ません~~~……。」 |
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0 2 0 5 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
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コドー 「………」 据わり切った目のまま、ただ虚空を見上げ、 数分が過ぎると、何処かへと去っていった |
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一礼するかのように頭部を下げ、その場を離れていく。 |
