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文人 「……仕方ない、か」 |

| 雄一 「宜しく頼む」 |
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アガスティア 「歌って踊れるだけではないところ、見せてさしあげます」 |
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「さあ、はじめよう。今ここで。今再び。 世界は嘗て欺きの上に、俺の舌に、指先の下に。 夜の世界の託宣をーー聞かせてやるよ」 |

| 「次から次へ、見ない顔が来るようになったな。 それはそれで退屈しないがね」 |

| 燃えるような緑の目が見つめる。 瞬き――その頬をよぎる何がしかの表情、しかしその形の定まるより早く槍を構える。 |

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カードがマタル・ユイの掌に載せられる。22枚、異なる意匠のその紙片が。 |
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男の口の端に笑みが浮かんだ。ーー指先が示すのは《獣》の紙片。 |
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そうして、男の唇から、何かを呼ぶ”音”がした |
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ありもしない月、ありもしない雨、いづれの時にも訪れることのない夜 おそらくは、それに似たゆめまぼろしが、いつぞやかのありすがたが、 気配でしかない、けれどーーひたりひたりと、男の足元からたちのぼってゆく…… |
「さて、まずは驚いてもらえるといいんだが」 |
| 「あまり長引かせるんじゃないぜ」 |
| 「こいつが終われば、すぐにまた暇な時間が来るさ……」 |
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アガスティア 「──世界を照らしましょう、私たちが!」 |
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――静かにフライパンを構える |


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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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「”私にとっては、その唇から零れ落ちるものだけがこの夜に相応しくてならなかったのに"」 |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「ちと雑なやり方だがね」 |
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「すばしっこいな」 |
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メサジェ 「使わせて頂きましょう」 |
| 文人のカード発動! |
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メサジェ 「やれやれ」 |
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メサジェ 「修理するのも楽ではないのですよ?」 |
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メサジェ 「やれやれ」 |
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メサジェ 「やれやれ」 |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「楽しんでくれるかい」 |
「熱いだろ。まだ動くのか?」 |
| アガスティアのカード発動! |
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「ち」の文字とともに意味深なマークが刻まれている…… |
| 、、 「そいつはやめにしようぜ」 |
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メンダコォォォォィ!!!! |
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メサジェ 「タダでは転びませんよ」 |
| 文人のカード発動! |
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メサジェ 「やれやれ」 |
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メサジェ 「やれやれ」 |
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メサジェ 「やれやれ」 |

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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
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「”愛しいひと、愛しい人、愛しい人”」 |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「ちと雑なやり方だがね」 |
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「すばしっこいな」 |
「熱いだろ。まだ動くのか?」 |
「熱いだろ。まだ動くのか?」 |
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眩い笑顔で全力の決めポーズッ!! 彼女の周囲にだけは別の世界が広がって見えるかもしれない! |

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文人 「避けないでくださいね」 |
| アガスティアのカード発動! |
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文人 「申し訳、あり……ま……」 |
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アガスティア 「……残念ですが、ここまでのようですね」 |
| 雄一 「後ろに下がっていろ」 |

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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
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「”この舌を切り落とされること 眼差しのこの世界に捨て置くこと 闘争 確かに更新される最前線の灯が似るもの”」 |

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「まだやれるさ」 |
| マタルのカード発動! |
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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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夕焼けの フラッシュバック |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「しぶといヤツだな」 |
| 俺はこっちだぜ |
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雄一 「外してしまったか」 |

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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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「”ああ サーキィ サーキィ わたしのきらきらを あなたにあげる”」 |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
| 手のひらに書いた文字を嚥み下すふりをする。 “呪奏法杖”。神に見放された世界のことば。 |

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風が巻き上がる。 |
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雄一 「外してしまったか」 |
| 槍を掴まぬ手が引き攣るように動く――ゆるやかに宙へ振り上げる、鎌首をもたげる蛇の首のようなしぐさで。 |


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「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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「”ああ サーキィ サーキィ わたしのきらきらを あなたにあげる”」 |
| 雄一 「「やるな」」 |
| 雄一のカード発動! |
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――必要であれば、力添えを |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「こいつはどうだ?」 |
「すばしっこいな」 |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「もう少し続くぜ」 |
目が追う。 |
| 声にもならない言葉が漂う――《さあ、お前に》。 |

| ルーシーのカード発動! |


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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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声が、歪に残響している |
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「いけ好かねーやつ」 |
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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
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「”沈む夕陽 重ねる夕闇 そこまで手を伸ばせば 呼吸ができる”」 |
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「いけ好かねーやつ」 |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「見てくれよ。怪物を」 |

火の粉が飛び散る。 |
| 「もう少し近くに来いよ」 |
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雄一 「外してしまったか」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
目が追う。 |

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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
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「さぁて。ーー働けよ、お前たち!」 |

灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「熱いだろ。まだ動くのか?」 |
| 雄一 「ありがとう」 |


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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
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「さあ、誘惑の手を払い退けて、抗って、走るところを見せてくれ」 |
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「ーーそして、お前は地にひれ伏す」 |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「どれくらい耐えるもんだろうな」 |
| 雄一 「ありがとう」 |


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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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「さあ、誘惑の手を払い退けて、抗って、走るところを見せてくれ」 |
| 雄一 「良い攻撃だ。だが避けさせてもらおう。」 |
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「いけ好かねーやつ」 |
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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
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「さあ、誘惑の手を払い退けて、抗って、走るところを見せてくれ」 |
| 雄一 「良い攻撃だ。だが避けさせてもらおう。」 |
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「いけ好かねーやつ」 |
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「ーーいいカードだ。さながら《野薔薇》だな」 |
| マタルのカード発動! |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「もう少し続くぜ」 |
「ぼちぼち楽しくなってきたかい」 |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「もう少し続くぜ」 |
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「何様のつもりだ?」 |
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雄一 「外してしまったか」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「ありがとう」 |



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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「もう少し続くぜ」 |
「ぼちぼち楽しくなってきたかい」 |
| 「もう少し近くに来いよ」 |
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雄一 「外してしまったか」 |
| 雄一 「ありがとう」 |
| 雄一 「良い攻撃だ。だが避けさせてもらおう。」 |
目が追う。 |
| ルーシーのカード発動! |
| 雄一のカード発動! |
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産姫 「二重の意味できっつい…。」 |
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風が巻き上がる。 |
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雄一 「外してしまったか」 |
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風が巻き上がる。 |
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雄一 「外してしまったか」 |
| 「もう少し近くに来いよ」 |
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雄一 「外してしまったか」 |
| 雄一 「すまない、体力が尽きてしまった」 |


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「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「しぶといヤツだな」 |

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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
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夕焼けの フラッシュバック |
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「ーーそして、お前は地にひれ伏す」 |
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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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夕焼けの フラッシュバック |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「こいつをもう少し続けたいんだが……」 |
「さて、何がどれくらい溜まってる?」 |
| アッシュのカード発動! |
灰の底でくすぶる火の気配。 |
紙の燃える匂い。 |
「しぶといヤツだな」 |
身を引く。 |
| 0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 2 1 0 2 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 1 0 0 1 9 |
0 1 2 2 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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「ごちそーさん。またいつでも会いに来いよ」 |

| 「おお、危なかった。 危うくやられるところだったな。 お前さんたちは今ひとつ影響力のうまみもない。 もう少し暴れてから遊びに来てくれよ」 |

息にもならないため息。 |

