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「よーぅ、また会ったな 何が癖になったのか聞きたいところだが…… 正直、俺様の声以外の感想は求めちゃいねーんだよな」 |

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「そっち側には多いだろ。子供がさ。 心が痛むんだよな。 お前さんたちみたいな小さな子供をいたぶるのはさ。……」 |

| 燃えるような緑の目が見つめる。 瞬き――その頬をよぎる何がしかの表情、しかしその形の定まるより早く槍を構える。 |

| りこ 「……」 |
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深く息を吸い込み、ゆっくりとはき出しながら意識を集中させる。 ……ぱち、ぱち、と周囲に弱い電気が発生する──。 |
| りこ 「──準備、整いました……!」 |

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黒灯兎 「俺様の敵は全員ぶっとばーっす!!!」 |

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ハルモニア 「さぁ、始まりますわよ。精々無駄死にしないことね」 |

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カードがマタル・ユイの掌に載せられる。22枚、異なる意匠のその紙片が。 |
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男の口の端に笑みが浮かんだ。ーー指先が示すのは《獣》の紙片。 |
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そうして、男の唇から、何かを呼ぶ”音”がした |
| oO(──大丈夫……わたしは、やれる……──) |
| oO(……わたしの異能が、彼の力になるのなら──) |
| りこ 「……力尽くでも、道をあけてもらいます──!」 |
| 「お前さん……そう、お前さんだな。 召喚使いだろ。 それは厄介なんだよ……」 |
| 「だからあまり怖いものを、振り回さないでくれよな」 |
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ハルモニア 「さぁさぁ、わたくしの出番ですわっ」 |


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「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
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「”私にとっては、その唇から零れ落ちるものだけが、この夜に相応しかったのに"」 |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「サポートなら任せて……!」 |
| 手のひらに書いた文字を嚥み下すふりをする。 “生命の秘薬”。宝玉の彩る神々亡き世界のことば。 |
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黒灯兎 「こいつを喰らえ!」 |
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「俺に届くとでも?」 |
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黒灯兎 「ぐぬぬ……!!」 |

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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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「”ああ サーキィ サーキィ わたしのきらきらを あなたにあげる”」 |
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「”沈む君の 手を引く”」 |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「みんな、いくよ……!」 |
「なかなか耐えるじゃあないか」 |
| りこ 「はわわ……!」 |
「すばしっこいな」 |
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ハルモニア 「この弓矢を喰らいなさい!」 |
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ハルモニア 「まぁ、いいでしょう」 |
| 槍を掴まぬ手が引き攣るように動く――ゆるやかに宙へ振り上げる、鎌首をもたげる蛇の首のようなしぐさで。 |


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「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
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夕焼けの フラッシュバック |
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「夢を、見ているのか?」 |
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黒灯兎 「ふははは!どこを見ておる!!!」 |
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「あーー!めんどくせぇ!」 |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「サポートなら任せて……!」 |
「なかなか耐えるじゃあないか」 |
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黒灯兎 「ふははは!どこを見ておる!!!」 |
「すばしっこいな」 |
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ハルモニア 「御覚悟!ですわっ」 |
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黒灯兎 「こいつを喰らえ!」 |

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「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
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「お前の過去を、見てやろう。ーーそれを人は、”占い”と呼ぶこともあるのだろう?」 |
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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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「お前の過去を、見てやろう。ーーそれを人は、”占い”と呼ぶこともあるのだろう?」 |
| クロヒトのカード発動! |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「……よし、いこう!」 |
「しぶといやつだ……」 |
| りこ 「はわわ……!」 |
「すばしっこいな」 |
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ハルモニア 「この弓矢を喰らいなさい!」 |
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黒灯兎 「こいつを喰らえ!」 |
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マタル 「?/8/ パシャン、と水の弾ける音がした」 |
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黒灯兎 「ぐぬぬ……!!」 |

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「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
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夕焼けの フラッシュバック |
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ーー夜の海の気配がする |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「みんな、いくよ……!」 |
「降参したらどうだい?」 |
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黒灯兎 「ふははは!どこを見ておる!!!」 |
「すばしっこいな」 |
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ハルモニア 「御覚悟!ですわっ」 |
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黒灯兎 「こいつを喰らえ!」 |
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マタル 「?/8/ パシャン、と水の弾ける音がした」 |
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黒灯兎 「ぐぬぬ……!!」 |
| 槍を掴まぬ手が引き攣るように動く――ゆるやかに宙へ振り上げる、鎌首をもたげる蛇の首のようなしぐさで。 |



