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チキ カチャ カチン ――音が響く。翅と体内からただ響く。 |

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チヨ子 「抵抗しないでいて欲しいな!」 |

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神父くん 「彼らの邪魔をしないでくださいよ。」 |

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海里 「はいは〜い、よろしゅうお願いな〜!」 |

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ファントム 「私と一緒に、いきましょう・・・?」 |

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小鷹 「煙草の煙が漂っている。」 |
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綴られた赤い燕が同じ色の空を飛ぶ。 |
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最期の頁に夕陽が差す。 |
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望んだ終を作る為に、自分は筆を執ったのだ。 |
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神父くん 「―――胸焼けするほど甘い匂いが戦場を包み込む…」 |
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リボンの腕達が、貴方達を護るように前に出た。 |

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落とし子は いつだって なにかに なる為、 前に出る。 |



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ファントム 「ココロの、檻・・・・・」 |
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白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
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すう、と線を引く。黒い鳥たちが、そこから羽ばたいていく。 |
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頑張るあなたに、優しい口付けを。 |

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カチ カチ カチ 時計の音がリズムを刻む。秒針の音が速くなる。 |
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ファントム 「私と、一緒に・・・・・」 |
| チヨ子のカード発動! |
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ラピアクチュール 「さあ、最悪を続けましょう」 |
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夜空色のペンデュラムを、縋るように握っている。 |
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笑顔のままで向き直った。 |
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白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
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ペンの先はそちらを指した。 |
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すべてはまぼろし? |
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スピカの光が、きっと背中を押してくれるから。 |
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笑顔のままで向き直った。 |

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生きるオトを合わせていこう。 |

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ファントム 「傍に、傍らに・・・・・」 |
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白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
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海里 「何も考えられなくなるくらい綺麗だろ?」 |
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神父くん 「「綺麗な紙には折り目をつけないと。」 ――――誰かの辛い過去が貴方を捕えて離さない。」 |

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チヨ子 「もう、思い出せなくても、それでも……!!!!」 |
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──声に呼応し、その身体から何かが分離する。 |
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星の お姫様は いつも 夜空に 焦がれて 揺れる。 |




| 0 4 0 0 0 0 |
0 0 0 0 1 0 |
0 1 0 0 0 1 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 2 0 0 1 1 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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奪って渡す。此れが得意なこと。 |
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そこにあるのはインク溜まりのみだ。 |
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ファントム 「傍に、傍らに・・・・・」 |
| *****のカード発動! |
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カシス 「自らを裂いてでも、壊したい理が、ある……」 |
![]() |
***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
![]() |
***** 「――こてん、と首を傾げた。」 |
![]() |
白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
![]() |
海里 「思考回路焼き切ってやろうか!」 |
![]() |
チヨ子 「あはは、大事なドレスが汚れたら困っちゃうからね」 |
![]() |
優しい星あかりの下で、おやすみなさい。 |
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***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |



| 0 5 0 0 0 0 |
0 1 0 0 2 0 |
0 2 0 0 0 1 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 4 0 0 1 1 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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***** 「――こてん、と首を傾げた。」 |
| 『有心海里』のカード発動! |
| ゆい? 「……癒しの力を貴方に。 できれば、君たちも倒れないで。」 |
| ゆい? 「願わくば、この羽が彼らを暗澹から救わんことを。」 |

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白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
![]() |
無題 「なーんこれ。使ってみてええ?」 |
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神父くん 「「傷ついた過去が洗い流されることはない。」 ――――苦痛の記憶を内包して、空から水飴が降り注ぎ貴方の体を汚していく。」 |
| 独りぼっちの神父のカード発動! |
![]() |
チヨ子 「ちょっと痛いだけだから~」 |
![]() |
チヨ子 「優しくするからじっとしてて欲しいな」 |
![]() |
ふかふかの、星屑で出来たベッドを作り出す。 |



