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ヒイラギ 「あなた…人間じゃないわよね… 一体何者なの?」 |
| 「さて、我としては望まぬ決闘であるが…これはまた、興味深い『魂』の持ち主であるな」 |
| 「――参れ」 |
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『執心』の影から、獅子のような生物が姿を現す。 |
| 「そしてその影響度、意図して行動せぬ限りその値の維持はそうそう出来るものではなかろう。 貴様も聞いておろうが、影響度の低いものはナレハテ化が進行するという。 自身で有意に低い事は分かっていよう。何か変化はあるか、聞かせよ。 …まあ、分類の上では敵同士である故答える理由もないであろうがな」 |
| 「…あるいは既に成れ果て、後に残ったものが貴様やもしれぬが。 アンジニティ側は見ていて飽きぬ経歴の持ち主ばかりであるな…」 |
| 「…それにしても、影響度と実際の戦闘能力は必ずしも比例せぬな。 ああ、見ての通り我は大した力は持っておらぬ。勝ちはくれてやる故、適当に頼むぞ」 |


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ヒイラギ 「あまり時間を無駄にはしたくないの。接続――位相変位」 |

| 影を帯びた水が周囲をうねるように漂う。 |
| 「…自身の攻撃能力にももう少し目を向けた方がよいやもしれぬな」 |
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獅子のような生物が毛を逆立てる。 |

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ヒイラギ 「これで終わりよ」 |
| ランタンの光に呼応するように、水泡が周囲を取り囲む。 |
| 柄を二度、地面に打ち付ける。 |
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獅子のような生物から激しい光が放たれる! |

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ヒイラギ 「これで終わりよ」 |
| 影を帯びた水が周囲をうねるように漂う。 |
| 柄を二度、地面に打ち付ける。 |
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獅子のような生物は悲しそうな顔をしている。 |
| 「汝が魂、未だ導く時ではない。下がれ」 |

| 「さて、運試しと参ろうか」 |
| 『執心』のカード発動! |
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マオ 「貴様がこの島に新しくやってきたという者か? ――どれ。この島に貴様が相応しいか、魔王たるこの我が審判を下してやる」 |
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――島に広がるひまわり畑で、魔王を自称する彼女は悪戯な笑みを浮かべた。 夏は終わり、二度と還らない。 刻は残酷に流れていく。 |

| 足元で魔力を帯びた水流が渦を巻く。 |
| 相手の方向にゆっくりと手を伸ばし、か細く何かを呟く。 |
| 「……ふむ」 |

| 影を帯びた水が周囲をうねるように漂う。 |
| 最小限の手振りで従者に指図する。 |
| 魔力を帯びた水球が炸裂する。 |
| 「良く動くものだ」 |
| 「良く動くものだ」 |
| 柊のカード発動! |

| ランタンの光に呼応するように、水泡が周囲を取り囲む。 |
| 相手の方向にゆっくりと手を伸ばし、か細く何かを呟く。 |
| 「ほう……」 |

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ヒイラギ 「これで終わりよ」 |
| 足元で魔力を帯びた水流が渦を巻く。 |
| 相手の方向にゆっくりと手を伸ばし、か細く何かを呟く。 |
| 「これを戦闘中、しかも自身に用いるというのは…中々に面妖な光景であるな」 |
| 『執心』のカード発動! |
| フー 「さっさと起きな!」 |

| ランタンの炎が燃え上がる。 |
| 「どうにも、この身体には堪えるものだ」 |
| 「ふむ、見事。我の負けである。汝が魂に祝福のあらんことを。」 |
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火 水 風 地 光 闇 |
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ヒイラギ 「消えた…? 助かったみたいね…早くここを去りましょう」 |
