

| ユウタ 「不思議だね、こう何度も顔を合わせるって…」 |
| ユウタ 「聞いていいかな、どうして侵略をするの? 正直、正直だけどオレらはもう二人をどうこうしなきゃって気持ちは もう、そんなにないんだ。アダムスを見つければいいから…だから」 |

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石動 「やるしかねぇんだよな」 |
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淡い光の花々とともに。 巨大な土塊がその身体を引き摺るように歩む―― |
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≪──さっき会ったばかりの人間じゃない。懲りないこと。≫ |
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「……。」 腕を振り下ろすほうは何も発することなく、またも腕を振り下ろす。 |

| 緋染の白花 「ふふっ。さてさて、四度目の再開、は随分と早かったですね?」 |
| 緋染の白花 「さて、新たな力も得られているようですが……」 |
| 緋染の白花 「私も負けられない理由ができました故に。 全力をもってあなた方を下してみせましょう」 これまでのような余裕の表情は見せず 真っ直ぐな、穿つような視線を向けるだろう |
| ユウタ 「だから、その邪魔をするってんなら悪いけど引いてもらうよ。」 |
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石動 「うっし!」 |
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石動 「容赦なしかよ…こっちは一般人だってのに。」 |
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≪目の前の、侵略を邪魔するものを──ちゃあんと潰しておきましょう?≫ |
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≪花が踏みつけられる前にね。≫ |
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「うん。やらせない……たおす……。」 |


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「しんりゃく、する……。」 |


| ぎゅっと身構える |
| ユウタ 「こわい…」 |
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石動 「く…やべぇな」 |

| ユウタ 「くるな…」 |
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土色の腕が乱雑に、抉るように。 |


| ユウタ 「くるな…」 |
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石動 「これでどうにかできねぇかな」 |


| ユウタ 「来るなよ、危ないから…」 |
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石動 「なんとか戦況変えらんねぇかな!」 |
| ユウタ 「あ、ありがとう…」 |

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ユウタ 「やめっ…」 |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |

| ユウタ 「うっ…!」 |
| 緋染の白花 「残念ですが、そちらは予測済みですよ?」 |
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石動 「なんとか戦況変えらんねぇかな!」 |
| ユウタ 「楽になったよ」 |
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道を塞ぐものたちを振り払わんと。 |

| ユウタ 「いやだ…」 |
| 風に流されたかのように その攻撃は大きく逸れていった |
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石動 「うえ…っ、意外とあたらねぇ。」 |



| ユウタ 「はっ、は……」 |
| ユウタ 「はっ、はっ、は……(呼吸が乱れる」 |
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石動 「てい!!」 |
| ユウタ 「あ、ありがとう…」 |
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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |



| ユウタ 「はっ、はっ、は……(呼吸が乱れる」 |
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石動 「こいつはどーよ」 |
| ユウタ 「楽になったよ」 |
| ユウタ 「楽になったよ」 |

| ユウタ 「来るなよ、危ないから…」 |
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「……、……」 なにもされていない。ならば、土塊は何もしない。 |
| ユウタ 「あっ!」 |
| 突如、力を失ったかのように その攻撃は届かなかった |
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石動 「うえ…っ、意外とあたらねぇ。」 |

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「…………じゃま……いらない…………、とりもど す…………」 |
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「……どうして……、はやくどく……どいて……。」 |
| ユウタ 「いずる?…いずる!!」 |
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石動 「くそ…、やべーな」 |

| ユウタ 「はっ、はっ、は……(呼吸が乱れる」 |
| ユウタ 「あっ!」 |
| 石動のカード発動! |
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石動 「うえ…っ、意外とあたらねぇ。」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
| 風に流されたかのように その攻撃は大きく逸れていった |
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石動 「うえ…っ、意外とあたらねぇ。」 |
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がむしゃらに腕のようなものを振るう。 |

| ユウタ 「はっ、はっ、は……(呼吸が乱れる」 |
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ユウタ 「!」 |
| ユウタのカード発動! |
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石動 「サンキュ」 |
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石動 「なんとか隙きみっけらんねぇかな」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
| ユウタ 「あ、ありがとう…」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
| ユウタ 「あ、ありがとう…」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |

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「…………じゃま……いらない…………、とりもど す…………」 |
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ユウタ 「…っ!」 |
| ユウタ 「あっ!」 |
| 青ざめた顔で膝をつく、ポケットからカードが落ちて |
| ユウタのカード発動! |
| ユウタ 「いやだ、死にたくない…」 |
| ユウタ 「いやだ、死にたくない…」 |
| ユウタ 「あっ……だめだ、力がはいらない…ごめん」 |
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石動 「くそ…、やべーな」 |

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石動 「なんとか隙きみっけらんねぇかな」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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道を塞ぐものたちを振り払わんと。 |

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石動 「なんとか戦況変えらんねぇかな!」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
| 土塊と黄花のカード発動! |
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カードから零れる、藤の花と土の香り── |
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「──……を、実りを……、もう一度……。 ただ──…… ……っ!」 |
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カードから太い根が飛び出す! |
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「……ああ、…………――――」 声にならぬ音を発する。 |
| 緋染の白花のカード発動! |
誰かの思い出。 |


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石動 「うえ…っ、意外とあたらねぇ。」 |
| 石動のカード発動! |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「小手調べ…なんつってる余裕はねぇな」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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土塊の背後から影が飛び出── |
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──にまりと笑う花の魔物が、相手の懐に飛び掛かる! |

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「…………じゃま……いらない…………、とりもど す…………」 |
| 石動のカード発動! |
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狸 「ふぅー↑↑」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「ちょいやばい?」 |
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石動 「わりぃ、ユウタ」 |
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0 0 0 0 9 0 |
火 水 風 地 光 闇 |
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0 0 0 0 0 0 |
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「つぎ……。じゃます…………つぶ、す…………。」 |
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≪そうね、そう。その調子でいいのよ。≫ |
| 緋染の白花 「ふふっ、此度はこちらの勝ち、ですね」 |
| 緋染の白花 「どうやら随分とご縁もあるようですし、またお会いしましょう? それでは、失礼いたしますね」 笑みを浮かべつつも油断なく立ち去っていくだろう 後に残された魔術の残滓――花弁や蔦草は瞬く間に朽ちていった |