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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
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黒灯兎 「ふははは!どこを見ておる!!!」 |
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「いけ好かねーやつ」 |
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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「みんな、いくよ……!」 |
「しぶといやつだ……」 |
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ハルモニア 「御覚悟!ですわっ」 |
| 「もう少し近くに来いよ」 |
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ハルモニア 「じっとしていてくださいまし!」 |
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ハルモニア 「まぁ、いいでしょう」 |
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ハルモニア 「まぁ、いいでしょう」 |
| 槍を掴まぬ手が引き攣るように動く――ゆるやかに宙へ振り上げる、鎌首をもたげる蛇の首のようなしぐさで。 |


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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
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指が止まる。息を細く、深く吐く。 嫉妬の色に染まる眼差しだけが、ただ爛々と輝いている |

| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「……わ、わたしだって……!」 |
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マタル 「?/8/ パシャン、と水の弾ける音がした」 |
| りこ 「……むぅ」 |
| りこ 「痛かったらごめんね……!」 |
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「俺に届くとでも?」 |
| りこ 「……むぅ」 |
「しぶといやつだ……」 |
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黒灯兎 「ふははは!どこを見ておる!!!」 |
「すばしっこいな」 |
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ハルモニア 「この弓矢を喰らいなさい!」 |
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黒灯兎 「ふははは!どこを見ておる!!!」 |
目が追う。 |


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「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
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「この夢の価値など、ーーお前たちにはわからないだろうよ」 |

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「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
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黒灯兎 「ふははは!どこを見ておる!!!」 |
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マタル 「 舌打ち。」 |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「サポートなら任せて……!」 |
「なかなか耐えるじゃあないか」 |
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黒灯兎 「ふははは!どこを見ておる!!!」 |
「すばしっこいな」 |
![]() |
ハルモニア 「この弓矢を喰らいなさい!」 |
![]() |
「俺に届くとでも?」 |
![]() |
ハルモニア 「じっとしていてくださいまし!」 |
![]() |
黒灯兎 「こいつを喰らえ!」 |
![]() |
黒灯兎 「ふははは!どこを見ておる!!!」 |
目が追う。 |

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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
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「”ああ サーキィ サーキィ わたしのきらきらを あなたにあげる”」 |
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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
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「”ああ サーキィ サーキィ わたしのきらきらを あなたにあげる”」 |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「悪く、おもわないでね──!」 |
| 俺はこっちだぜ |
| りこ 「……むぅ」 |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「……わ、わたしだって……!」 |
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マタル 「?/8/ パシャン、と水の弾ける音がした」 |
| りこ 「……むぅ」 |
| りこ 「痛かったらごめんね……!」 |
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「何様のつもりだ?」 |
| りこ 「……むぅ」 |
「しぶといヤツだな」 |
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「何様のつもりだ?」 |
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ハルモニア 「ちょこまかと小賢しいですわね!」 |
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黒灯兎 「こいつを喰らえ!」 |

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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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夕焼けの フラッシュバック |
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「なるほどなーーこれは《木蓮》と、呼ぶ」 |
| マタルのカード発動! |
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ルキア 「女教皇のカードは正位置を示す」 |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「……わ、わたしだって……!」 |
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マタル 「?/8/ パシャン、と水の弾ける音がした」 |
| りこ 「……むぅ」 |
| 「文字を、 書き足そうか」 |

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黒灯兎 「こいつを喰らえ!」 |
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黒灯兎 「こいつを喰らえ!」 |


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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
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夕焼けの フラッシュバック |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「わたしだって、やるときはやるんだから──!」 |
| りこ 「……よし」 |
「おや。こいつは困ったな」 |
| アッシュのカード発動! |
「しぶといヤツだな」 |
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黒灯兎 「こいつを喰らえ!」 |
| 声にもならない言葉が漂う――《さあ、お前に》。 |


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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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「お前の過去を、見てやろう。ーーそれを人は、”占い”と呼ぶこともあるのだろう?」 |
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「”沈む君の 手を引く”」 |
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「ーーそして、お前は地にひれ伏す」 |
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「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「わたしだって、これくらい……!」 |
「このことばもよく燃えるのさ」 |

