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レン 「僕達の役目は食糧確保までの時間稼ぎだ。やり過ぎるなよ、すずめ! まぁ、でたとこ任せで行くとしようか」 男の周辺に木の枝や石礫が無数に浮遊する。 |

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すずめ 「斬り捨てて進みましょう」 |
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悪魔の森の奥に生えている 黒い樹と ケーブルのようなものでつながった 少女の亡骸 そう 亡骸の手足の半ばから 黒い義肢を身に着け 後ろでは 鋭利な鎌のついた 10本の蔦が蠢いている事に 目をつぶれば それはただの 樹木と少女の亡骸に 他ならない |
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セラエ 「お手柔らかにお願いするよ」 |
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バンシー 「・・・・・だれ?」 |

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ファントム 「私と一緒に、いきましょう・・・?」 |

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レン 「ろくでもない戦闘だけど……それだけに負ける訳にはいかないな」 |
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レン 「ルーシー、君は僕の近くを離れるなよ」 |
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レン 「どれほどの戦力差であろうと……今日の俺は阿修羅さえ凌駕する存在だ!」 |
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レン 「僕とすずめで、みんなを守ると決めた。この手が血塗られても僕は引き金を引く!」 |
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レン 「分の悪い賭けをするつもりはない。確実に仕留める!」 |
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黒いもやが身を包む。 |


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ファントム 「ココロの、檻・・・・・」 |
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バンシー 「な・・・ なんて目で私を見るの・・・ッ!?」 |
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レン 「よく分からないが……力を貸してくれ!」 銃の周囲に無数のフレアー現象が発生する。 |
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振るわれた刃をなぞるように、空間に走る黒い線 |

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ファントム 「私と、一緒に・・・・・」 |
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白ウサギの穴に飛び込んだ時 目の前の鏡を通り抜けた時 あるいは 白紙の海路図に導かれて海を渡った時 いつもと違う奇妙な一日が 始まる さて… |
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バンシー 「いいぃやあぁぁぁ―――ッ!!!!」 |
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レン 「……爺さんの遺産、借りるぞ! 7番因果弾装填!!」 顕現した異界の銃の呪唱紋様から空間にサイコロが振られた気がした。 |

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ファントム 「傍に、傍らに・・・・・」 |
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蔦が 絡みついてくる |
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バンシー 「いいぃやあぁぁぁ―――ッ!!!!」 |
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レン 「……爺さんの銃に力を収束させる!」 顕現した異界の銃の呪唱紋様を放ち、変形する。 |

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もし この森に迷い込んでしまっただけなら 気付かれる前に 帰るといい ここは悪魔達の住む森 気づかれてしまっては 大変だ もし 何かをしに この森に来たのなら 気を付けて 行くといい ここは悪魔の森だからね 色んなものが 潜んでいるのさ ほら そこにも… |
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この森にいる伝説の生き物は 多種多様なんだ 羽毛のあるもの ないもの 頬髭のあるもの ないもの もし捕まえる事が出来たなら 食べてみるのもオススメだ きっと 食べたことのないような 味がするだろうね でも ソイツは当たり前の方法では 捕まえられない なんてったって 伝説の生き物だからね 捕まえるのには ちょっとした小道具と心構えが必要だけど なによりも 勇気が必要なのさ さて… 捕まえるにあたり一つ 伯父さんの警告があってね 『ブージャムにだけは出くわすな』 だと ブージャムとは何かって? ブージャムは ブージャムだろ? |
| すずめのカード発動! |
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「どーぞめっしあがれ!」 |
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バンシー 「いいぃやあぁぁぁ―――ッ!!!!」 |
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レン 「――爺さんに道場でしごかれた技だ!」 構えた山刀を連続で五閃。 |
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レン 「……助かったよ。ありがとう」 |
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レン 「……助かったよ。ありがとう」 |



