

![]() |
コドー 「……」 相手をただ無表情に見つめている |
| ヨキ 「退け」 |
| ふっと鋭く息をつく。 |
| 碧眼に金色の焔が躍る。 |
| そして紫電が煌めく。 |
| ヨキ 「――ヨキは、死んでも勝つ」 指輪へそっと口付ける。 |

![]() |
コドー「あ―ぁア、ア”――」 艶消しを施された様な光の無い瞳がゆっくりと据わって行く |
![]() |
コドー 「フ―ぅ゛―あッ――ぐゥ!!」 メキメキと云う音と共に、 幾何学に全身を走る赤光の線が、血管が浮き出る様に太く成る |
![]() |
コドー「後ろ無し、場所も無しー彼処は…オレの…―」 少年の影から伸びる無数の黒き腕は、彼を守るかの如しに蠢き散って姿を隠す |
![]() |
コドー 「―グ―ぁ…――じぃ…ちゃ…?」 少年の体を幾何学に走る赤光が輝きを増した |


| ヨキ 「不可視の魔力が肌を撫ぜる感覚。」 |
![]() |
コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
![]() |
オモワク 「今日のオキャクサマにご挨拶を――」 爛れ掠れた声音が少年の直ぐ側から聞こえるが姿は無し、 代わりとばかりに、彼の持つバットに漆黒の棘が現れた |
![]() |
コドー「――っ」 眉一つ動かさず、無表情にバットを何度も何度も何度も振り下ろす! |

| ヨキ 「――燃えろ!」 |
![]() |
コドー 「ぁ……」 さざめく第六感の成るままに体を動かした |
| ヨキ 「小癪な……」 |
![]() |
コドー 「だレ来、る?あ、ぁ……う、ナ――…?」 虚ろな瞳が何かを映した |
| コドーのカード発動! |
![]() |
コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
![]() |
コドー 「――ッシャァ!!」 気合を入れる様に、怨嗟を叫ぶ様に、一声を挙げた |
| ヨキ 「少し……息が切れる。君の力、借りるぞ……」 |
| ヨキのカード発動! |
| ヨキ 「まだまだだ」 |

| ヨキ 「ヨキは少し苛々しておる」 |
![]() |
コドー 「ぁ……」 さざめく第六感の成るままに体を動かした |
| ヨキ 「次はないぞ」 |
![]() |
コドー 「行ける殺れる殺れる殺れる行ける――全 部 壊 せ る」 |
![]() |
コドー 「――……み つ け た」 ぎょろり、とした濁った眼が見開けば、 手に握る傷だらけのバットから零れ落ちる赤黒い雫が、 刃と形成し相手を引き裂こうとする |
![]() |
コドー「ぁ―――あぁ…――ゥ?」 |
| ヨキ 「間に合ってくれ……」 |
| ヨキのカード発動! |
| ヨキ 「まだまだだ」 |
| ヨキ 「…………!」 |
| 0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
2 0 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
2 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
||||||||
| ![]() |
|||||||||||||
![]() |
コドー 「…ぁっったま――イてぇ…」 空間を走る黒いノイズの様な霧が、 コドーを包み込んだその後に、"元に戻った"らしい彼が其処に居た |