| 0 6 0 0 0 0 |
0 2 0 0 4 0 |
0 3 0 0 0 1 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 7 0 0 1 1 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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ファントム 「傍に、傍らに・・・・・」 |
![]() |
***** 「――くる くる くるり。翅が翻る。」 |
![]() |
白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
![]() |
無題 「これ置いとくか。何これ」 |
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海里 「あっ、今のナシ!ナシだって!」 |
![]() |
小鷹 「煙草の煙が漂っている。」 |
![]() |
チヨ子 「当たってくれるとありがたいな~!」 |
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チヨ子 「優しくするからじっとしてて欲しいな」 |
![]() |
***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
![]() |
チヨ子 「これでまだ戦える……!」 |
![]() |
海里 「よぉし、まだ頑張るかぁ!」 |
![]() |
***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
![]() |
チヨ子 「元気いっぱいになったよ!」 |
![]() |
海里 「よぉし、まだ頑張るかぁ!」 |



| 0 7 0 0 0 0 |
0 1 0 0 0 0 |
0 3 0 0 0 1 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 8 0 0 1 1 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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奪って渡す。此れが得意なこと。 |
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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
![]() |
***** 「――こてん、と首を傾げた。」 |
![]() |
ファントム 「傍に、傍らに・・・・・」 |
![]() |
白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
![]() |
無題 「これ置いとくか。何これ」 |
![]() |
* 「痛いやろ?」 |
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神父くん 「「幸せな者に不幸を、不幸な者に平穏を」 ――――足元に現れた天秤が二人を乗せる。上にいる者は下に。下にいる者は上に」 |
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スピカの光が、きっと背中を押してくれるから。 |
![]() |
海里 「よぉし、まだ頑張るかぁ!」 |
![]() |
***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
![]() |
チヨ子 「これでまだ戦える……!」 |
![]() |
海里 「どうもー!」 |
![]() |
***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
![]() |
チヨ子 「これでまだ戦える……!」 |
![]() |
海里 「どうもー!」 |



| 1 7 0 0 0 0 |
1 1 0 0 0 0 |
0 5 0 0 0 1 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 9 0 0 1 1 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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ファントム 「傍に、傍らに・・・・・」 |
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黒い羽が舞っている。 |
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白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
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海里 「それじゃあ、ここでとっておきやっときますか?」 |
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* 「さよならやんなぁ?」 |
![]() |
白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
![]() |
無題 「これ置いとくか。何これ」 |
![]() |
チヨ子 「あはは、大事なドレスが汚れたら困っちゃうからね」 |
![]() |
チヨ子 「ちょっと痛いだけだから~」 |
![]() |
チヨ子 「つまんないの」 |
![]() |
***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
![]() |
チヨ子 「わ!えへへ、嬉しい!ありがとうね!」 |
![]() |
海里 「ええタイミングやな!」 |
![]() |
***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
![]() |
チヨ子 「これでまだ戦える……!」 |
![]() |
海里 「どうもー!」 |
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ファントム 「どうして・・・・・寂しい・・・・・」 |


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奪って渡す。此れが得意なこと。 |
![]() |
***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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────幸せそうだ。 |
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白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
![]() |
海里 「濡羽の色もいいもんだぜ?」 |
![]() |
神父くん 「「幸せな者に不幸を、不幸な者に平穏を」 ――――足元に現れた天秤が二人を乗せる。上にいる者は下に。下にいる者は上に」 |
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神父くん 「懺悔はいつでもお聞きしますよ。」 |
![]() |
チヨ子 「ちょっと痛いだけだから~」 |
![]() |
かいぶつは、ただひたすら悶え苦しみ波打っている。 |


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奪って渡す。此れが得意なこと。 |
![]() |
白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
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「次はお前だな」 |
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ふかふかの、星屑で出来たベッドを作り出す。 |
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海里 「ええタイミングやな!」 |
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海里 「どうもー!」 |
![]() |
***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
![]() |
チヨ子 「元気いっぱいになったよ!」 |
![]() |
海里 「ええタイミングやな!」 |
![]() |
***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
![]() |
チヨ子 「これでまだ戦える……!」 |