| 0 1 3 1 0 1 |
0 1 0 3 0 2 |
0 1 0 3 0 1 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 2 0 0 0 1 |
1 0 0 0 0 5 |
0 0 0 0 0 0 |
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ファントム 「傍に、傍らに・・・・・」 |
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蔦が 絡みついてくる |
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白ウサギの穴に飛び込んだ時 目の前の鏡を通り抜けた時 あるいは 白紙の海路図に導かれて海を渡った時 いつもと違う奇妙な一日が 始まる さて… |
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バンシー 「襲われるぅぅぅ―――ッ!!!!」 |
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レン 「正中線には急所が多い……殴られたら分かるか?」 |
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レン 「僕にこれを……うまく制御できるのか?」 無数のフレアーがさらに光を放つ。 |
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レン 「……悪いな。来世で幸せになってくれ」 |
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レン 「そうそう当たってやる訳にはいかないね」 |
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それは 中々みつからない生き物だ 捕まえるには 配慮と希望 そして フォークと指貫なんかも 当然 必要だろう |
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レン 「そうそう当たってやる訳にはいかないね」 |
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レン 「……助かったよ。ありがとう」 |
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レン 「……助かったよ。ありがとう」 |
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ファントム 「どうして・・・・・寂しい・・・・・」 |
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バンシー 「ぇ、ほんと、やめて・・・・・」 |

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伯父さんが曰く… 『伝説の生き物を捕まえた!』 そう興奮気味に語る男の姿は 直後消え失せ 二度と現れる事はなかったらしい そう… そいつこそがまさしく ブージャムだった |
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バンシー 「襲われるぅぅぅ―――ッ!!!!」 |
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レン 「正中線には急所が多い……殴られたら分かるか?」 |
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レン 「……助かったよ。ありがとう」 |
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潰 |
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レン 「そうそう当たってやる訳にはいかないね」 |
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バンシー 「こわ・・・・・ 動けなくなるおまじない、しとこ・・・」 |


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蔦が 絡みついてくる |
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バンシー 「襲われるぅぅぅ―――ッ!!!!」 |
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レン 「仕方のない応急処置という奴だ」 魔銃から治癒術式が展開される。 |
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レン 「やれやれ……僕が罠に嵌っていたら面目ないね」 |
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レン 「……悪いな。来世で幸せになってくれ」 |
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伯父さんが曰く… 『伝説の生き物を捕まえた!』 そう興奮気味に語る男の姿は 直後消え失せ 二度と現れる事はなかったらしい そう… そいつこそがまさしく ブージャムだった |
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それは 中々みつからない生き物だ 捕まえるには 配慮と希望 そして フォークと指貫なんかも 当然 必要だろう |
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バンシー 「ぇ、ほんと、やめて・・・・・」 |


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伯父さんが曰く… 『伝説の生き物を捕まえた!』 そう興奮気味に語る男の姿は 直後消え失せ 二度と現れる事はなかったらしい そう… そいつこそがまさしく ブージャムだった |
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気を付けろ 羽毛を持っているものは 噛み付き 頬髭を生やしているものは 引っ掻く |
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レン 「仕方のない応急処置という奴だ」 魔銃から治癒術式が展開される。 |
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レン 「正中線には急所が多い……殴られたら分かるか?」 |
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レン 「意外と素早いな。……次は当てるぞ!」 |
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新たに生えた蔦に 絡めとられる |
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バンシー 「ぎゃああぁぁ寄んなぁぁぁ―――ッ!!!!」 |
| 0 1 3 1 0 3 |
0 3 5 1 0 0 |
0 1 0 3 0 2 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 0 2 0 0 4 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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レン 「殲滅完了……そろそろ一之瀬邸が近いか?」 男の周辺に浮かんでいた木の枝や石礫が地面に落ちる。 |
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先へ進む |
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悪魔の森の奥に生えている 黒い樹と ケーブルのようなものでつながった 少女の亡骸 そう 斧で斬りかかったり 火で焼こうとしてきたり そんなことを する相手がいなくなったのなら それはただの 樹木と少女の亡骸に 他ならない |
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あの生き物を狩る試みは 失敗に終わった 見つからなかったのかって? ああ そうだとも ブージャムを見つけてしまった男達は 全員消え失せて 二度と見つからなかったからね |
