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赤い花。幽玄狐の影。女は巫虚鈴鳴らし、歌謳う。 |

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玉護 「…やぁ。よろしくね。」 |

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座敷童子 「なんだ?押し入り強盗か?」 |

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座敷童子 「なんだ?押し入り強盗か?」 |



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「これかい?…ハイイログマ体操。」 |

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きこしめせ。 |

| 狐疑 「 そなたの未来(さき)を、告げよう。」 |
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座敷童子 「セキョムはねぇけどオイラがいるぞ?」 |
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座敷童子 「何で盗みしてんだ?話くらいは聞いてやるぞ?」 |

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「これかい?…ハイイログマ体操。」 |

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きこしめせ。 |

| 狐疑 「逢ふ事も なみだに浮かぶ 我が身には 死なぬ薬も 何にかはせむ」 |

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玉護 「やぁ。嬉しいなぁ。」 |
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玉護 「やぁ。嬉しいなぁ。」 |
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玉護 「礼をするよ。何度でもさ。」 |
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玉護 「アリガト。…心配性めっ。」 |
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玉護 「アリガト。…心配性めっ。」 |
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玉護 「やぁ。嬉しいなぁ。」 |
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座敷童子 「セキョムはねぇけどオイラがいるぞ?」 |
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座敷童子 「セキョムはねぇけどオイラがいるぞ?」 |

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きこしめせ。 |

| 狐疑 「みけつのカミの、本領発揮じゃ。」 |
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座敷童子 「何で盗みしてんだ?話くらいは聞いてやるぞ?」 |
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座敷童子 「何で盗みしてんだ?話くらいは聞いてやるぞ?」 |
| 狐疑 「くっ……。」 |


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きこしめせ。 |

| 狐疑 「為すべきことを為すための力を、そなたに。」 |

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座敷童子 「逃げ腰か?オイラのパワーに大号泣か?」 |
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座敷童子 「セキョムはねぇけどオイラがいるぞ?」 |

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「…さぁ。山査子のハナシを咲かそうか。」 |

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きこしめせ。 |

| 狐疑 「 そなたを呑む、大水となろう。」 |

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座敷童子 「安心安全だぞ。」 |


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(チリンチリン―) |
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(チリンチリン―) |
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きこしめせ。 |

| 狐疑 「為すべきことを為すための力を、そなたに。」 |

| 狐疑 「くっ……。」 |
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座敷童子 「安心安全だぞ。」 |

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秋墳に鬼は唱う 鮑家の詩 聴くを愛する時なるべし 『秋墳鬼唱鮑家詩』 『愛聴秋墳鬼唱時』 |

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きこしめせ。 |

| 狐疑 「 そなたを呑む、大水となろう。」 |

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狐疑 「……恨んでおくれ。」 |
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座敷童子 「安心安全だぞ。」 |
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座敷童子 「安心安全だぞ。」 |

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『あめなる花をほしと云い この世の星を花という。』 |

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玉護 「『魂 返るとき 關塞黒し』」 |
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玉護 「『サヨナラの挨拶』はいるかい?」 |
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きこしめせ。 |

| 狐疑 「為すべきことを為すための力を、そなたに。」 |

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きこしめせ。 |

| 狐疑 「伽藍よ、我が威となれ。」 |
| 狐疑 「 そなたを呑む、大水となろう。」 |

| 狐疑 「お見事。」 |
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座敷童子 「安心安全だぞ。」 |
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座敷童子 「安心安全だぞ。」 |
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座敷童子 「押し入りすぎだよこりゃー!!」 |
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座敷童子 「押し入りすぎだよこりゃー!!」 |
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0 2 0 2 0 1 |
火 水 風 地 光 闇 |
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狐疑 「……。」 |
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玉護 「未だ東風の桃柳に到るを許さず 山茶先ず窓に近き枝に発く 『未許東風到桃柳』 『山茶先發近窗枝』」 |
