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リヨ 「……そんなにちいさくて、せかいをまもれるの?」 |

| くーが 「人の形はしているが……説得は無駄だろうな」 |
| くーが 「ならせめて、少しでも痛い目を見てもらうか」 |
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疵だらけの身体。虚な瞳。 |

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胸の空洞の中、赤い糸に繋がれて脈打つ種。 |

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――そこから芽吹く。 伸びて、広がって、花が咲いて、散る。 花びらはふわりと浮かび、辺りを漂って、 伸びきった枝は空気にほどけて、光の粒になる。 そうして、また胸の空洞から、枝が伸びる。 それを繰り返している。 |

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花びらが、枝が、淡く輝いてこの場所を照らす。 熱く、触れるものを焦がす光。 見るとどこか苦しくなるような。 |

| くーが 「間合いの管理が肝だな。踏み込み過ぎても、退いても拙い」 |


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光の粒が漂う。 |

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羽根のように、なにかを求めるように、心臓を縛るかのように。 それは伸びて、あなたを遮る。 |

| くーが 「バフは最小限で、なるたけ早く攻撃に移る」 |
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リヨ 「遮る。遮る。枝が絡み付き、阻んで、燃える。」 |

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花が舞う。 |

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ぽっかりとあいた胸の空洞から、枝が伸びる。 広がる。根を張るように地面にも下ろす。 光を探して、生きるための栄養を探して。 |

| くーが 「他と比べて、私の殴り具合はどうだ?」 |

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光の粒が漂う。 |

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肌を突き破って、枝が伸びて、体を撫でる。 |

| くーが 「勝算はある――筈だ」 |

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光の粒が漂う。 |

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胸の中央から枝が伸びる。広がる。焼く。 |

| くーがのカード発動! |

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光の粒が漂う。 |

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――エコーのかかった、ちいさなこどもの泣き声。 |

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リヨ 「…………」 |
| くーがのカード発動! |
| 闇の精霊 「本格的に寒い季節になってきましたね」 |
| くーが 「……斃れるな。もう少しだけ、この時を……」 |
| くーが 「駄目か……足止め位になれてれば、良かったけど」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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リヨ 「……ねえ、おしえてよ、 あたしも、あたしのせかいをまもりたい……」 |