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ハルモニア 「御覚悟!ですわっ」 |
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「俺に届くとでも?」 |
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マタル 「?/8/ パシャン、と水の弾ける音がした」 |
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マタル 「?/8/ パシャン、と水の弾ける音がした」 |
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黒灯兎 「こいつを喰らえ!」 |
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「何様のつもりだ?」 |
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黒灯兎 「ぐぬぬ……!!」 |
| ルーシーのカード発動! |
| クロヒトのカード発動! |
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黒灯兎 「お、俺様はまだやれ…きゅう…(ぐるぐる目を回している)」 |
| りこ 「──っ!」 |
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ハルモニア 「嗚呼、愚かな…だから生き急ぐなとあれほど…」 |


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男の影が、獣の姿を象って立ち上る |
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夕焼けの フラッシュバック |
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「ーーそして、お前は地にひれ伏す」 |
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「まだやれるさ」 |
| マタルのカード発動! |
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淡雪 「熱すぎたら御免なさいね」 |
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「何様のつもりだ?」 |
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マタル 「 舌打ち。」 |
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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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夕焼けの フラッシュバック |
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「何様のつもりだ?」 |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「……わ、わたしだって……!」 |
| 俺はこっちだぜ |
| りこ 「……むぅ」 |
「しぶといやつだ……」 |
| りこ 「ま、まって……こういうときは、えっと……」 |
| りこのカード発動! |
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「何様のつもりだ?」 |
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ハルモニア 「なっ…!次こそは当てますわよ」 |
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「俺に届くとでも?」 |
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マタル 「?/8/ パシャン、と水の弾ける音がした」 |
| りこ 「──っ!」 |
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ハルモニア 「嗚呼、愚かな…だから生き急ぐなとあれほど…」 |

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「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
| 宝石の魔女のカード発動! |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「わたしだって、これくらい……!」 |
| りこ 「……カード、発動します──!」 |
| りこのカード発動! |
「しぶといヤツだな」 |
| 宝石の魔女のカード発動! |
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??? 「分の悪い賭け、乗ってみるかい?」 |

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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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「”ああ サーキィ サーキィ わたしのきらきらを あなたにあげる”」 |
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ハルモニア 「わたくしに当てようなんて年季がたりませんことよ」 |
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「あーー!めんどくせぇ!」 |
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「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
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「お前の過去を、見てやろう。ーーそれを人は、”占い”と呼ぶこともあるのだろう?」 |
![]() |
「ーーそして、お前は地にひれ伏す」 |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「……わ、わたしだって……!」 |
| りこ 「痛かったらごめんね……!」 |
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「俺に届くとでも?」 |
| りこ 「……むぅ」 |
「便利なカードをもらえたもんだよ」 |
| アッシュのカード発動! |
「ぼちぼち楽しくなってきたかい」 |
| りこ 「回復……間に合って……!」 |
| りこのカード発動! |
| 掌にぼぅっと光がともり、その光が触れた傷を急速に治癒する。霊気治療《ヒーリング》である。 |
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ハルモニア 「まぁ、いいでしょう」 |
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ハルモニア 「まぁ、いいでしょう」 |
| りこ 「……これでよし、と」 |
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ハルモニア 「まぁ、いいでしょう」 |
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ハルモニア 「まぁ、いいでしょう」 |
| 宝石の魔女のカード発動! |
| りこ 「……ありがとう。 そっちもムリしないでね?」 |
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ハルモニア 「憎らしいですわ…!この肉体が活動限界さえ迎えなければ…!」 |
| りこ 「──っ!」 |


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「”さあわたしの手をとって いびつなままに踊りましょう”」 |
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夕焼けの フラッシュバック |
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「ーーそして、お前は地にひれ伏す」 |
![]() |
ーー夜の海の気配がする |
| りこ 「はわわ……!」 |
![]() |
「いけ好かねーやつ」 |
![]() |
「何にか、なんて決まってるだろ?」 |
| りこ 「…………よし」 |
| りこ 「……わ、わたしだって……!」 |
![]() |
マタル 「?/8/ パシャン、と水の弾ける音がした」 |
| りこ 「……むぅ」 |
「こいつをもう少し続けたいんだが……」 |
| りこ 「はわわ……!」 |
目が追う。 |
| りこ 「ごめんなさい……これ以上は……」 |
| 0 1 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
2 0 1 0 1 4 |
火 水 風 地 光 闇 |
0 0 1 0 0 1 |
0 0 0 0 0 0 |
0 0 0 0 0 0 |
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「何回やっても変わらねーさ。 だってこの特級宮廷託宣士サマのお告げだぜ?」 |

| 「世界影響力ってやつは、どうもアンジニティが勝ちそうだ。 不安に思うかい? 思ってるなら……お前さんたちも、もう少し強くならなきゃな」 |

息にもならないため息。 |

