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ミハル 「こんにちは、初めましてお嬢さんがた。 ……あれ、他にも声が聞こえたけど、お一人かな。 まあ、ハザマってそういう人多いから今更驚きませんけど。 イマジナリーフレンドに話しかけたくもなりますよねえ。うんうん」 |
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ミハル 「しかし……ううん、困った。どうしよう。 オレ、一人で戦うの久しぶりなんですよねえ」 |
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ミハル 「必死になりすぎて手が滑ったら、ごめんね? 大丈夫。殺さないよう、優しくしてあげる」 |

| ロッテ 「あたしも一応アンジニティ出身ってことになってるけど…故あって邪魔させてもらうわよ!」 |
| ロッテ 「(んー…何だろ…? 複数の魔力がひしめき合ってる…?)」 |
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悲劇を呪え。不幸を恨め。敵を憎め。絶望を孕め。 |
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平穏を尊べ。幸福を望め。隣人を愛せ。希望を抱け。 |

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戦え。愛しき者どもよ。 抗え。愛しき者どもよ。 |
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愛しきその心を以て、運命を跪かせろ。 |

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其れこそ、わたしが世界に仇成す理由である。 |

| ロッテ 「力に身を委ねるように…」 |
| ロッテ 「集中集中……」 |
| 踊るように軽くステップを踏む |
| ロッテ 「魔力を練り上げるイメージね…」 |


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愛さなければ。愛さなければ。愛さなければ。 愛さなければ! |

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"──それでもまだ誤魔化すのか、それでもまだ生きるのか?" "さあ、早く死んでしまえ!!" |

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どうして、この頬は濡れているのだろう。 |
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わたしはこの世界に生きており、彼らもまた生きている。 なれば、例えどれだけ相容れなくとも、協調しなければならない。 |
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この世界で生きることを選んだのならば。 |

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胎内から滑り落ちた泥が隆起し、肉のような腕を模す。 肉のような山を模す。ばけもののようなヒトを模す。 |
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そいつ世界は、ばけものに満ちていた。 |

| ロッテ 「ティーの予測が当たったみたいね、やるじゃないの!」 |
| ロッテ 「大気中のマナを取り込む…」 |
| ロッテ 「んくっ…んくっ…ぷはぁ~……いいきぶんになっれきたぁ~」 |
| ティー 「ね…ねーちゃん? それってやっぱりお酒じゃ…」 |
| ロッテ 「らいじょーぶらいじょーぶ! ちっひゃいわけじゃないひ、しょんなしゅぐにきぶんわるくはならにゃ……」 |
| ロッテ 「うっ……」 |
| ティー 「やっぱりこうなるよね……」 |

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この物語の終焉は、幸福に満ちている。 |

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"──それでもまだ誤魔化すのか、それでもまだ生きるのか?" "さあ、早く死んでしまえ!!" |

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なにも思い出せない。 |
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わたしはこの世界に生きており、彼らもまた生きている。 なれば、例えどれだけ相容れなくとも、協調しなければならない。 |
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この世界で生きることを選んだのならば。 |

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"──恐ろしいだろう、さみしいだろう。 さあ、早く死ね。" |

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わたしはちゃんと、演じられているだろうか。 |
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愛さなければ。愛さなければ。愛さなければ。 愛さなければ! |

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── 「 たすけて 」 。 |
| ロッテ 「大気中のマナを取り込む…」 |
| ティー 「ぬーげ! ぬーげ!!」 |
| ロッテ 「ふふっ…あたしのセクシーな身体を見たいのね? しょーがない、そこまで言うなら…」 |
| ティー 「あっ、やっぱりいいです」 |
| ロッテ 「……後で泣かす」 |

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愛さなければ。愛さなければ。愛さなければ。 愛さなければ! |

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わたしはこの世界に生きており、彼らもまた生きている。 なれば、例えどれだけ相容れなくとも、協調しなければならない。 |
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この世界で生きることを選んだのならば。 |

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"──生きるのは苦痛だろう、逃れたいだろう。 さあ、早く死ね。" |

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どうして、この頬は濡れているのだろう。 |
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今日もこうして、わたしは誰かの面を被る。 ──それが、いったいだれの面だったのかも、わからないまま。 |

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"──吐き気がするだろう、息苦しいだろう。 さあ、早く死ね。" |

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泥の仮面がとけていく。 のどから剥がれて、だれかの声が失われていく。 ……最初は、声からだという。 |
| 深く息を吸い込む |
| ロッテ 「反動を受けるかどうか…イチかバチかってラインね…!」 |

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空っぽのわたしは、誰かの皮を借りなければ生きられない。 |

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"──それでもまだ誤魔化すのか、それでもまだ生きるのか?" "さあ、早く死んでしまえ!!" |

