
胸に七つの房を持つ男
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立ちはだかるもの
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義手、義足から駆動音が漏れ出した。 |
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ユウ 「俺が相手だっ」 |
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サクモ 「さてさて、この間のアルマジロみたいなヤバいのでなければいいがな」 |
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ミーシャ 「さぁて、一丁稼ぐとするにょろ。」 |
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チヨミ 「猛獣出没注意ってちゃんと看板たてといて欲しいよなぁ、ンモー」 |
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ゾンビリーダー 「行け・・・・・手駒たちよ。」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ミーシャ 「日の光を浴びて、」 |
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ミーシャ 「剛毅に健全で、」 |
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ミーシャ 「あやしげな方法であやしいクスリを作り、」 |
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ユウ 「神経接続伝導率、最大解放!」 |
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ユウ 「リミッター解除、アクチュエータ戦闘モード起動!」 |
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義足の内部から薄い光が漏れ出る。 下腿の外側部がせり上がり、排熱フィンが稼働する。 熱を帯びた金属が空気を揺らめかせた。 |
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義手の内部から光が漏れ出る。 モーター音が唸りを上げ、空気を焼くイオン臭が立ち込めた。 |




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火 水 風 地 光 闇 |
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ゾンビリーダー 「食らえ・・・・・」 |
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ミーシャ 「私の見切りは、イバライチィィィィにょろん。」 |
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ミーシャ 「火の霊力も借りるにょろ~ん。」 |
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ミーシャ 「ほいっと、火炎弾でも喰らえっさ。」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ア゛ァ・・・・・」 |
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サクモ 「この程度なら!」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ミーシャ 「私の見切りは、イバライチィィィィにょろん。」 |
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ゾンビ 「ア゛ア゛ァ・・・・・」 |
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サクモ 「この程度なら!」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ミーシャ 「私の見切りは、イバライチィィィィにょろん。」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ミーシャ 「私の見切りは、イバライチィィィィにょろん。」 |
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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |
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ユウ 「これが御砕流の見切り術!」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ミーシャ 「私の見切りは、イバライチィィィィにょろん。」 |
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ミーシャ 「炎の舞いを一差し、」 |
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ミーシャ 「なかなかイイ目をしてるにょろねぇ。」 |
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ゾンビ 「ア゛ア゛ァ・・・・・」 |
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サクモ 「読めたぞ!」 |
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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |
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チヨミ 「――ッ!」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ミーシャ 「私の見切りは、イバライチィィィィにょろん。」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ミーシャ 「私の見切りは、イバライチィィィィにょろん。」 |
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義手が唸りを上げる。 掌がスライドし、現れた円形の穴へと炎が吸収された。 |
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ドクンと心臓が強く跳ねる。 突如、体中の傷から血が噴き出し、肉体を赤く染めていく。 血は蠢きながら体を包み込み、攻撃的なフォルムの外骨格となって隈なく体を覆っう。 頭部を濡らした血は2本の角を生やした蛇の兜となり、顔全体を仮面が覆い隠した。 霧のように空中に飛び散った血は、集まって赤いマントへ姿を変える。 義手を濡らした血は炎となって燃え上がり、炎は大蛇の姿となって腕にまとわりつく。 |
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意識が一つになっていく感覚。 自分こそが悪魔だという感覚。 自分が自分でなくなっていく感覚が冷たい針のように胸に突き刺さる。 |
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ユウ 「──それでも、誰かを救えるなら……俺はっ!──」 |
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そこには血濡れた赤い鎧兜を身に纏った悪魔が立っていた。 |
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ユウ 「 正義執行!」 |
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ユウ 「なんとか、なったか?」 |
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サクモ 「殺したかしっかり確認するまで気を抜くな」 |
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ユウ 「そんな言い方……」 |
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サクモ 「お前の命を守れるのは、お前だけだ。よく考えておけ」 |
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ユウ 「……はい」 |
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ユウ 「この調子で!」 |
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チヨミ 「そんじゃ巻いてこ」 |
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チヨミ 「審判屋――っ!!」 |
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審判屋 「まいど~ 1! 2! ――…」 |
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チヨミ 「はいパチン! ……ん? ああ、パチン!」 |
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チヨミ 「審判屋――っ!!」 |
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審判屋 「まいど~ 1! 2! ――…」 |
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チヨミ 「審判屋――っ!!」 |
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審判屋 「まいど~ 1! 2! ――…」 |
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チヨミ 「焼肉屋――っ!」 |
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焼肉屋 「まいど~」 |
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チヨミ 「審判屋――っ!!」 |
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審判屋 「まいど~ 1! 2! ――…」 |
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チヨミ 「審判屋――っ!!」 |
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審判屋 「まいど~ 1! 2! ――…」 |
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チヨミ 「審判屋――っ!!」 |
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審判屋 「まいど~ 1! 2! ――…」 |
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チヨミ 「審判屋――っ!!」 |
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審判屋 「まいど~ 1! 2! ――…」 |
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チヨミ 「審判屋――っ!!」 |
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審判屋 「まいど~ 1! 2! ――…」 |
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チヨミ 「審判屋――っ!!」 |
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審判屋 「まいど~ 1! 2! ――…」 |
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チヨミ 「審判屋――っ!!」 |
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審判屋 「まいど~ 1! 2! ――…」 |
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ユウ 「助かりました!」 |
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ミーシャ 「じっと、辛抱の時にょろ。」 |
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ユウ 「助かりました!」 |
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ミーシャ 「じっと、辛抱の時にょろ。」 |
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ミーシャ 「じっと、辛抱の時にょろ。」 |
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ユウ 「これなら、行けるっ」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビリーダー 「使えない奴め・・・・・」 |

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ゾンビリーダー 「力を与えよう・・・・・」 |
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ミーシャ 「火の霊力も借りるにょろ~ん。」 |
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ミーシャ 「気力・体力ガッと上げ。」 |
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義手が唸りを上げる。 掌がスライドし、現れた円形の穴へと炎が吸収された。 |
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心臓がドクンと脈打つ。 体の中から何かが這い出てくるような、そんな感覚。 得体の知れない何かが叫んでいる。力が欲しいならもっと血を寄越せ、と。 |
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ユウ 「おおおおおおおっ!いくぞぉぉぉっ!!」 |
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チヨミ 「そんじゃ巻いてこ」 |
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チヨミ 「邪魔だよねぇこの犬ころ!」 |
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チヨミ 「やけちゃうな……やけちゃうでしょ?」 |
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チヨミ 「審判屋――っ!!」 |
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審判屋 「まいど~ 1! 2! ――…」 |
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ゾンビリーダー 「お墓は立ててよね・・・」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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義手、義足のスリットが開き、白い煙状の冷却ガスを排出した。 |
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ユウ 「……戦闘終了」 |
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ユウ 「誰かを守るとか、おこがましいな。生きあがいてるだけじゃないか」 |
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ユウ 「…………それでも──俺は誰かを助ける為に力を使いたい」 |
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ミーシャ 「ちょっち、頭を冷やそーかにょろね。」 |
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チヨミ 「……読めてましたとも。 特に際立つ危険はないってね」 |
