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ミハル 「シャチの次はゾンビ……。 もしかしてパニック映画の撮影中だったりしますか?」 |

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「シャチにゾンビに主婦の軍団。 飽きもしねェで次から次に…… シチュエーションコメディに突っ込まれた気分だな。」 |
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「タイトルをつけるなら…… "触手vsゾンビ!!~激襲!ウサギ軍団!?~" ってトコか? バケモンvsバケモンか…… ひっでぇクソタイトルだな。」 |
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「ま、突っ込まれたンならしゃーねェや。 どうぞ ヒト型したバケモン同志諸君。 仲良くドンパチやろうじゃねーの、なァ?兄ちゃん。」 |
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うさぎ、 うさぎ…… 湧き出てくる、ウサギ。 |

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ゾンビリーダー 「行け・・・・・手駒たちよ。」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |

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ざわざわ ――列を為す 人々の影。 ざわざわ ざわざわ |
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――鳴り響く。 不快なブザーの音。 |
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ミハル 「ぅ、……ぐッ……」 |
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──花の香りは掻き消えて、泥のにおいに満ちていく。 忌まわしき泥が、苗床から ずるり、ずるり と零れていく。 |

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そいつの足元が、水に打たれたかのように揺らぐ。 ── ぐぽり と空気を吐き出して、泥の触手が現れた。 肉のような質感を伴う泥は、体に浮かべた数多の眼玉を ギョロリ、ギョロリ と転がして、敵意ある獲物を認めた。 |

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ミハル 「ぜんぶ、……ぜんぶ、泥を被せて、隠しましょう。 いつもどおり。ふだんどおり。いままでどおり。 何食わぬ顔をして、当たり前の平穏を生きましょう。 大丈夫。ばれやしないさ。だって覚えていないもの。 悲劇も、不幸も、時間もなにも、お花で飾れば気にならない」 |





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ゾンビリーダー 「力を与えよう・・・・・」 |
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ゾンビ 「アァァア゛ア゛ァ・・・・・」 |
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ミハル 「おっと。危ない、危ない」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ミハル 「おっと。危ない、危ない」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ミハル 「おっと。危ない、危ない」 |
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この物語の終焉は、幸福に満ちている。 |

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そいつの世界は、ばけものに満ちていた。 |




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ゾンビリーダー 「我々の大好物だ。」 |
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でろり。影より這い出るピンク色―― |

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ウサギが首をかしげた。 |
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ゾンビ 「ア゛ア゛ァ・・・・・」 |
| 泥被る造花のカード発動! |
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ナガレ 「よく効く三本詰め合わせ」 |
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ゾンビ 「ア゛ア゛ァ・・・・・」 |
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ウサギと視線があう |
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ゾンビ 「ア゛ア゛ァ・・・・・」 |
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「っと、やめてくれよな。」 |
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ゾンビ 「ア゛ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ア゛ァ・・・・・」 |
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ミハル 「おっと。危ない、危ない」 |
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ゾンビ 「ア゛ア゛ァ・・・・・」 |
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ウサギと視線があう |
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この物語の終焉は、幸福に満ちている。 |

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愛さなければ。愛さなければ。愛さなければ。 愛さなければ! |

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わたしはちゃんと、演じられているだろうか。 |
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ミハル 「人間と呼ぶべきか、化け物と呼ぶべきか。 どっちがいいですか?」 |
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ミハル 「そろそろお休みになっていいんですよ」 |
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ミハル 「今の結構自信あったのになあ」 |
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ミハル 「そろそろお休みになっていいんですよ」 |
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ミハル 「人間と呼ぶべきか、化け物と呼ぶべきか。 どっちがいいですか?」 |
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ミハル 「そろそろお休みになっていいんですよ」 |
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"──それでもまだ誤魔化すのか、それでもまだ生きるのか?" "さあ、早く死んでしまえ!!" |
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わたしはこの世界に生きており、彼らもまた生きている。 なれば、例えどれだけ相容れなくとも、協調しなければならない。 |
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この世界で生きることを選んだのならば。 |

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なにも思い出せない。 |
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ミハル 「そろそろお休みになっていいんですよ」 |
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"──それでもまだ誤魔化すのか、それでもまだ生きるのか?" "さあ、早く死んでしまえ!!" |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビ 「ア゛ァ・・・・・」 |
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ゾンビリーダー 「使えない奴め・・・・・」 |

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ミハル 「おっと。危ない、危ない」 |
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空っぽのわたしは、誰かの皮を借りなければ生きられない。 |

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死して花となれたなら、なんとしあわせなことか。 |
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"──吐き気がするだろう、息苦しいだろう。 さあ、早く死ね。" |
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愛さなければ。愛さなければ。愛さなければ。 愛さなければ! |

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紛れなければ。偽らなければ。取り繕わなければ。 協調しなければ。足並みを揃えなければ。前へ倣わなければ。 |
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ミハル 「死んでもまだ動くだなんて、がんばりやさんですねえ」 |
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"──恐ろしいだろう、さみしいだろう。 さあ、早く死ね。" |
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ゾンビリーダー 「お墓は立ててよね・・・」 |
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ミハル 「ゾンビって死んでるんですよねえ。 だのに動くって不思議だなあ……」 |
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ミハル 「一匹くらい持って帰って調べてみたいかも。……ダメ?」 |
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ミハル 「あっ。それはそうと、ゾンビといえば 噛まれた人間はゾンビになるんでしたっけ。 カラフルお兄さん大丈夫ですか? ゾンビになってたら言ってくださいねえ。ふふふ」 |

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「毎度どーも、お掃除お疲れさん。 バケモン同士の絡みは何度見ても飽きねェな! ……なんてな、冗談だよ、冗談。」 |
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「本日もお日柄も良く人類人類! 尤もこんだけ何度も何度も絡まれたんじゃあ 人間性のひとつやふたつ、落っこした方が楽なのかもしれねェけどな。」 |

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