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ドドドドドドドド |
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くるい 「グオゴゴゴッ!!!!」 |

| 天地を覆う赤黒い幹。化物の呻き声。 女の上半身が声にならない叫びをあげて、 葉の間から覗く無数の眼球が、ぎょろりと一斉にあなたたちを捉えた。 |
| サイタマ 「やあ、元気? 放火の疑いで現行犯死刑の執行は? まだ? そう、 じゃあ焼こうか!」 |
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オーガ 「俺様に敵うとでも、思ってんのかァ?」 |

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オーガ 「俺様に敵うとでも、思ってんのかァ?」 |

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くるい 「ガアアアアッ!!!」 |




| サイタマ 「燃える燃えるよ。僕は燃える。ハザマ時間で燃える。ハザマ時間のすべてに延焼する。ハザマ時間は現実に干渉する。だからイバラシティにも延焼するよ。僕はイバラシティを燃やし尽くすよ。僕はイバラシティの全部を焼き尽くすよ。守るものが無くなれば戦う理由なんて無いよね。」 |
| 炎に包まれた少年の体躯はもうもうと生じる黒煙を吸い込み暗黒に包まれて消える。そして一瞬だけ将棋の駒が浮かび上がり、暗黒が晴れるとともに二対の下半身を持った異形が現れる。 |



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根を形作るひとがたが追いすがるように手を伸ばす。 |
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化物の攻撃は空を切った。 |
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頑丈な表皮が攻撃を弾いた。 |
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オーガ 「くるぁぁッ!!!!」 |
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オーガ 「おぉぉらあぁぁぁッ!!!!」 |
| イフリート変異種高握力型 「あらあら……■■ー■■ッ■ったら、"どなたの中"に隠れてるのでしょうか?」 |

| 千葉賢人 「狭間時間は来た。千葉賢人の名前、姿、使命を再起する。」 |
| 千葉賢人 「イバラシティが来た。世界の変換まで、より多くの罪、悪意、独善を顕にしよう。」 |
| 千葉賢人 「然り。世界平和のために。世に平穏のあらんことを。」 |
| 千葉賢人 「然り。恒久平和のために。世に平穏のあらんことを。」 |

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だんだん、と地面を叩く。 |
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勢いあまって大地が砕けた。 |
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化物の攻撃は空を切った。 |
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勢いあまって大地が砕けた。 |
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オーガ 「おぉぉらあぁぁぁッ!!!!」 |
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オーガ 「くるぁぁッ!!!!」 |
| 千葉賢人 「狭間時間は来た。千葉賢人の名前、姿、使命を再起する。」 |
| 千葉賢人 「イバラシティが来た。世界の変換まで、より多くの罪、悪意、独善を顕にしよう。」 |
| 千葉賢人 「然り。世界平和のために。世に平穏のあらんことを。」 |
| 千葉賢人 「然り。恒久平和のために。世に平穏のあらんことを。」 |
| ジャンボゼミネギ聖人 「ネッギイイイイイイイイイッッ!!!!」 |

| イフリート変異種高握力型 「■■ー■■ッ■、出ていらっしゃい。」 |
| イフリート変異種高握力型 「わたくし、人探しは得意なのです。」 |

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くるい 「ゴアッ!」 |
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化物の攻撃は空を切った。 |
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化物の攻撃は空を切った。 |
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距離感を誤った攻撃は届かなかった。 |
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勢いあまって大地が砕けた。 |
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オーガ 「くるぁぁッ!!!!」 |
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オーガ 「くるぁぁッ!!!!」 |
| 二対の下半身は暗黒の霧に包まれて消え、一瞬だけ将棋の駒が浮かび上がり、霧が晴れるとともに少年の姿が現れる。 |
| サイタマ 「世界の闇を知っている者だけが、光の本当の価値を知っているから。闇を知っているからこそ輝けるから。お金を燃やそう。ほら。明るくなったろう?」 |
| 再びその身を暗黒の霧が包み、やはり将棋の駒が浮かび上がって、暗黒は異形を形作る。 |
| ジャンボゼミネギ聖人 「ネッギイイイイイイイイイッッ!!!!」 |

| イフリート変異種高握力型 「ふふ、■■ー■■ッ■は隠れるのが本当に上手ですね。」 |
| イフリート変異種高握力型 「■■ー■■ッ■は"ここ"ですか?」 |

| イフリート変異種高握力型 「■■ー■■ッ■は"ここ"ですか?」 |

| イフリート変異種高握力型 「■■ー■■ッ■は"ここ"ですか?」 |

| イフリート変異種高握力型 「わたくし、人探しは得意なのです。」 |
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オーガ 「くそ・・・・・目が霞むぜ・・・・・」 |
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オーガ 「おういいぜ、そこでくたばってなァ・・・」 |

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くるい 「ゴアッ!」 |
| くるいのカード発動! |
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ミドリヤマ 「さぁ謳歌しようじゃないか。いつかは終わる人生を!」 |
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どくどくと樹皮が脈打つ。 |
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オーガ 「こっちも、容赦しねぇぜ・・・?」 |
| 千葉賢人 「千里の道は一歩から。歩を進めよう。着実に遂行すべし。」 |
| 千葉賢人 「山を移さば小石から。目標は定まっている。成金を果たすべし。」 |
| 千葉賢人 「千里の道は一歩から。歩を進めよう。着実に遂行すべし。」 |
| 千葉賢人 「山を移さば小石から。目標は定まっている。成金を果たすべし。」 |
| ジャンボゼミネギ聖人 「ネッギイイイイイイイイイッッ!!!!」 |

| イフリート変異種高握力型 「ふふ、■■ー■■ッ■は隠れるのが本当に上手ですね。」 |
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オーガ 「くそ・・・・・目が霞むぜ・・・・・」 |
| 2 0 0 1 0 0 |
5 0 0 0 0 0 |
3 1 0 2 0 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
5 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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くるい 「ゴガァッ!」 |
女の白い喉が、何かを嚥下するように動いた。 |
| 千葉賢人 「刻限。定量の罪は濯がれた。」 |
| 千葉賢人 「定時。規定の罰は適えられた。」 |
| 二対の下半身は暗黒の霧に包まれて消え、一瞬だけ将棋の駒が浮かび上がり、霧が晴れるとともに少年の姿が現れる。将棋の駒も異形も、姿はもう見えない。 |
| サイタマ 「焼けた焼けた。焼けてなくても焼けた。焼いてなかったかもしれない。焼けた焼けた。君たちはスピード違反だ。法を犯した。平和を乱した。イバラシティを見てみなよ。幸せがボロボロと垢のように剥がれていく。しかたないね。しかたないよね。罪を数えなよ。」 |
