
狭間シティ防衛線
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千百一夜
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真海 『出来れば、戦いはもうこりごりなんですけど……。 まぁ、そうもいきません、か』 |
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“魔術師” 「働きたくねぇ……」 |
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フェル 「大丈夫……大丈夫」 |
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ヴィットリオ 「……おさがりください、おひいさま」 |
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玲 「全霊を以て御相手しましょう」 |

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誠司 「初めるか」 |
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十日夜レキ 「……戦いたくない。やりたくない。 ああ、素晴らしく消極的なものだよ。 大変だよなァ?いきなり戦いのレールに乗せられて……」 |
| 十日夜レキ 「でも、それでも、進んではいる。 イバラシティに。何らかの形で。貢献してはいる。 諦めちゃいない奴らなんだろう? なら。可及的速やかに。負けて諦めてくれ。」 |

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真柄 「逃げろお前ら。今こころくな奴が居らんぞ」 |

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親しげに笑う、人懐こい闇。魔女ドーラシーラ。 否定の世界から出してはいけない女。 |

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強者に媚び、弱者から毟り取る下種。広告天使アフィリエル。ゴミである。 |

| 十日夜レキ 「さ、出番だ……。 さっくり片付けるとしようか。もう"始まる"みたいだろ?」 |
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河童 「ひとが一服してるときに、何だお前は。」 |

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「やっておしまい!」 |
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びしりとゆびさき。悪の女幹部みたいに。 |
| シーラ 「なあ~~~んてっ冗談冗談っ わたしったらおちゃめさん?うふふふっ 「わたしはまだ、今からひとしごと…、 お任せしてもかまわない?」 |
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魔女の描き出したおおがかりな魔法陣。 そこにくべるようにならべられた贄と、奇妙な魔道具たち。 レキ、真柄、アフィリエルたち、そして相対するイバラシティ市民たち。 その眼前でいま、なぞめいた儀式がおこなわれようとしている。 |

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「うげ~~…レキのもエグいけどこっちも相当やべ~エル……今のうちにゴマすってすり寄っとこ……」 |
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「了解エル!この不肖アフィリエル、シーラ様の為に全力で働かせていただきますエル~~!!」 |
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「…」 |


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賢人 「物事には下準備が必要だ、戦いでもね」 |
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誠司 「とは言え、なるはやで済ませてくれよ?」 |
| シーラ 「あら?」 |
| シーラ 「あははははははは! あっは、うふふふふふふふ……!」 「真柄くん、真柄くん、あなたお知り合いでなくって? あなたってば運のよいこと。」 |
| シーラ 「わたしに見せて、級友をてにかけるときの…あなたの表情…」 |
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さきほど仕留めたバーテンダーたちの肉体が三つ。 血が魔法陣に捧げられる。 |
| 「うまれよ、ふえよ、地にみちて。 混沌と、暴虐と、血も凍るような……そうね、トキメキを。」 |
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血濡れの指先でくちびるをなぞる。 すぼめたくちびるから漏れる、世にも恐ろしいひびき。なぞめいた呪文。 魔女が魔法の道具であろう、 ひからびた心臓をにぎる。 心臓をにぎりしめ、強制的に拍動させると、 心臓は生命をとりもどしたように赤く、濡れる。 ――どきん、 どきん。 どきん、 どきん 鼓動させられるたびに空気が揺れる…! |

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《出発地》 |
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《瓦礫の山》 |
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《廃ビル》 |
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《白い岬》 |
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《大通り》 |
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《美術館》 |
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儀式の発動 魔女の通ったすべてのチェックポイントから一斉に沸き上がるもの… 《魔物》。シーラの眷族。 悲鳴と断末魔は、おぞましき悪意の魔女への讃歌。 魔女ドーラ・シーラの討たれんかぎり、ハザマの地に魔物は満ちる…! |

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真海 「ERN RYN FMB」 |
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真海 「DOSDO GAYCF CLIIO IDOGU RHYDY」 |
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(そこに、後ろから更なる強化が重なる) “魔術師”「ほい、追加、ってな」 |
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真海 (左手に盾を。右手に剣を。身体強化を掛けて、一歩前へ) 『――通しませんよ。残念ながら』 |
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静かに祈る、祈る…… |




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十日夜レキ 「やっておしまいと言われたら、 応えなくちゃあなんとやらってやつさ。 ああ、ダメだダメだ。逃げないと生贄になっちまうぜ? そら!避けろよ!」 |
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真海 「おっと っと……」 |
| 十日夜レキ 「ま、だろうね」 |
| 十日夜レキ 「狂い踊れッ!」 |
| 十日夜レキ 「狂い踊れッ!」 |
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アフィリエル 「ノーコンノーコン!はずれだよバァーカ!!」 |
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真柄 「さぁて御覧じろ」 |




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真海 (盾で受けて、ふ、と息を一つ) (そのまま、間髪を入れず反撃の一閃──) |