![]() |
奪って渡す。此れが得意なこと。 |
![]() |
チヨ子 「ワルツを踊るように、くるくるってね」 |
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白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
![]() |
暮れる陽の後。 月は見えない。 |
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神父くん 「「幸せな者に不幸を、不幸な者に平穏を」 ――――足元に現れた天秤が二人を乗せる。上にいる者は下に。下にいる者は上に」 |
![]() |
神父くん 「懺悔はいつでもお聞きしますよ。」 |
![]() |
チヨ子 「ちょっと痛いだけだから~」 |
![]() |
***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
![]() |
チヨ子 「わ!えへへ、嬉しい!ありがとうね!」 |
![]() |
海里 「どうもー!」 |
![]() |
***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
![]() |
チヨ子 「わ!えへへ、嬉しい!ありがとうね!」 |
![]() |
海里 「さんきゅー!」 |


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――――歌ともつかない翅のオト。 |
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***** 「<B2> カチンッ ――時計の針が、戻る。」 |
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チヨ子 「元気いっぱいになったよ!」 |
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海里 「ええタイミングやな!」 |
| *****のカード発動! |
| ――光り輝く白い鳥の群れが飛んでいく。 かれらは飛び去った先で衝撃を撒き散らしながら弾けて消える。 |
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***** 「――こてん、と首を傾げた。」 |
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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
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ペンの先はそちらを指した。 |
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海里 「えっ、今の当たったことに……だめか?」 |
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すべてはげんじつ? |
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海里 「えっ、今の当たったことに……だめか?」 |
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ペンデュラムを揺らしては、くすくす くすくす 笑っている。 |
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チヨ子 「どうせちくっとするだけだよ?」 |
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チヨ子 「優しくするからじっとしてて欲しいな」 |
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──荒波があなたを連れていこうとする。 |
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チヨ子 「優しくするからじっとしてて欲しいな」 |
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海里 「さんきゅー!」 |


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奪って渡す。此れが得意なこと。 |
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白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
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海里 「大人しく焼かれてくれよ。な?」 |

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海里 「あれっ?」 |
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神父くん 「「幸せな者に不幸を、不幸な者に平穏を」 ――――足元に現れた天秤が二人を乗せる。上にいる者は下に。下にいる者は上に」 |
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不安も恐怖も、全て包み込んで愛しましょう。 |
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海里 「どうもー!」 |

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――――歌ともつかない翅のオト。 |
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***** 「<B2> カチンッ ――時計の針が、戻る。」 |
![]() |
チヨ子 「これでまだ戦える……!」 |
![]() |
海里 「ええタイミングやな!」 |
![]() |
白黒の星が、わざとらしく煌めいた。 |
![]() |
海里 「濡羽の色もいいもんだぜ?」 |
| 『有心海里』のカード発動! |
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はくあ 「風が強いですね…。」 |
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海里 「えっ、今の当たったことに……だめか?」 |
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* 「めでたし、めでたし」 |
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チヨ子 「当たってくれるとありがたいな~!」 |
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──もがくがいい、足掻くがいい。 |
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チヨ子 「つまんないの」 |
| チヨ子のカード発動! |
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わんう! がんばってくるんだぞ! |
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…… |



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***** 「――鍵の音がする。小さなそれが、とす、と相対する者へ刺さる。」 |
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***** 「――こてん、と首を傾げた。」 |
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海里 「どうもー!」 |
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「次はお前だな」 |
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すべてはまぼろし? |
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* 「痛いやろ?」 |
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海里 「あっ、今のナシ!ナシだって!」 |
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神父くん 「「幸せな者に不幸を、不幸な者に平穏を」 ――――足元に現れた天秤が二人を乗せる。上にいる者は下に。下にいる者は上に」 |
| 独りぼっちの神父のカード発動! |
![]() |
チヨ子 「当たってくれるとありがたいな~!」 |
![]() |
チヨ子 「つまんないの」 |
![]() |
***** 「 カチリ ――君を一瞥して、くるりと回った。」 |
| 0 1 0 0 0 0 |
1 3 0 0 1 0 |
0 0 0 0 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
2 2 0 0 0 1 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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カチン ――翅が鳴る。ゆらりゆらり、と周囲を舞った。 |

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チヨ子 「お疲れ~!今回もチヨ子達の大勝利ってとこだね!」 |

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神父くん 「貴方が末永く生き続けられますように。」 |
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海里 「あ〜よかった!すっきりしたなあ〜〜!!」 |