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指先から、わたしの温度が消えていく。 否。これはアナタの温度だった。 わたしにはなにもない。 わたしに温度があるのだと、わたしは、錯覚を、どうして、 |
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空っぽのわたしは、誰かの皮を借りなければ生きられない。 |

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戦ってくれ。抗ってくれ。憤ってくれ。憎んでくれ。 逃れてくれ。苦しんでくれ。恐れてくれ。嘆いてくれ。 お前たちを愛している。 |

| ロッテ 「ふふっ、読みが当たったわね!」 |
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ミハル 「のりが悪いなあ」 |
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ミハル 「ムリしちゃダメですよ」 |
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泥の仮面がとけていく。 のどから剥がれて、だれかの声が失われていく。 ……最初は、声からだという。 |
| ロッテ 「押されてるみたいね…? それならこれでどうかしら!?」 |
| ロッテのカード発動! |
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すぐ近くで 遥か遠くで 命の始まる 音がする |
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わたしはこの世界に生きており、彼らもまた生きている。 なれば、例えどれだけ相容れなくとも、協調しなければならない。 |
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この世界で生きることを選んだのならば。 |

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── 足元から、泥の腕が数多伸びる。 |
| ロッテ 「大気中のマナを取り込む…」 |
| ロッテ 「別に寿命まで取ろうってわけじゃないし、安心してよね」 |
| ロッテ 「ん~、おいしかったぁ~!」 |
| 深く息を吸い込む |
| ロッテ 「別に寿命まで取ろうってわけじゃないし、安心してよね」 |
| ロッテ 「ふ~……ごちそうさま~」 |
| 泥被る造花のカード発動! |
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嬉野聖 「あの街の記憶……」 |


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わたしはこの世界に生きており、彼らもまた生きている。 なれば、例えどれだけ相容れなくとも、協調しなければならない。 |
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この世界で生きることを選んだのならば。 |

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"──それでもまだ誤魔化すのか、それでもまだ生きるのか?" "さあ、早く死んでしまえ!!" |

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わたしはちゃんと、演じられているだろうか。 |
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今日もこうして、わたしは誰かの面を被る。 ──それが、いったいだれの面だったのかも、わからないまま。 |

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ヒトを象る。ヒトを象る。ヒトを象る。ヒトを象る。 |

| ロッテ 「それじゃ当たってやれないわね」 |
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アナタの声も。アナタの顔も。アナタと過ごした時間も。 ぜんぶ、ぜんぶ、雨にとけてしまったんだ。 |
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今日もこうして、わたしは誰かの面を被る。 ──それが、いったいだれの面だったのかも、わからないまま。 |

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── 足元が揺らぐ。 |
| ロッテ 「ふふっ、読みが当たったわね!」 |
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ミハル 「ありゃ。今の避けちゃうんだ……」 |
| ロッテ 「大気中のマナを取り込む…」 |
| ロッテ 「魔力切れね……」 |

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今日もこうして、わたしは誰かの面を被る。 ──それが、いったいだれの面だったのかも、わからないまま。 |

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ヒトを象る。ヒトを象る。ヒトを象る。ヒトを象る。 |

| ロッテ 「それじゃ当たってやれないわね」 |
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ミハル 「ありゃ。今の避けちゃうんだ……」 |
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なにも思い出せない。 |
| 泥被る造花のカード発動! |
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♪『ひとっつ東に卑怯者』 『ふたつ深い、絶望の底』 『みっつ惨めに這いずり回って …』 『あら?わたしを呼ぶのはだあれっ?だれかしら! 』 |

| ロッテ 「ふふっ、読みが当たったわね!」 |
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ミハル 「のりが悪いなあ」 |
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今日もこうして、わたしは誰かの面を被る。 ──それが、いったいだれの面だったのかも、わからないまま。 |

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ミハル 「う、……。……」 |
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どれがだれで、だれがどれだかわからない。 |
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ミハル 「窮鼠猫を噛むってやつかな?」 |
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わたしはちゃんと、演じられているだろうか。 |
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この物語の終焉は、幸福に満ちている。 |

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まだ苦しむべきだ。 |

| 深く息を吸い込む |
| ロッテ 「魔力切れね……」 |
| ロッテ 「大気中のマナを取り込む…」 |
| ロッテ 「別に寿命まで取ろうってわけじゃないし、安心してよね」 |
| ロッテ 「ん~、おいしかったぁ~!」 |
| ロッテ 「このままじゃまずいわね…! 頼むわよ!」 |
| ロッテのカード発動! |
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劉星蘭 「ふ…」 |
| ロッテ 「ん~、おいしかったぁ~!」 |
| ロッテ 「つつ……引き際は間違えないようにしているつもりなの。悔しいけどあたしの負けね」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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ミハル 「残念でした、オレの勝ち。 ……上手に逃げな?」 |