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“魔術師” 「え、マジで? 全攻撃回せって?」 |
| 十日夜レキ 「よくないな……」 |
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ぺちぺちしている |



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火 水 風 地 光 闇 |
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隙を埋めるように直ぐ様整いゆく。それは不死の軍勢である。 |
| 十日夜レキ 「狂い踊れッ!」 |
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真柄 「行くぞ一太刀!」 |

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真柄 「もう起きるな」 |





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真海 『あっこの』 |
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真海 「おっと っと……」 |
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真海 『次は当てます……』 |

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“魔術師” 「え、マジで? 全攻撃回せって?」 |
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真海 「おっと っと……」 |
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…静かに祈る |
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真海 『ありがとうございます!』 |
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真海 『ありがとうございます!』 |
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真海 『ありがとうございます!』 |
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真海 『ありがとうございます!』 |
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真海 『ありがとうございます!』 |
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真海 『ありがとうございます!』 |
| 来訪者たちのカード発動! |
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アフィリエル 「ノーコンノーコン!はずれだよバァーカ!!」 |
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真海 『次は当てます……』 |
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真海 『っ、まだ──』 |
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“魔術師” 「バカ言え十分致命傷だ、おら下がるぞ!」 |
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真海 『そんなっ!? 皆様すみませ……って痛い痛い引きずらないで下さい!』 |
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玲 「此の場は保たせます、下がってください」 |
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賢人 「え、大丈夫ー?」 |



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隙を埋めるように直ぐ様整いゆく。それは不死の軍勢である。 |
| 十日夜レキ 「ま、だろうね」 |
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アフィリエル 「ノーコンノーコン!はずれだよバァーカ!!」 |
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真柄 「ブチ抜けェ!!」 |




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アフィリエル 「ノーコンノーコン!はずれだよバァーカ!!」 |
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賢人 「バフもっと要る?」 |
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賢人 「バフもっと要る?」 |
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賢人 「バフもっと要る?」 |
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病魔:三徒鴉 「ホクオテ、ナカイ! ホクオテ、ナカイ!」 |
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ぽぅ、と淡い光が生まれ始めている…… |
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玲 「お手数をおかけします」 |
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ヴィットリオ 「ついでにどうぞ?」 |
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誠司 「あ、ヤバいなこれ」 |
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玲 「無理はなさらず」 |



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火 水 風 地 光 闇 |
0 2 3 1 1 0 |
0 4 1 1 0 0 |
0 0 1 0 2 0 |
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襲撃の合間に、本体が息をつく。 |
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真柄 「一呼吸いれるか…」 |
| フェルのカード発動! |
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河童 「家に帰れ。」 |




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病魔:三徒鴉 「コカラ、シニ、ミヲウルワス」 |

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病魔:三徒鴉 「オアリ、オアリ」 |
| 玲のカード発動! |
| 十日夜レキ 「よくないな……」 |
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…静かに祈る |
| フェルのカード発動! |
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- 「(香ばしい香りがする)」 |
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玲 「助かります」 |
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ヴィットリオ 「……!撤退しますよ!」 |
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玲 「無理はなさらず」 |



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0 3 3 1 1 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 2 3 4 1 0 |
0 6 2 1 0 0 |
0 0 1 1 2 0 |
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肉が代わりに攻撃を受けた。 嫌な音が鳴った。 |
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真柄 「一呼吸いれるか…」 |
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河童 「家に帰れ。」 |




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――先読み、ほんの一歩 |
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病魔:三徒鴉 「オアリ、オアリ」 |
| 玲のカード発動! |
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玲 「……すみません、後は頼みます……」 |
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0 1 0 1 1 1 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 3 0 0 1 0 |
0 0 0 1 0 0 |
0 0 1 1 2 1 |
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十日夜レキ 「あーあ、行っちまった行っちまった。 ま、深追いは無しにしておきましょう…… この場で何が起きるか、気になりますし── どうも、この後が大変そうですからね。」 |
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真柄 「負ける訳にはいかんのでなぁ」 |
| シーラ 「ほら、こちらへ近寄っておいでなさいな。 微笑を浮かべて近づいてきても、恥ずかしそうに近づいてきても。 空を見上げて近づいてきても、すごい勢いで駆け寄ってきても。 よろしくてよ。……」 |
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「いまからわたしたち、お花畑でピクニックよ。 一緒に来ればきっと楽しいわ…… ほら、わたしの――…」 |
| シーラ 「…あら? いやだ。未だ正気だったのだわ。篭絡できちゃうかとおもってぇ…」 |

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「ぶぇふえぇん!あヴぁひぼばちエヴゥル゛ゥ゛~!!」 |
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十日夜レキ 「──ああ、壮観な光景。耳を引き裂くような声。泥のような肉の濁流。 これも、アンジニティなら、見慣れた光景なんですかね。先輩…… 僕は、そうであればいいと思っています。」 |
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河童 「ふぅ、これでゆっくりできるぜ。」 |
